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大厄災の地獄世界

その事を聞いた兵士は流石に驚く。

兵士「ペイセルさん、本気ですか?今前線は大混戦状態。更に後方の部隊も敵の不意打ちにより

後方部隊も相当危険です。」

ペイセル「でも、このままだと大元の所に辿り着く前に部隊は全滅。街も人も

すべて奪われてしまいます!」

兵士「だ、だが、魔法使いは他の職よりも打たれ弱いのは君もよく知っているだろ?

それに、魔法使いが前線に出るなんて聞いたことも無い。」

ペイセル「私なら、前線部隊にいる雅一さん達に活路を作り出せます!それに、

今の戦況では前線部隊の支援が行き届いていないみたいですし、少しずつ押されています。」

兵士「だ、だが、万が一あなたの身に何かあったらビクト氏に同説明すれば・・・。」

話の途中だが、ペイセルは飛行魔法を自分にかけ始める。

兵士「って、おい!」

ペイセル「師匠にはこう説明してください。【立派な弟子を持ちましたね!って】」

そう言うと、ペイセルは勢いよく前線部隊にめがけて飛んでいった。

兵士「ちょっと、待ちなさい!・・・まずい・・・行っちゃったよ・・・。」

数分後兵士が司令官にこの事を伝える。


~司令部~

ライド司令官「何?ペイセルが?」

兵士「はい・・・どうしましょう。」

ライド司令官「うむ、他の遠距離支援部隊は引き続き、第3~第6部隊までの支援を。

我々軍は前線部隊の支援に全力を注ぐ!ペイセルと雅一チームを援護しろ!」

兵士「りょ、了解!」

兵士達は急いで照準を前線部隊に合わせて攻撃支援を始める。


~前線部隊~

レッド「くそっ、数が多くなってきたな!」

雷閑「爆発で燃焼した火もだいぶ弱くなったからな・・・。」

ラフェスタ「それに・・・、奇襲を掛けてくるやつも出てきてるっ!ハァッ!」

レッド「アンデット系モンスターにここまでの連携が出来るのは、やはり強力な指示役が

いるとしか考えられん。」

雷閑「そんな知性を持っているアンデットは聞いたことないぞ!」

レッド「だが、どのみち物量で押し負け始めてる・・・。このままだとまずいっ!」

軍による支援が増えたもののやはり圧倒的な数の多さに前線部隊は押され始めている。

すでに負傷者も出ており、現場は更に激戦となっていく。


~一方ペイセルサイド~

ペイセルはレッド達を上空から探していた。

ペイセル「確か・・・前線部隊はこのあたりに・・・。」

するとペイセルはレッド達を発見する。

ペイセル「居た!やっぱり押されてる・・・。渓谷からはまだまだ来てる。やるしかない!」

ペイセルは大声でレッド達に叫ぶ。

ペイセル「みなさーん!!」

レッド「この声・・・。」

ラフェスタ「ペイセル!?なんでこんな所に!?」

ペイセルの呼びかけに驚く一行。

ペイセル「説明は後、今から特大魔法を使うから衝撃に備えて!」

レッド「と・・・特大魔法!?」

雷閑「ど、どうする?」

レッド「前線部隊!全員、衝撃に備えよ!!」

ペイセルは自分の杖に魔力を貯めて、魔法を撃ち始める。

ペイセル「行くよ!メテオ・ストライク!!」

ペイセルの魔法で上空から巨大な火球が突如として現れ、斜め前方に勢いよく落下していく。

ラフェスタ「あれはっ!?」

レッド「おいおい、マジか・・・。」

そして数秒後。巨大な火球は大量のゾンビ兵がいる場所に落ち、凄まじい轟音と振動、爆風が

吹き荒れる。直撃を受けなかったゾンビ兵も相当数がふっとばされて行く。

レッド「うおおおおお!!」

ラフェスタ「な・・・なんて威力っ!」

数分間大爆発が起き、火球は自然と消滅。落ちた所には大きいクレーターが出現し、更に各地で火が

燃えており、熱気を感じる。

前線部隊兵士A「流石、ビクト氏の弟子だな・・・。こんな事が出来るとは。」

前線部隊兵士B「だが、助かった。かなりの数を減らせたぞ。地面掘って移動してたやつも

巻き添えを食らったみたいだな・・・。」

ペイセル「ふぅ・・・。やっぱり魔力の消費ひどいなこの魔法・・・。」

ペイセルはレッド達の所に降り立ち、レッド達とついに合流する。

ペイセル「皆さん、大丈夫ですか?」

レッド「あ、あぁ、なんとかな・・・。」

ラフェスタ「でも・・・火球消えた後なのに、この熱気は・・・。」

ペイセル「ごめんなさい。とっさに思いついたのがさっきのだったので・・・。」

レッド「だが、おかげで助かった。ありがとう。」

ペイセルの強力な支援のお陰で全部隊の体制が少しずつ戻っていく。


~ゾンビ兵集団中心~

???「ほう、少しはやるようだな。」

ブロストキング「グルルル・・・。」

???「だが、お楽しみはここからだ・・・。」(指を鳴らす)

