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史上最強の種族、登場

雅一達の眼の前に現れた二人の人物は雅一達の慎重よりも遥かに大きい謎の二人だった。


雅一「な・・・なんだ・・・こいつら・・・。」

雅一「(でけぇ・・・。片方は大きい羽に尻尾から炎が出てる。)」

雅一「(もう一人はなんだ?大きな背びれに尻尾、何なんだこの人達は。)」

雅一「お、おい、この二人は一体・・・。」

雅一が目の前に現れた人物達を仲間に聞こうとした時、仲間達の表情が驚きのあまりに

固まっていた。


ラフェスタ「そ・・・そんな馬鹿な事が・・・。」

レッド「っ・・・。」

レイラ「まさか、伝説は・・・本当だったの・・・。」

雅一「お、おい、どうしたんだよ。みんなして・・・。」


謎の男性「なるほど、お前が例の異邦人だな。」

謎の女性「この世界に置いて、私達の存在を知らないものなんているはずないからね。」


するとビクト氏が口を開け、二人の事を説明し始めた。

ビクト「雅一と行ったか。お主。あの二人はこの世界における伝説の種族じゃ。」

雅一「で、伝説の種族?」

ビクト「ワシも古い文献でしか見たことがないのじゃが・・・。」

謎の男性「そうだな。初対面もいるわけだし、自己紹介といこうじゃないか。」

ハグラ「俺はバレッド・ハグラ。怪獣族の末裔さ。」

ファルン「私はラウダ・ファルン。リブル族の末裔よ。」

雅一「バレッド・ハグラにラウダ・ファルン・・・。この二人がどうして

伝説の種族なんだ?」

フレッド「怪獣族とリブル族はかつて、この世界を支配し、

圧倒的な強さで全世界の頂点に君臨していたんだ・・・。」

フレッド「それが今から・・・数億年も前の話らしい。」

その言葉を聞いた瞬間、雅一は意味がわからずに理解できなかった。


雅一「は?数億前?そんな馬鹿な話あるか。だってその時代って恐竜全盛期の時代だろ?」

雷閑「しかし、最近の研究で、この2つの種族は数万年前に絶滅したと・・・。」

雅一「絶滅した種族がなんで目の前にいるんだよ・・・。」

ビクト「それは知らぬが・・・。彼らは最後の生き残りだと思うぞ。」

ビクト「それに、彼らは一般人からは認知されない特殊結界を自ら張り、

溢れ出るオーラを隠していたんじゃ。」


初めて見るファルンの姿を見たペイセルはファルンにあることを質問した。

ペイセル「ふ・・・ファルンさん!」

ファルン「ん?」

ペイセル「あなたは私の師匠であるビクト師匠の師匠だと聞きました!」

ペイセル「それは・・・本当なのですか!」

ペイセルの質問に少し沈黙した後、ファルンは答えを出した。


ファルン「えぇ、そうよ。彼に魔法を教えたのは私。」

ファルン「でも教えた時はこうして対面ではなく、推奨越しにおける声だけだったけどね。」

ファルン「でも、驚いたよ。ビクトの年齢はもう100歳を超えてて、

今では師匠と呼ばれるようになっているとはね。」


ビクト「私もその声を聞いたのは90年ぶりじゃ・・・。」

ビクト「じゃからわからんのだ。なぜお前さんほどの力を持った者がバイラズ帝国の

陰謀に加担するのか・・・。」


ビクトとファルンの関係性がわかった事に周囲は驚きを隠せなかった。

レイラ「あの魔法界の巨匠の師匠が・・・リブル族の・・・。」

レッド「しかも・・・バイラズ帝国軍最高幹部じゃねぇか・・・。」

雅一達の眼の前に現れた最高幹部の存在に雅一達は度肝を抜かれてしまう。

ファルンは少し頭を抱えて、ビクトの質問にどう答えるか悩んでいた。


ファルン「全く、困るような質問しないでくれよ。ビクト。」

ファルン「私は正直言って、この世界にそんな思入れもないしね。」

ビクト「なっ!」

ファルン「そんな深い理由なんてないわよ。ハグラも実際そうだし。」

ハグラ「俺は単純にブラッドに付いてきただけだがな。」


レッド「それで、最強の種族がここに一体何の用だ?」

ハグラ「そんなのただの偵察さ。」

レッド「て、偵察?」

ファルン「我々に挑もうとする命知らずがどういう者か、

ハグラがどうしても見たいって言ってね。」

ハグラ「何いってんだ、お前も少し楽しみにしてただろ。」

