温泉旅行と最高の料理人
厄災ブロストキング戦を終えた雅一達は、傷と疲れを癒やすために温泉郷へと転移してきた。
雅一「おぉ、すごい・・・。」
ラフェスタ「ここが、温泉郷・・・。」
メル「皆さん、こっちですよ。ついてきてねー。」
メルの誘導で温泉街を歩いていくと、目的の温泉宿に到着した。
レイラ「なかなか立派な佇まいしてるじゃない。」
雅一「元いた世界でもこんな立派な和風旅館あったなぁ。」
メル「この宿は冒険者ギルドが管轄していてね、冒険者やその仲間は全員入り放題なの、
ここで思いっきり鋭気を養って次の冒険に備えてね。」
レッド「おっしゃ、じゃあ、早速温泉行こうぜ!」
雷閑「待ってくれ、そう急がないでも温泉は逃げないって。」
雅一「元気だなぁ」
ラフェスタ「でも、あんなに大ダメージ食らっておいてそんなに動き回ったら・・・。」
するとレッドの体に激痛が走る。
レッド「!!」
レッド「あ・・・・が・・・・。」
ラフェスタ「ほら、言わんこっちゃない・・・。」
荷物を部屋においた後、男女二手に分かれて悲願の温泉へと向かった。
~浴場:女湯~
ラフェスタ「うわぁ、すっごーい!」
レイラ「素敵なお風呂ね。」
ペイセル「メルさん、たしかこの温泉って男女だけじゃなくて、混浴もあったよね。」
メル「フフフ、よくぞ気づいたねペイセルちゃん!」
メル「実はこの温泉郷にはある目標があってね、【種族、性別、みんなが別け隔てなく楽しく
温泉に入れること】というのがこの温泉郷の目標なんだ。」
メル「でも今回は混浴エリアは今改装工事中でね。混浴専用の温泉なんかもあるんだよ。」
ラフェスタ「なんかすごく気になるけど・・・。男の人に裸を見られるのは・・・。」
メル「混浴エリアでは専用の服が用意されてるから男女ともにそれを着ることになってるから
安心して。」
メル「あわよくばいい男性がいたら・・・フフフ。」
ラフェスタ「(メルさん楽しそうだなー・・・。)」
メル「さて、温泉楽しむわよ!」
レイラ「めっちゃテンション高い・・・。」
~浴場:男湯~
レッド「畜生・・・混浴が工事中かよ・・・。」
雅一「別に混浴だからって言って裸見られるわけじゃないでしょ・・・。」
レッド「それはそうだけど・・・せっかく一緒に戦っている中なのに、なんという残念感。」
雅一「この中でショック受けてるの、多分お前だけだぞ・・・。」
雷閑「しかし、体の隅々にまでしみますなぁ・・・。」
雅一「確かに、入る前よりも足が軽い感じもする。」
レッド「これだけいい湯が使い放題というのも、またええよなぁ。」
雷閑「ふぅ、いい湯だ。心の底から癒やされる・・・。」
レッド「なぁ雅一、少し聞いていいか?」
雅一「ん?なんだ?」
レッド「レイラ、ラフェスタ、ペイセルの3人なら、誰が好みだ?」
雅一「いきなり何を言い出すんだ・・・。」
レッド「何って、決まってるだろ。俺達のパーティ。中々可愛い女の子集まってるよな。
だから、一人ぐらい好みがいるんじゃないかな~ってさ。」
雅一「な、なんやねん・・・それ・・・。」
レッド「だめなのか?」
雅一「駄目ではないけど・・・なんもないぞ?」
レッド「えぇ、雷閑はどうなんだ?やっぱりレイラなのか?」
雷閑「確かに、お嬢様の警備をするのが私の役目。レイラお嬢様は可憐で美しい人ではあるが、
恋愛という事になれば話は変わる。私も特にそのような感情は今のところはない。」
レッド「あああぁ、マジかぁ・・・。」
雅一「レッドはあるのか?そうゆう話題を振ってきたんだから。」
レッド「俺的には・・・ペイセルとか良いかな。あの大人しめな現役魔法少女は中々だぞ。」
雅一「はぁ、全く、とにかく長湯はのぼせるから俺は先に出るぞ。」
雅一は湯から出ようと立ち上がると・・・。
雷閑「雅一、いつの間に歩けるようになったんだ?」
