表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
47/137

チート能力の限界

~15年前 王都~

フレッド「国王!これはどうゆうつもりか!」

国王「何をそんなに怒るフレッド。」

大臣「そうだ、いつものお前らしくないじゃないか。」

フレッドは相当な怒りを顕にし、バイラズ帝国陥落作戦の中止を提示した。


フレッド「あなた達はバイラズ帝国の戦力を甘く見すぎです!」

フレッド「あんなわけもわからないチート能力とやららを持った50人とS級冒険者で、

どうにかできるような相手じゃないです!」

国王「お前もチート能力の威力を見ただろう。あれだけの力を持っているものが50人も

いるのだぞ。どこに負ける要素がある。」

大臣「そうだ。そもそも今回S級を借り出したのもお前達がS級を出し渋った結果だ。」


フレッド「そうやって、過去何度同じ事をやってきたんですか!」

フレッド「私の知る中でこの様な作戦はもう100回は実施されています!」

フレッド「その100回はすべて失敗に終わり、どれだけの人が死んだか!」

国王「黙れフレッド!我々はあのバイラズ帝国をなんとしてでも潰さなければならないのだ。」

国王「それを邪魔するというのならいくらお前でも容赦せんぞ!」

国王の言葉で兵士が槍を向ける。


フレッド「それは、あの国に勇者がいるからですか・・・。」

国王「ふん、あんなのは勇者でもなんでもない。あれはただの怪物だ。」

国王「生きているだけで目障りなのだよ。アイツラは。」

国王の言葉にフレッドは怒りをぶつける。


フレッド「それが・・・世界を救った者に対する仕打ちですか!」

国王「ふん、我々のために戦ってくれればそれで良いのだよ。」

国王「用が済んだら勇者という存在は邪魔者になるだけだ。」

フレッド「それで、わざわざ消すために異世界から人を呼び寄せるんですか・・・。」

フレッド「彼らはあなた達の命令に従う道具じゃない!」

国王「ふん、うるさい。奴等もいわゆるチート能力を手に入れて湧き上がっている

ではないか。」

国王「莫大な富と名声、そして女を与えてやれば何でもやってくれる便利な奴等よ。」

フレッド「(この国王・・・。狂ってやがる・・・。)」

国王「フレッド、お前はもう良い。さっさとここから出ていくが良い。」

その後フレッドは城を追放されてしまい、そのままエルダへの強制帰還を命じられてしまった。


~現実~

ここまでの話を聞いた雅一は王都上層部の行動に驚愕する。

雅一「まさか・・・そんな事が・・・。」

元正「あぁ、私は廊下から部屋の中を少し覗いて話を聞いていたんだが・・・。」

雅一「ということは、元勇者を殺す為にわざわざ日本から!?」

元正「王都の目的はおそらくそう。だけど、どうしてそうゆう事になったかまでは・・・。」

雅一「・・・。」

雅一はあまりの衝撃的な事実に今でも現実味がわかなかった。


雅一「にわかには信じられないな・・・。」

雅一「だとすると、バイラズ帝国がやろうとしているのは王都への宣戦布告・・・。」

すると雅一はあることを元正に聞いた。


雅一「そうだ、その王が言ってた勇者。名前は言ってたか?」

元正「な、名前・・・。いや、勇者としか・・・。」

雅一「そうか・・・。」

雅一「とにかく、その勇者に会えば・・・。」

元正「それができているのなら、今頃俺達が召喚される事もなかっただろう・・・。」

すると元正はその後に置きた惨劇の内容を話し始めた。


~今から15年前 バイラズ帝国総攻撃作戦時~

元正(現)「俺は先行でバイラズ帝国の国境沿いに向かった人達が心配で

様子を見に行ったんだ。」


【バイラズ帝国国境沿い】

ハグラ「なんだ、急にぞろぞろと・・・。」

ファルン「あぁ、まさかまたなの?」

元正(現)「国境沿いでは、4人の人物が目の前に立っていたんだ。」

元正はその4人の特徴を話した瞬間、その名前に聞き覚えがあった。

雅一「バイラズ帝国軍最高幹部達・・・。」


フローエル「50人ほどはいるね。しかもS級までわざわざ連れてきてる。」