ラフェスタ「バイラズ帝国・・・。私の故郷を奪ったあの国の肩を持つのか。」

ラフェスタからはバイラズ帝国に対する怒りが湧き上がってくる。

そんな中、二人はレイルに気がついた。


ハグラ「お前、元S級冒険者のレイルか。」

レイル「まさか、私のこと覚えていたなんて思わなかったわ。」

レイラ「レイルって、元S級だったの!?」

ハグラ「あぁ、そうさ。あれは今から15年も前か?」

ハグラ「お前と初めて出会ったのは、この世界に連れてこられた哀れな異邦人と

だったか。」

その言葉を聞いたレイルの表情が一気に代わり、激昂状態に変わった。


レイル「私だって・・・忘れるはずないっ!あんた達が私から大切なものを

すべて奪い去ったあの日の事!」

ハグラ「あれは俺達に対し喧嘩をふっかけてきたのが悪い。」

ハグラ「それに、あの時お前の師匠であった異邦人はこう言ってたな。」

ハグラ「「大丈夫、俺はチートスキル【魔力無限供給と一撃必殺スキル】を持っている

俺の手にかかればすべての敵はワンパンで倒せるんだから。」だっけな。」


ハグラ「レイルが今持ってるその2つの双剣も見覚えがあるぞ。」

ハグラ「それはあのチートとかいう存在しない力に

すがった哀れな馬鹿な異邦人の異物だな。」

そう言った瞬間、レイルは激昂し、ハグラに襲いかかった。

レイル「ハグラァァァァァ!!」

すぐにフレッドが止めに入ったがすでに時遅しで、レイルの目は完全に

殺意の目に変わっていた。


レイル「師匠の事を!馬鹿にするなぁぁぁぁぁ!!」

元S級の力はやはり凄まじく、スピード、威力が桁違いであった。しかし・・・。

ハグラ「お前の慕った異邦人も、数百年にわたって自称チート持ちの異邦人を

送り続けてきた王都の連中も、みんな救いようのない馬鹿共だ。」


ハグラは尻尾を思いっきり振り、高速移動するレイルに直撃させた。

レイル「グハッ!」

レイルは勢いよくふっとばされてしまい、その威力と破壊力に一同は騒然とする。

ハグラ「ふん、所詮はこの程度か。」

雅一「元S級が・・・一撃で・・・。」

ペイセル「な、何・・・あの威力・・・。」


フレッド「レイル!」

フレッドは急いでレイルの元へと駆け寄った。

流石に挑発しすぎたハグラにファルンは注意をした。

ファルン「ちょっと、偵察だけなのに挑発してどうするのよ。」

ハグラ「悪い。少し悪乗りが過ぎた。」

そしてハグラは雅一達に警告する。


ハグラ「良いか、異邦人と猫の小娘とその仲間達。」

ハグラ「これが今お前達が倒そうとしている相手の力だ。」

ハグラ「以下にお前達が愚かで浅はかな事をしようとしているのかよく考えるんだな。」

ファルン「ま、そうゆうことね。S級でもないあなた達ではすぐに死ぬわ。」

しかし、その言葉に反旗を翻したのがラフェスタだった。


ラフェスタ「ふざけないで・・・。」

ラフェスタ「私はあなた達バイラズ帝国によって故郷を失ったの・・・。」

ラフェスタ「故郷だけじゃない、大切な家族も、親友も・・・。」

ラフェスタ「私だけじゃない。多くの人々があなた達に手によって大切なものを奪われた。」

ラフェスタ「S級じゃなくても関係ない!私は、あなた達を絶対に倒す!」

ラフェスタの真っ直ぐな視線と熱意に二人は少し感銘を受けた。


ハグラ「ま、精々あがいてみることだな。俺はお前達のその決意は嫌いじゃあない。」

ファルン「さて、私達はそろそろお暇させてもらいましょうか。」

ラフェスタ「ま、待てっ!」

ラフェスタがすぐに後を追うが、二人はすぐにその場から消えてしまった。


一方空間移動中にハグラとファルンは今回の偵察における内容を話していた。

ファルン「それでどうだった?実際に見てみて。」

ハグラ「あの異邦人と猫の小娘は少し気になるな。今までのアホの連中よりはマシだ。」

ファルン「へぇ、そんな評価するなんて珍しいじゃん。」

ハグラ「あの二人とまた会えるのが少し楽しみになってきたな。」

ファルン「ふふ、そうね。」

こうしてハグラとファルンは空間を移動し、バイラズ帝国へと帰還したのだった。

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