選ばなかった姿
ステータス載せるとなんか長くなった気がしてしまう
気のせいなんですけどね
最初の歓迎部隊を蹴散らしてから次々に出てくるスケルトン達を倒しながらおれ達は死の国の奥へ奥へと進んでいた、歓迎部隊も合わせて大体1000体程倒したと思う、レベルも上がってるし、おれは拳闘術のスキルも獲得できたし、リオナも魔法だけじゃなく少しづつ接近戦も慣れてきたようだ
今のおれのステータスはこんな感じ
シゼル・ベルンフォルン 種族 オリジン・ヴァンパイア
Lv 62
HP 6450/6450 MP 10500/10500
STR 5200
VIT 5600
DEX 5350
AGI 5200
SPD 10600
INT 5800
MND 5600
特殊スキル
成長促進Lv8 超音波Lv6 音波感知Lv5
飛行Lv9 魔眼Lv5 太陽の加護
吸血竜公 身体変化 使徒化
贋作作成Lv3 空間収納 魔法付与Lv2
ラーナの婚約者 鑑定
所持スキル
夜目Lv7 思考加速Lv7 気配感知Lv9
魔力感知Lv8 生存本能Lv6 隠密Lv10
魔力操作Lv10 疾風Lv8 空間把握Lv8
鷹の目Lv8 罠感知Lv6 怪力Lv8 頑強Lv8
並列思考Lv7
咬みつきLv9 ひっかきLv8 毒牙Lv10
麻痺牙Lv10 魔闘法Lv9 念話Lv7
剣術Lv6 縮地Lv4 魔法剣Lv5
弓術Lv6 気操術Lv6 気闘法Lv6
拳闘術Lv7
魔法スキル
風魔法Lv8 暗黒魔法Lv8 水魔法Lv7
火魔法Lv7 雷魔法Lv6 氷魔法Lv7 回復魔法Lv7
聖魔法Lv9 土魔法Lv6 複合魔法Lv1
耐性スキル
物理耐性Lv8 水耐性Lv5 状態異常耐性Lv7
風耐性Lv6 聖耐性Lv8 火耐性Lv6
雷耐性Lv2 悪臭耐性Lv2
とうとう、魔力量とSPDが10000の大台に乗った、この調子でいけば素早さだけならラーナを越えれるかもしれない、ただ、レベルは上がってもスキルレベルが上がらない、使ってないから当然なのだが、成長促進すら上がりにくくなっている気がする、最終的に10倍になるのだから上がりにくくなるのは必然か
シュキ達はこんな感じだ、シュキ達もどうやらスキルレベルが上がりにくくなってきているようだ、一種の壁のようなものだろうか?
シュキ 鬼人族
Lv 60/100
HP 1850/1850 MP 3550/3550
STR 1850
VIT 1720
DEX 1860
AGI 1600
SPD 1080
INT 2650
MND 3100
特殊スキル
魔法の才Lv8 吸血竜公の加護
所持スキル
魔力感知Lv7 魔力操作Lv8 思考加速Lv7
採取Lv5 魔闘法Lv8
剣術Lv8 杖術Lv7 魔法剣Lv8
体術Lv7
魔法スキル
火魔法Lv8 風魔法Lv6 雷魔法Lv7
水魔法Lv7 氷魔法Lv7 土魔法Lv7
耐性スキル
火耐性Lv8 風耐性Lv6 雷耐性Lv7
水耐性Lv7 氷耐性Lv7 土耐性Lv7
状態異常耐性Lv6
コッキ 鬼人族
Lv 62/100
HP 4500/4500 MP 950/950
STR 3220
VIT 3550
DEX 2600
AGI 2950
SPD 2750
INT 1620
MND 1750
特殊スキル
剛体Lv8 吸血竜公の加護
所持スキル
気配感知Lv7 怪力Lv7 頑強Lv7
気操術Lv9 気闘法Lv9 縮地Lv6
剣術Lv9 こん棒術Lv2 体術Lv9
耐性スキル
麻痺耐性Lv7 毒耐性Lv7 物理耐性Lv8
リオナ 種族 ヴァンピレス
Lv 58
HP 2520/2520 MP 1980/1980
STR 2320
VIT 2250