レッド「本当だ、何も問題ないのか?」
雅一「あ、本当だ、立てるし歩けるぞ。すごいなここの温泉の効能。」
雅一「これはみんなに知らせないとね。」
~浴場:女湯~
メル「はぁ~、気持ちいい~。」
レイラ「久しぶりだわ、こんなに広い浴場で入浴するのは。」
ラフェスタ「温泉って初めてだから新鮮。」
メル「そういえば、猫族ってお風呂入るの?」
ラフェスタ「基本は水浴びぐらい。だからお風呂っていうのがそもそも初めてで。」
ペイセル「ふぅ・・・。傷と疲れが癒えてゆく。」
メル「これからもっと強い敵とも戦うことになるからしっかり英気を養ってね。」
レイラ「激しい戦闘だったからねぇ・・・。今はちゃんと休みたいよ。」
ペイセル「この戦い、終わったらまた温泉入りに来たいね。」
ラフェスタ「私も、今度は親とも一緒に来たい。」
温泉を満喫した雅一達、雅一が自力で歩けるようになった姿をみて、みんな驚きを隠せなかった。
ラフェスタ「本当にすごい効果ね。」
メル「ふふん、そうでしょう。みんなの傷や疲れもかなり取れてるはずよ。」
ペイセル「確かに、体軽い。」
雅一「でも、まだ完全に歩けるようになるにはリハビリもしないとだから、
まだ少し時間かかると思う。」
レイラ「はぁ、なんか温泉でリラックス出来たから一気にお腹が空いてきちゃった。」
メル「じゃあ、みんなで食事にしましょ。」
そう言うと雅一達は旅館の食事処へと移動する。
すると、テーブルの前には豪華な食事がすでに用意されていた。
~食堂~
ラフェスタ「お、美味しそう・・・。」
レッド「なんだ?見たことない料理がいっぱいだ・・・。」
メル「さぁ、みんな美味しいもの食べて次の活力にしてね。」
みんなは豪華な食事を堪能し始めた。しかし、雅一はなぜか手をつけていない。
ペイセル「雅一、食べないの?」
雅一「あ、いや・・・どうも親近感が湧くと思ったら・・・
うちの世界でも食べたことのある懐石料理ってやつじゃないか?」
メル「あら、この料理にそんな名前があったのね。知らなかったわ。」
雅一「味も懐かしい味・・・というか、なんだろう安心する。」
???「やはり、現地の人には違いがわかるようですな。」
そこに現れたのは料理長。雅一達の話を聞いて食堂まで降りてきた。
メル「あ、料理長さん。今日はありがとうね。」
料理長「メルさん、まさか本当に連れてくるとは思わないですよ。」
ラフェスタ「メルさん、この人って?」
料理長「あ、申し遅れました。私、石叉元正でここで料理長をしてます。」
雅一「石叉元正!?」
ラフェスタ「どうしたの?雅一、いきなり大きい声だして・・・。」
雅一「あ、すまん・・・。」
元正「やはりあなたも私と同じ出身の人ですか。」
雷閑「なんだ?雅一の知り合いなのか?」
雅一「元正はうちの世界じゃあ知らない人はいないという程超有名料理人なんだよ。」
雅一「でも確か数年前に突如として行方不明になって・・・。」
元正「えぇ、私も最初は驚きました。まさか、終電の電車に乗って乗り過ごしたら、
この世界に来ていたんですから。」
ラフェスタ「えっと、元正さんはこの世界に来てどれくらい経つの?」
元正「もう5年間は過ごしてるかな。その間にだいぶ染まったけどね。」
元正「さて、メルからは話は聞いてる。君たちはあのバイラズに乗り込むんだね。」
レッド「まぁ、その通りだけど、しばらくここで休む予定だよ。」
レッド「あまりにも災害との戦いで消耗したからな。」
元正「まぁ、ゆっくり休みな。」
元正「それで、君達はここから次はどこへ向かう気なんだ?」
雅一「えっと、アクアペルムへ向かってそこからS級のいる場所まで。」
そういうと元正はあることをお願いする。
元正「アクアペルムへ向かうならちょっと調べてほしい事があるんだが。良いだろうか?」
すると元正は雅一達にその内容を伝え始める。




