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第22話 勝利!しかし…

一スバルとアグニバルは睨み合っていた一


ジンの策略によってアグニバルは大幅に体力を削られてしまった


そしてその状況を逃すまいとスバルはアグニバルに猛攻を仕掛けようとしていた


「じゃあ…いくぞ!」



スバルの咆哮が響き渡る


「待て!な、何を、する気だ!」


スバルは猛スピードでアグニバルに近づいていった

その踏み込みは目にも留まらぬ速さ


アグニバルの顔が恐怖に歪むが、スバルに躊躇は一切ない


「おおおらぁっ!」激しい掛け声と共に、スバルの拳がアグニバルの腹部に容赦なく叩き込まれた


「が、はっ……!?」


巨体が大きくのけぞる

しかし、スバルの猛攻はここからだった

一撃、二撃、三撃

左右から繰り出される連打が、アグニバルの肉体を激しく打つ


アグニバルも必死に反撃のカウンターを狙おうとする


「だあっ!」


カウンターの拳をスバルに向かわせるアグニバル

しかし、カウンターをさせることも許さず、


「ていっ!」


アグニバルがカウンターをする前に蹴りを入れるスバル


「ゴホッ…!」


あまりの衝撃にアグニバルの体が耐えきれず血を吐く


(アグニバルの心の中)


まっまずい!こっこのままでは確実に負ける!

指鳴らしか、拍手をしないと!


音の能力を発動させるため後ろに距離を置き発動させようとした


「よく戦った!貴様を褒めてやる、地獄でまた会おう!」


「まっまずい!」


音の能力が発動されると察知し、守りに入ろうとしたスバル


「パチンっ!」


軽快な指鳴らしの音が部屋中に響く

アグニバルが勝ちを確信した

しかし…何も起こらない


「しっしまった!能力を発動する体力が残っていなかった!」


焦燥するアグニバル


すると目の前には近づいてきていたスバルがいた


「おめえはすげえよ…だけど地獄に行くのはテメーだけだ!」


「しまっ…」


焦って防御するアグニバル


そして拳に力を込めるスバル


「これで終わりだ!『砲台拳』(キャノン・スマッシュ!)」


アグニバルの防御を突き破ってスバルの拳が入る

渾身の腹パンがアグニバルの分厚い腹部に深く、深く突き刺さった


「あがあああーーーっ!?」


中から破壊するような衝撃がアグニバルを突き抜ける。口から大量の鮮血を吹き出しながら、その巨体は信じられない勢いで後方へと消し飛んだ


「ああ……あ……」


アグニバルは完全に白目を剥き、ピクリとも動かなくなった


「ふぅ……終わったー…」


スバルが拳の光を消し、静かに息を吐き出す

その背中に、驚きと興奮を隠せないリンクの声が響いた


「スバル! す、すげえ……!マジでアグニバルを倒しちまった!」


「ああ…そんなことよりみんな無事なのか?!」


スバルが少し焦ったようにリンクに聞く


「いっいやわからないカイトとは会ってないし…」


少しランクも心配しているような顔をする


「今すぐにあいつらのとこ行くぞ!」


「ああ!」


アグニバルを打倒し、勝利の余韻に浸りたいところだったが、戦場にはまだ緊迫した空気が漂っていたのだ


一その頃カイトは一


(カイトの心の中)


やっやべえもう息もできなく…


死を覚悟し、目を瞑るカイト


すると…微かに小さい声がほぼ耳も聞こえなくなっていたカイトの耳に響く


「(……おい、起きろ! 起きろ……カイト……!)」


「はっ!」


ハッと目が覚めて起きるカイト 


「おっ、やっと起きたよかったー生きてて…」


「俺は毒にやられてたはずじゃ…あっそれとアグニバルはどうした?!」


一気に喋ってしまうカイト


「毒にやられてたみたいだったからこの城にあったゲドクザイ?ってやつで治った! それとアグニバルは俺が倒した!」


自信満々に答えるスバルを見てフッと笑ってしまうカイト


「ていうか、スバルお前も傷だらけじゃねぇーか!

大丈夫なのか?」


心配して聞くカイト


「いや俺はリンクに手当してもらったからそんなに大したことはないんだけどさ、ジンがやばいんだ…」


曖昧に言うスバルに聞くカイト


「ヤバいってどついうことだ?」


「リンクがいうには、どっかのナイゾウ?っていうやつがぶっつぶれてるらしくってやばいみたいなんだ…」 


少し悲しそうに話すスバル


「つまり…死んじまうってことか…?」


カイトも心配きたような顔でスバルに顔を向ける


「いっ、医者とか…回復能力持ってるやつここにいねえのか?」


カイトが思いついたようにリンクに聞く


「こんな村だからな…医者なんかいねえよ…風邪ににかかったら気合いで治すしかねえくらいだしな…ここには応急処置できるものしかねえよ…」


「じゃあ!医者か、回復能力あるヒーラー探そうぜ!」


スバルが提案する


「それが一番いい策だろうな」


カイトも納得する


「俺もついていくよ…」


リンクも志願する


「いいのか?」


確認を取るようにリンクに聞くカイト


「ジンを放っておけねえだろ…」


「わっ悪いな…」


目覚めたジンが苦しそうにリンクに謝る


「いいさ!とことん付き合ってやるよ、だってお前らはこの村の恩人なんだしな!」


それを聞いて嬉しそうに「フッ」と微笑むジン

それを見ていたスバルとカイトもつられて

「ひひっ!」 「ハッ…」 と微かに笑う


「よしそうと決まれば次の目標はジンを治せるやつを探す!」


「おー!」


全員が声を合わせる


一外に出ると一


村の人たちがスバルたちを出迎えるように待っていた 


「みっみんななっなんでいるんだよ!」


リンクが驚いたように村のみんなに駆け寄る


「夜遅いのにアグニバルの城から大きい音がするんでみんな来てみれば誰かがアグニバルと戦ってることに気づいてね…みんなここに集まってきたってわけさ…」


おばあさんが説明する


「お前らありがとな!」


「アグニバルを倒してくれて!」 


「あいつのせいで旅人の人たちみんな追い出さなきゃいけなかったから助かったよ!」


「リンクもだぞ!ありがとな!」


村のみんながスバルたちに感謝する

それを聞いたリンクは少し照れくさそうにする


スバルたちが村のみんなと話していると…


「この子は大丈夫なのかい?」


1人のお爺さんがジンのなれ果てた姿を見て心配そうにスバルたちに聞く


「ああだから今から治せるやつを探しにいくんだ!」


スバルが大きな声でお爺さんに言う


「そうかい…がんばりなよ…君たち」


「ああ!」


みんなが声を合わせてお爺さんに返事する


そして村を去っていくスバル達


そしてそれと同時に村の人たちが呼んだ世界警察が到着する


馬車から降りてくる警察官 男が一言


「さてどこだ?アグニバルを倒したっていうやつは…」


この男は一体?…





次は明日か明後日の18時ごろに投稿します!

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