豪儼(ごうけん)「息を吹きかければ飛ぶような連中だ。」

元正(現)「たった4人を相手にチート能力を持った50人の日本人は正直調子に乗ってた。」


男性A「何だよ、聞いてた話と違うじゃねぇか。」

女性B「全く、たった4人なんて。飛んだ拍子抜けね。」

男性C「チート能力者50人とS級冒険者の組み合わせに勝てるわけ無いだろ?」

50名の召喚された日本人はほぼ全員がこぞって4人の事を完全に舐め腐っていた。

その様子に当時のS級冒険者はかなりの不安が流れ込んでいた。


S級冒険者A「おい、あいつら相手が誰かわかってないんじゃ・・・。」

S級冒険者B「チート能力って奴本当に使い物になるのか?」

S級冒険者C「でも、あんただけは彼らの事ナメないんだね。」

S級の一人が指摘したのはレイルの師匠でもある玄弥だった。


玄弥「チート能力というのはよくわからないが、あの4人は強い事だけはわかる。」

玄弥「武人たるもの、強者とは己の力でぶつかりたいものだ。」

レイル「玄弥・・・。頼むから無茶だけしないで。アイツラの強さは底しれないから。」

玄弥「無論・・・。」


そしてついにチート能力者50人と最高幹部4人との戦いが始まった。

先制攻撃をしかけたのはチート能力「言霊完全具現化」能力を持った男だった。


男性N「5秒で即死させてやるよ。【潰れろ!】」

男性Nが発した言葉で最高幹部4人はそのまま地面の下に一瞬で姿が消えてしまった。

その地面には底が見えないほどの穴が空いている。


男性N「俺が叫んだ言葉はその言葉通りの能力を発揮する。」

男性N「耳が聞こえなくても、どれだけ遠くにいても標的を一撃で沈められる!」

男性Nの能力であっけなく勝負が付いたと思い、玄弥を除く50人が全員笑いこけていた。

しかし、事態は急展開を迎える。


フローエル「いやぁ、びっくりしたねぇ。突然地面の下に落とされるんだから。」

男性N「は?」

豪儼(ごうけん)「確かに能力自体は本物らしいが・・・。これで潰れるのか?」

ファルン「どうだろ。誰も潰れないんじゃない?」

ハグラ「軽すぎる。はっきり言って、無意味。」

次の瞬間、穴からフローエルが空を飛んで無傷の状態で帰ってきたのだ。

その様子を見た男性Nは少し戸惑った。


男性N「(なんで、無傷なんだ?おかしい、うまく避けたのか?)」

穴からは軽々と残りの3人も無傷で出てきた。

次に女性の一人が【完全消滅】という能力を発動させ、ハグラ達に直撃させる。

ハグラ達の後ろにあった木々や岩は原型が残らないほどまでにきれいに消えていたが、

ハグラ達はまたしても無傷だった。


女性K「はぁ!?ちょっとどうゆうことなの!」

男性A「だったら、一斉に攻撃だ!流石に50人全員のチート能力には耐えられまい!」

玄弥以外の49人は一斉攻撃を4人に与え続けた。

チート能力の中には【レベル無限】【威力無限】【無限重力】【無限吸収】

【完全上位互換コピー】【ステータス9999】等、ありとあらゆるチート能力が存在していた。


玄弥「なんという攻撃の応酬・・・。」

レイル「これじゃあまるで・・・。」

S級冒険者C「集団リンチだ・・・。」

少し後方で見ていたS級冒険者とレイルと玄弥はその攻撃量に立ち尽くす。


攻撃の応酬は数分間に続き、4人の姿が完全に見えなくなった。

男性B「流石にこれでくたばるだろ。」

女性X「でも、これで約束の報酬は私達のものね。」

完全勝利を確実にしていたチート能力者達だったが・・・。


ハグラ「これがチート能力?本当にただの見せかけの力だな。」

ファルン「ほんと、こんな低俗な力で勝ち誇るとか馬鹿みたい。」

フローエル「ねぇ、そろそろこんな頭悪い奴等の相手するの飽きたんだけど。」

豪儼(ごうけん)「じゃあ、そろそろ始めるか。」

煙を豪儼(ごうけん)が振り払うと、そこにはまたしても

無傷で立っていた最高幹部の姿があった。


そして、ついに最高幹部達が動き出す。

豪儼(ごうけん)「さぁ、処刑の時間だ・・・。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