伝説の種族ついに現る!
???「へぇ、見た感じただの素人集団みたいだな。今でもこいつらがブロストキングを
倒したということが信じられんな。」
???「でもその様子を生で見てたでしょ。水晶越しだけど。」
その二人の姿を見て雅一以外が絶句する。
レッド「なっ!そんな馬鹿な・・・。」
雷閑「あの伝説は・・・本当だったのか・・・。」
フレッド「凄まじい魔力量だな・・・。伝わってくる圧倒的強者感・・・。」
雅一「お、おい、みんな一体どうしたんだよ。あの二人がどうかしたのか?」
ビクト「まさか、お主、あの二人のことを知らぬのか!?」
???「おい爺さん、俺達を知らなくても無理もないさ。その男はこの世界の住民じゃないからな」
???「じゃあ、せっかくだし軽く自己紹介でもするかな。」
ハグラ「俺はバレッド・ハグラ。怪獣族の末裔さ。」
ファルン「私はラウダ・ファルン。リブル族の末裔よ。」
雅一「バレッド・ハグラにラウダ・ファルン・・・。」
ラフェスタ「な、名前なら聞いたことある・・・。今から数億年前に実在したと言われている
伝説の種族・・・。」
雅一「数億年前!?」
ラフェスタ「話だと、彼らの種族は圧倒的な強さで世界の頂点に君臨していたと言うけど・・・。」
レイル「で、でも怪獣族とリブル族は数万年前に一度絶滅したって歴史書には・・・。」
ファルン「正確的には絶滅しかけたが正しいかな。」
ハグラ「俺達はその絶滅時期を乗り越えて今ここにいる。」
雅一「ぜ、絶滅時期を超えても数万年も生きてるのかよ・・・。」
ビクト「ワシも、実際に生で見るのは始めてじゃ・・・。なんという強い魔力量・・・。」
ハグラ「なるほど、異邦人以外は全員俺達の強さをわかっているみたいだな。」
フレッド「わかるもなにも・・・。お前達の強さは常軌を逸してるんだよ・・・。」
フレッド「その隠そうにも隠しきれていないその魔力量がその証拠だ。」
レッド「それで、その伝説の種族が俺達に一体何のようなんだ?」
レッドがそう二人に問いかけると二人は答え始めた。
ハグラ「ただの偵察さ。」
レッド「て、偵察?」
ファルン「バイラズ帝国に挑もうとする奴らがどういう人達か、ハグラがどうしても見たいって
言ってね。それで来たの。」
ハグラ「お前も少し楽しみにしてただろ。」
するとその言葉に一同は再び驚いてしまう。
ラフェスタ「ちょ・・・ちょっと待って・・・まさか・・・あなた達は・・・。」
ハグラ「ん?あぁ、そこの嬢ちゃんの想像通りだよ。俺達はバイラズ帝国軍最高幹部さ。」
その事を聞いてあまりの衝撃を受ける。
ペイセル「さ・・・最高・・・。」
レッド「幹部!?」
レイラ「伝説の種族の末裔が・・・バイラズ帝国の最高幹部って・・・。」
フレッド「ははぁ、なるほど・・・これは誰も戦いを挑もうとしないわけだ・・・。」
フレッド「前々からバイラズ帝国には得体のしれない何者かがいるという情報があったけど、
その得体のしれない者がまさかお前達とはね・・・。」
ファルン「ま、そんな事だから、もしバイラズ帝国に挑むのならやめたほうが良いよ。」
ファルン「私達に勝てたものはこの世に存在しないから。」
その言葉の理由は誰もがその場で理解する。しかしラフェスタは一人発言をする。
ラフェスタ「勝てないから・・・諦める?」
ラフェスタ「そんな事は・・・絶対にしない!」
雅一「ラフェスタ・・・。」
ラフェスタ「お、お前達、バイラズ帝国が今やっていることは・・・多くの人の命と故郷を奪い、
平和な日常をめちゃくちゃにした・・・。」
ラフェスタ「私は・・・絶対に負けない!必ずお前達を倒して、
すべてを取り戻して見せるんだから!」
その言葉を受けたハグラとファルンは少しだけ感銘を受ける。
ハグラ「へぇ、立派じゃないか。小娘。」
