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第十五話:『フランスもどき』

アナセントル教会の地下室


そこはダークナイツの本部となっていた


匿名Kがそこへ行った時すでに数人集まっていた


「遅かったな匿名K」


「ごめんごめん墓参り行っててな」


喋りかけてきたのは御三家の一柱である荒崎家の次期当主、荒崎 匠だった


他にも16歳にして天冥寺家の当主となった天冥寺 圭、ラグナロク家次期当主トリアス・ラグナロク


その他にも数人のメンバーが集まっていた


匿名Kは驚いて言う


「御三家当主に次期当主が二人、これは豪華なメンバーが集まったな」


後ろの高そうなモニターが光る


「集まってくれてありがとう」


「こんな豪華メンバーで何をやろうって言うんだ」


「ここにいる君たちで新しい諜報班第4部隊を作る」


皆が驚く


「君たちには主に集団Pとヘブライ派の調査、殲滅をお願いしたい」


圭が言う


「ついにヘブライ達に近づくんですね」


「あぁ、そして諜報班第4部隊のリーダーを匿名Kとすると」


30代ぐらいの男が聞く


「なぜ彼なんですか?ここには御三家の人だっている」


モニターの男は答える


「彼は特別な力を持っている、良いよねみんな」


匠は言う


「俺は良いと思うぜ」


みんな首を縦に振る


「じゃあ決まりだね、解散」


皆がゾロゾロ帰って行く


「あ、匿名K、君は残っててくれ」


皆が帰った後、部屋に若々しい男性が入ってきた


「ボンジュール、Mr.K」


「今は夜だろ、てか誰だあんた」


「おっと、失礼挨拶が遅れたね、私はさっきまで君たちとモニターで話していたダークナイツのトップだよ」


匿名Kは驚く


「まさかトップがこんなに若いとはね、ダークナイツって若い奴多いな、なんのようだ」


「単刀直入に言うと君の過去について知りたい、君の力には何か凄いものがある」


「過去、ですか」


「まぁ、すぐに言ってもらわなくても構わない、心の準備があるからな、その前に集団Pの殲滅の方が先だね、頼むよリーダー」


「もろちんよ、任せな、」


「メルシー、そうだ今度我が家に招待しよう、フレンチをご馳走するよ」


「まじか、こりゃ頑張らないとな、じゃあ俺は帰るぞ」


「あぁ、わざわざ呼んでしまってすまなかった、ではボンヌ・ソワレー良い夜を」

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