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パランディ防衛戦 開幕

ついに幕を開けたパランディ防衛戦。

前線部隊の第一及び第二部隊はアンデット軍との戦闘を開始し始めた。

その戦闘の中、後方にいる遠距離攻撃部隊が前線部隊の戦闘をアシストしている。


~最前線~

レッド達も前線部隊の兵士や冒険者と共に次々とアンデットを倒していく。

レッド「オラァ!」

ラフェスタ「クラッシュ・インパクト!」

雷閑「一体一体はそこまで強くないですが、油断せずに!」

レッド「あぁ、わかってる。」


雅一の作戦が功を奏し、アンデットとの戦いが有利に運んでいた。

レッド「しかし、雅一の作戦はすごいな。」

レッド「さっきの大爆発で膨大な数を倒した他、炎と崩れた巨岩で敵の数が

物理的に制限されているから戦いやすいな。」

雷閑「ですね。観測手がなんとかブロストキングを見つけてくれれば良いのですが。」


アンデット達も攻撃を仕掛けるが、前線部隊の活躍により、第3部隊から後方の部隊に

ほとんど敵が来ない状態になっていた。


~第3、4部隊~

第3部隊の兵士A「すごいな。あの爆発でこっちに全然敵が来ないな。」

第3部隊の兵士B「これならこちらの戦力はそこまで削れることもなさそうだな。」

少し余裕を見せる兵士に別の兵士が注意を促した。


第3部隊の兵士C「ちょっと、今災害と戦ってるんだよ?そんな呑気な事言ってられないでしょ。」

第3部隊の兵士B「でもよ、すでにあの大爆発と前線部隊と遠距離部隊で事

足りてるわけだしなぁ。」

第3部隊の兵士C「はぁ・・・。そんなの・・・。何が起きるかわからないんだよ?」

第3部隊の兵士C「もしかしたら、私達の予想の斜め上の出来事が起きる事も

考えておかないと。」

第3部隊の兵士A「そのための俺達後方の部隊なんだろ?突破された時のために。」


戦況は圧倒的な有利を保っており、第3部隊と第4部隊は僅かな取りこぼしの処理が

メインとなっており、更に後ろで控える第5部隊や第6部隊には

相当な余裕な様子が伺えた。


~司令部~

この戦況は司令部にもよく伝わっていた。

観測手「司令官。現在我軍の戦況は圧倒的な有利となっており、すでに少し前線を

押せています。」

ライド司令官「いいスタートだ。引き続き、前線部隊と遠距離攻撃部隊には

攻撃を続けてもらう。その間にブロストキングの位置を割り出せ。」

観測手「了解!!」


~最前線~

最前線では敵の数が少しずつ減り始め、少し、余裕が出てきた。

レッド「第一波はこれで終わりか?」

雷閑「あの落石の影響で登ろうにも登れなくなっているとかありますかね。」

メサル「警戒は怠るな。今現時点で補給ができる人はすぐに補給しろ!」

一部の人は補給をする時間も確保でき、思ってた以上にスムーズに戦況は進んでいた。」

すると、そこにペイセルがレッド達に会いにやってきた。


ペイセル「皆さん、ご無事ですか?」

ラフェスタ「ペイセル。どうしてここに!?」

ペイセル「司令官からは許可をいただきました。それで敵は?」

レッド「見ての通り、相当余裕ができた。思ってた以上に大きい崩落で、

あの巨岩の裏で詰まってるんだろ。」

しかし、ペイセルは雅一とレイラの行方が未だにわからない事に心配する。


ペイセル「ですが、雅一さんとレイラさんの安否がまだわからないのが・・・。」

レッド「アイツラならきっと生きてる。連絡が取れないのはおそらくあの爆風による

冒険者バッジの故障かもしれんし。」


前線部隊にも少し安堵の空気が流れ始めた次の瞬間、ラフェスタの耳がピクリと

反応し、ペイセルは咄嗟に後方部隊のいる方を見たのだった。


レッド「ん?どうしたラフェスタ。」

ラフェスタ「・・・いや・・・なんだろう・・・。なんか嫌な予感が急に・・・。」

レッド「嫌な予感?」