DEX 2440
AGI 2520
SPD 2620
INT 2860
MND 2750
特殊スキル
吸血竜公の使徒 身体変化
太陽の加護
所持スキル
魔力操作Lv7 魔力感知Lv8 思考加速Lv6
気配感知Lv5 魔闘法Lv9 頑強Lv6
杖術Lv5
魔法スキル
風魔法Lv8 火魔法Lv7 回復魔法Lv8
聖魔法Lv7
耐性スキル
毒耐性Lv6 物理耐性Lv8
そしてもっとも意味の解らない成長をしているのがこいつ
ヴァニス 種族 ヴァンパイア・チャージャー
Lv 61
HP 3550/3550 MP 1850/1850
STR 3520
VIT 3450
DEX 3660
AGI 3555
SPD 4200
INT 3120
MND 3230
特殊スキル
吸血竜公の使徒 太陽の加護
所持スキル
突撃Lv8 踏み潰しLv7 噛み砕くLv9
頑強Lv8 疾風Lv9 怪力Lv8
耐性スキル
状態異常耐性Lv7 物理耐性Lv8
下手したらコッキに勝てそうなくらいの前衛に成長しました、これで物理カットの剛体まで持ってたらコッキとヴァニスで鉄壁の盾にでもなれたかもしれない、いや、馬車が引ければそれでいいのになんでこんな成長したし・・・・・・
しかし、死の国へ来て正解だったな、こんなにレベルが上がるとはな、いや相手の方がレベル高いけど、ステータスではこちらが勝ってるからそんなに経験値貰えてないと思ってたけど、そんな事はなかったのかな
この調子でガンガンレベル上げるぜー、と意気込みながら先へ進むが出てくるのは骨ばかりだ、ゾンビとかいないのかね?アンデッド系なら幽霊的なやつとか出てこないのかな?
あ、今昼間だから?夜にしか出てこないとか?それなら夜に備えて野営しやすい所を探さないとな、魔物避けの香草がアンデッドにも効くかわからんから用心しないと
それからしばらくスケルトンと戦いながら先へ進んでいると、おれの気配感知に嫌な気配が引っ掛かった
「全員止まれ、なんか嫌な気配がする」
「シゼル様もですか?俺もなんか嫌な感じがします」
とても嫌な感じだ、寒気というか怖気というか、なんかそんなモノを感じるがおれ達の進行方向の先にいるっぽい、今はまだ視界には入ってきていないが、このまま進むと枯れ木とおそらく池があったのだろう、そこに嫌な気配の正体がいるのが分かる、さてどうするか・・・・・・
「私には気配感知はありませんが、兄さんの言う嫌な感じというのはわかります」
「私も同様に感じます、なにか悍ましいモノの気配を」
「我が主いかがしますか?別の方向へ向かいますか?」
出来れば別の方向へ行きたいけど、池の方なら野営もしやすそうなんだよな、池は枯れてるけど水魔法を使えば水浴び程度は出来るだろうし、休まないとリオナも限界だろうしな、大分慣れてきたとはいえ精神的には結構疲れてるだろうし、今日最後の戦いって事で頑張るかな
「このまま進んで嫌な気配の元を絶ってその場所で今日はもう休もう、まだ1日目なんだ、無理する事もないだろう、まぁ、最後にレベル上がった成果の確認だな」
それになんとなく、あれは早急になんとかしてないとまずい気がするんだよな
「了解です!強くなった俺を見せてやりますよ!!」
「兄さん、調子に乗らないで下さい、油断すると痛い目に合いますよ」
「そうですね、油断せずに確実にいきましょう!」
「いや、少しぐらい調子に乗らせてくれてもいいじゃないか」
「「ダメです」」
ドンマイコッキ!!2人がかりで調子に乗るなと言われたら黙るしかないね、なんかヴァニスも馬鹿言ってんじゃねぇよって目をコッキに向けてるし、シャッテンに至ってはヴァニスの毛づくろいをしている、なんか仲良いね?