中心部にいる何者かが指を鳴らし始める。


~前線部隊~

前線部隊兵士C「うっ・・・。」

前線部隊兵士A「ん?おい、どうした?」

前線部隊兵士C「うぐっ・・・が・・・あぁっ!!」


~司令部~

観測手「ん?司令官!兵士達や前線で戦っている冒険者たちが!」

ライド司令官「どうした?何が起きている!」

観測手「そ、それが、突然苦しみ始めて・・・。」


~前線部隊~

前線部隊兵士A「おい、しっかしろ!」

兵士AがCの様子を心配していると・・・。

前線部隊兵士B「そいつに近づくな!!」

前線部隊兵士C「グアアアア!!」

兵士Cが突然Aを襲い始める。

前線部隊兵士A「う、うわああああ!!」

第1部隊隊長「ふんっ!」

次の瞬間隊長が兵士Cを剣で躊躇なく切り捨てた、その後兵士Cは動かなくなった。

その様子をレッド達も目撃していた。

レッド「お、おい・・・今・・・隊長が兵士を・・・。」

ラフェスタ「いや、あの兵士様子がおかしかった・・・。いまのは・・・。」

その次の瞬間、部隊の各地で同様の現象が発生し、突然各地で兵士や冒険者たちが他の兵士や

冒険者を襲い始める。

ペイセル「こ・・・これは一体・・・。」


~司令部~

観測手「た、大変です!各部隊で突然兵士と冒険者が他の兵士や冒険者を襲っています!!」

ライド司令官「まさか・・・」

ライド司令官は最悪の事態を想定し苦渋の決断を下す。

ライド司令官「殺せ・・・。襲ってくる者達を全員殺せ!彼らはすでに人ではない!

すぐに前線部隊に伝達!被害を最小限に抑えろ!」


~前線部隊~

一方前線部隊も混乱は更に大きくなり、更に凶暴化していく人が増えていく。

ラフェスタ「こ・・・こんなの・・・ただの地獄じゃないか・・・。」

レッド「そうか、これを待ってたのか・・・。」

雷閑「待ってた?」

レッド「敵はおそらく、ペイセルが支援に来ることを事前に予測し、俺達が敵を掃討して、

一息つこうとした時に・・・。」

ペイセル「でもゾンビ兵にやられたらすぐに感染して凶暴化するんじゃ・・・。」

レッド「ベーレントでブロストキングをバイラズ帝国が手なづけているという情報があった。

事前に手紙を出して通知はしてはいたが・・・。」

ラフェスタ「じゃあ、これもすべてバイラズ帝国の策略ってこと!?」

レッド「その可能性は高い。急いで大元を叩くぞ!他の部隊はすでにお手上げみたいだしな。」

雷閑「それだけじゃないぞ。見ろ、前からまた大群の魔物がやってくるぞ!」

ペイセル「まだあんなに・・・。」

ラフェスタ「(何か・・・何か方法は・・・。この状態を一発で逆転出来る方法はっ・・・。)」

レッド「くっそ、あんなでかい隕石でもまだあんなにいるのかよ・・・。」

レッド「ペイセル。急ですまんが力を貸してくれ!」

ペイセル「言われなくても力を貸します!そのために来たんですから!」

レッド「そうだな。後、堅苦しいのはなしだ。良いな。」

ペイセル「はいっ!」

するとラフェスタは一つあることを思いつき、みんなにそれを伝える。

ラフェスタ「レッド、雷閑、ペイセル。少し時間を稼いでくれない。」

雷閑「ラフェスタ、それはどうゆう。」

するとラフェスタの目をみたレッドはすぐに状況を察する。

レッド「何か思いついたんだろ?」

ラフェスタ「うん、でも出来るかどうかはわからないし、おそらく時間がかかる。」

ペイセル「大丈夫。その間、私達が時間を稼ぐから!」

ラフェスタ「・・・みんな・・・。」

ラフェスタ「ありがとう・・・。」

3人はラフェスタの提案に乗り、時間を稼ぎ始める。

ラフェスタ「(もし・・・あの時の会話で言っていたことができればっ!)」

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