ファルン「そんな事を正面から私達に言える度胸は褒めてあげる。」
二人はラフェスタの意思に称賛するが、メイドの臨戦態勢にも目をつける。
ハグラ「それと、そこのメイドさん、なぜずっと臨戦態勢を取っている?」
レイル「あなた達が来ることを予測してこの体制を取っているだけです。」
するとレイルの顔をみてファルンがあることを思い出す。
ファルン「レイル・・・。あぁ、その顔思い出したわ。たしか、転生者の神川龍次郎さんに
お世話になった少女よね。」
雅一「神川龍次郎?だ、誰だ?」
レイル「私の・・・師匠です!」
レイル「私の師匠は数十年前にバイラズ帝国に戦いを挑もうとし、彼らに殺されました・・・。」
ハグラ「あぁ、そういや、忘れてたよ。あまりにも弱すぎて。」
ラフェスタ「レイルに師匠が居たなんて、ギルマスは知ってたんですか?」
フレッド「あぁ、良き友人だったよ。彼は他の冒険者よりも圧倒的な力を持っていた。
彼自身それをチートとか言ってたことをよく覚えてる。」
雅一「チート能力を持った・・・転生者・・・。」
レイル「師匠は強かった。誰にも負けたことがなかった。でも・・・。」
ハグラ「負けたんだよな。無様に。」
ハグラ「チート能力とか色々言ってはいたけど、弱すぎて話にならなかったよな。」
ファルン「えぇ、能力は【魔力量を無限大に増やせてどんな敵も一撃で倒す】だっけ?」
その事を聞いた雅一も流石に驚きを隠せない。
雅一「ちょ、ちょっと待ってくれ!まさか、そのチート能力を持った転生者が負けたのか!?」
ファルン「えぇ、攻撃の派手さは確かにすごかったけど、ただそれだけ。」
ファルン「結局チート能力なんてただの見掛け倒しだった、
そんなにすごい人じゃなかったんだよ。」
その事を聞いたレイルが声を張り上げる。
レイル「師匠はそんな事はない!」
レイルは武器を構える。
レイル「今ここで、師匠の無念を晴らす!」
フレッド「やめろレイル!彼らの強さはお前も知っているだろ!」
レイル「でも!」
ハグラ「やりたいならやらせれば良い。それで気が済むのならな。」
その言葉に触発されレイルは二人に狙いを定める。その動きに雅一達は驚く。
雅一「な、なんじゃあの動きは!?」
フレッド「レイルも元々は冒険者だ。しかもS級。」
レッド「って、S級!?まじかよ!」
フレッド「でも・・・。」
レイルはゼロ距離でハグラに攻撃を仕掛ける。
レイル「はあああああああ!!」
しかし・・・。
ハグラ「遅い・・・。」
レイル「なっ!」
なんとハグラがいつの間にかレイルの背後に回っていた。
雅一「えっ!今・・・どうやって背後に!?」
ハグラは軽く尻尾でレイルに攻撃をするとその攻撃がレイルに直撃する。
レイル「ぐはっ!」
レイルは勢いよくふっとばされ、瓦礫の山に直撃する。その威力の高さに一同は言葉を失う。
ラフェスタ「な・・・何・・・あの威力・・・。」
レッド「ただ・・・しっぽを軽く振っただけだよな・・・。」
フレッド「レイル!」
フレッドはレイルの所へと急ぐ。
フレッド「さて、少し予定外の事が起きたけどまぁいいや。それじゃあ皆さん、私達はこれで。」
二人は再びゲートを作り出し、その場を去っていった。
二人が去った後、雅一達はただただ言葉を失っていた。
雅一「・・・。」
雅一「なぁ・・・俺達・・・あんな奴らと戦うのか・・・。」
レッド「元S級が・・・手も足も出ないとは・・・。」
ラフェスタ「っ・・・。」
~一方時空内~
時空内ではハグラとファルンが今回のことを話していた。
ファルン「それで、どうだった?実際に見てみて。」
ハグラ「今まで会った異邦人よりかは面白いかもしれないな。」
ファルン「面白い?また変なことを・・・。」
ハグラ「(雅一、ラフェスタ、お前達に会えるのが楽しみだ・・・。)」