そうして今日最後の戦いとしての相手の所へ向かったわけだが、おれとしては見たくなかった相手でもある、その相手は枯れた池の底の部分でなにやらお食事をしていた、もしかしたらあれがおれの姿になっていたかもしれないのか
ヴァンパイア・ブラッド 種族 スライム
Lv 97/100
HP 3025/3025 MP 2650/2650
STR 2960
VIT 3580
DEX 3200
AGI 2860
SPD 4200
INT 3690
MND 3520
特殊スキル
消化吸収 血液操作Lv7 分裂
所持スキル
疾風Lv9 魔力操作Lv9 魔力感知Lv9
気配感知Lv8 毒液Lv8 麻痺液Lv9
頑強Lv8
魔法スキル
水魔法Lv8 氷魔法Lv8 土魔法Lv8
耐性スキル
物理耐性Lv9 水耐性Lv8 氷耐性Lv8
土耐性Lv8 状態異常耐性Lv9
レベルもステータスもそうだが、総合的にはコッキと互角っぽいけど、物理はあんまり効きそうにないな、魔法主体で戦おうにもSPDが高いな・・・・・・毒液や麻痺液を飛ばしながらやられると面倒そうだ、異常耐性は持ってるけど、耐性よりも相手のスキルの方がレベルが高いし、特殊スキルもなんか怖い
消化吸収
倒した相手を吸収しステータスのどれかをを一部獲得する
血液操作
血液を自在に操る事が出来る
スキルレベルが上がれば血液に特殊効果を付加させる事が可能
現在レベル7のため硬化、毒化、酸化、硬化2、毒化2、酸化2、硬化3が使用可能
分裂
ステータスを半分にして分裂する
さらに分裂する場合はさらにステータスを半分にして行う
消化吸収はまだいいんだけど、血液操作が怖い、毒液とかスキル持ってるのにさらに毒とかどんだけ毒好きなんだよ、しかも結構使い勝手良さそうだな、血液があれば盾も作れるし武器にもなるし?酸化させた血液を飛ばす事も出来るって?ちょっとこのスキル欲しいかも、分裂はいらんが
ただこのヴァンパイア・ブラッドさんは今現在、ゾンビの腕っぽいものやスケルトンの骨なんかを消化吸収中でまだこちらには気付いていないっぽい、なんかジュワジュワ音がして、少しづつ無くなっていってるよ・・・・・・
消化吸収されてる光景をリアルタイムで見てるからか、あんな死に方は嫌だと全員の考えが一致し、同時にあれに進化しなくてよかったとおれは心から安堵した
「あれに進化しなくてよかった・・・・・・」
「ほんとよかったです、シゼル様があれにならなくて」
「どんなシゼル様でも受け入れるつもりですが、すみませんあれは無理です」
「私もあれはちょっと・・・・・・」
「どうする?今のうちに魔法で一気にやるか?」
「物理が効きそうにないので俺は前で盾になります」
「私は火魔法を使いますね」
「あぁ、いや火はやめてくれ、雷で頼む」
「なぜでしょうか?」
「いや、スライム系は体を飲めばスキルを獲得できるから飲む分は残したいんだよ」
なんだろ、全員がえ?あれ飲むの?マジで?って顔になった、確かに誰もあれを飲もうとは思わないだろうな、けど血液操作とか面白そうなスキルは獲得したいじゃん?ステータスだって貰えたら結構大きいし、スケルトンばっかでスキルもステータスも獲得できてないからレベルアップ以外での強化は出来るならなるべくやっておきたいんだよね
後でお腹壊しそうだけど、回復魔法あるし、状態異常耐性だってあるんだ、大丈夫だろう
「シゼル様、本気ですか?」