雷閑「そういえば、獣人族の人は危機察知能力が高いと聞きます。」

雷閑「その中でも猫族の耳はとても敏感で、とても遠い距離からの音もはっきりと

識別できるんだとか。」

ラフェスタの反応に第一部隊と第二部隊の隊長が様子を聞きに来た。


メサル「どうしたみんな。」

レッド「ラフェスタがさっきから後方部隊の方角を見てるんだが・・・。」

第2部隊隊長:レリル「後方部隊の?」

ペイセル「しかも嫌な予感がするって言って。」

レリル「おい猫娘。嫌な予感とは一体何だ?」

ラフェスタ「よく・・・わからないけど・・・。これは土の音?」

ラフェスタ「音の位置は・・・下から聞こえてくる・・・。」

雷閑「下?この近辺に洞窟とかあるんですか?」

メサル「いいや、このあたり一帯に洞窟なんてものはないぞ?」


ラフェスタは少し考え込み始めた。するとラフェスタはある一つの仮説を思いついた。

ラフェスタ「もしかして・・・。」


~第3、4部隊~

ラフェスタが仮説を思いついた頃、後方の第3部隊と第4部隊は、完全に

リラックスモードに入っていた。


そんな中、どこからともなく、魔物の声が聞こえ始める。

第4部隊隊長「魔物の鳴き声?一体どこから?」

第4部隊の兵士B「前線にいる魔物じゃないですか?後は渓谷にいるやつとか。」

第4部隊の兵士C「そうか?俺はなんか下から聞こえた気がするが?」

第4部隊の兵士B「下?地面だぞ?魔物の声なんて聞こえるものか。」


第4部隊の兵士がそんな話をしていた次の瞬間、一部の地面が一部盛り上がった。


第4部隊の兵士A「ん?なぁ、あんな土山なんてあったか?」


土山の存在は各部隊も観測していた。


~第3部隊~

第3部隊の兵士C「本当だ。いつ出来たんだろ?」

第3部隊の兵士B「あ、見ろ。あちこちに出来てるぞ。」


~第6部隊~

第6部隊兵士A「各地で謎の土山が相次いで目撃されています。」

第6部隊隊長:ゲイル「あぁ、これの事か。一体なんなんだ?」


各部隊が土山を不思議そうに見ていた次の瞬間、土山の中から本来いるはずのない

アンデットの大群が一気に押し寄せてきたのだ。


第4部隊隊長「んなっ!?」

第5部隊隊長「嘘だろっ!」

第3部隊隊長「て、敵襲ーーーー!!」


~前線部隊~

一方最前線では、後方からの敵襲警報に驚きを隠せなかった。

レッド「て、敵襲!?突破されたのか!?」

雷閑「いや、ここにはそこまで敵はいない!突破されてたらわかるはずだ!」

すると、第3部隊から前線部隊へ通信が入る。


第3部隊隊長:アルサ「こちら第3部隊!今第3~第6部隊にかけて、無数のアンデットによる

奇襲攻撃が発生!被害は甚大!相当な負傷者が出ています!」


ペイセル「まさか、ラフェスタがさっき感じ取ったのは・・・。」

ラフェスタ「アンデットが地面を掘ってた音だったのか・・・。」

レッド「いや、ありえないだろ!?アンデットに土を掘る能力なんて無いはずだろ?」

雷閑「それに私達の所ではなく、後方の無数の箇所から出てくるなんて・・・。」

レリル「そんな知能があるんて・・・。」


この非常事態は司令部にもすぐに伝わった。


~司令部~

観測手「司令官!地面からアンデットの軍勢が後方部隊に奇襲攻撃を仕掛け始め、

現在かなりの被害が出ています!」

ライド司令官「遠距離攻撃支援を第3~第6部隊に集中させろ!穴を狙え!」


~前線部隊~

司令官が命令を下した次の瞬間、溜まっていたアンデットの大軍勢が巨岩を乗り越え、

一気になだれ込んできたのだ。


ラフェスタ「ま、前から!」

レッド「遠距離攻撃が止まってから巨岩を乗り越えたのか!」

敵の軍勢が一気に押し寄せて来た瞬間、第2部隊と第1部隊の隊長達は反撃指示を出した。

レリル「第2部隊!この前線を死守せよ!」

メサル「第1部隊!攻撃開始!」

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