「本気だ、ステータスの強化が出来るんだからやるさ、それに大量に飲むわけじゃないから安心しろ」
「いえ、シゼル様のお体も心配ですが・・・・・・」
「我が君があれを飲むという事がどうしても・・・・・・」
「うん、わかるよ、おれだって飲んでも意味がないなら飲まないよ、けど飲めばステータスが強化できるし、スキルも獲得できるから仕方なくね・・・・・・」
「わかりました、火魔法は使わず雷魔法を使用します」
「私も聖魔法は使わずに風魔法を使います」
「いや、今回はおれとシュキだけでやる、あいつのスキルに分裂があるから風魔法も使わないほうがいいだろう、ステータスが半分になるけどスキルはそのままだろうから、2体に毒とか麻痺を巻き散らかされるのは御免だ」
「畏まりました、念のため回復魔法の準備をしておきます」
「あぁ、頼む、そういう事だからシャッテンとヴァニスも待機な?」
「畏まりました、我が主」
ヴァニスもブルルゥと了承?してくれたし、気付かれる前にさくっとやりますか
「シュキ、準備はいいか?」
「何時でも大丈夫です」
「よし、放て!!」
「はい!!」
おれが使うのは暗黒魔法と雷魔法を複合させた魔法だ、相手のHPもステータスも高いのでそれなりに魔力を込めたかったけど、複合魔法のレベルが1なので思ったより魔力を込める事ができなかったが、結果的にはそれでよかった
「黒雷!!」
「雷電!!」
⦅スキル 雷魔法Lv6は雷魔法Lv7へ成長しました⦆
⦅スキル 複合魔法Lv1は複合魔法Lv2へ成長しました⦆
おれから放たれた黒い雷とシュキから放たれた雷がヴァンパイア・ブラッドに直撃する!!
ヴァンパイア・ブラッドに当たった瞬間にカッ!!と光ったかと思ったら次に襲ってきたのはズガァァン!!という爆音だった
⦅経験値が一定値に達しました⦆
⦅オリジン・ヴァンパイアのレベルが62から72へ上昇⦆
あれ?ヴァンパイア・ブラッド蒸発したりしてないよね?大丈夫だよね?レベルが上がったから倒せてるのはわかるけどさ
魔法が直撃したところには未だ煙が上がっているので風魔法で煙を流してみたらそこには赤い液体がなんとか残っていたので鑑定してみると
ヴァンパイア・ブラッド 種族 スライム
Lv 97/100
HP 0/3025 MP 2650/2650
STR 2960
VIT 3580
DEX 3200
AGI 2860
SPD 4200
INT 3690
MND 3520
特殊スキル
消化吸収 血液操作Lv7 分裂
所持スキル
疾風Lv9 魔力操作Lv9 魔力感知Lv9
気配感知Lv8 毒液Lv8 麻痺液Lv9
頑強Lv8
魔法スキル
水魔法Lv8 氷魔法Lv8 土魔法Lv8
耐性スキル
物理耐性Lv9 水耐性Lv8 氷耐性Lv8
土耐性Lv8 状態異常耐性Lv9
なんとか残す事が出来ていたようだ、あれ以上魔力を込めていたら残っていなかっただろうな、危ない危ない、さて残った液体を回収しますか
おれがいそいそと液体を回収している時にもシュキ達はなんとも言えない顔をしていた、いや、飲めばステータスが強化できるんだよ?だったら飲むでしょ?え?飲まない?
シゼル「・・・・・・もしかしてお前ら飲みたいのか?」
全員「いえ、まったく」
シゼル「おれが飲むからお前達のステータスだって強化されるんだぞ」
全員「そこまでして強化されなくても・・・・・・」
シゼル「ラナえもーん、皆がいじめるよー」
ラナえもん「それはないわぁー」
シゼル「(´・ω・`)」




