狩りと進化
実際鑑定スキルなかったらもっと大変だよね(´・ω・`)
そのうち鑑定スキルは手に入れる予定ですがやっぱり鑑定スキルはチート
シゼルのステータスは鑑定スキル手に入れるまでは内緒です
ゴブリン兄妹のステータスは近いうちに公開します
さて、装備もなんとかなったしそろそろ真面目に狩りを始めよう
そこでふと疑問に思ったんだが、装備を決めるために割とここ3匹で突っ立てたんだがその間他の魔物に襲われるということがなかった
シュキになんでだろうね?って聞いてみたら、この冒険者達はまぁ、始まりの森の魔物よりも強かった事もあり匂いで警戒して近づかないのでは?と返ってきた
なんか後ろで兄ゴブが「絶対違う・・・・・・、絶対違う・・・・・・」とぶつぶつ言っていたが何が違うのかわからないので気にしない事にした
ちなみに冒険者たちの死体はここに捨てていくことに決定した、腐ってるしもはやおれには何の価値もないからな
そして狩りをする際にシュキからおれに気配と姿を隠してほしいと頼まれた、理由を聞いたらゴブリン2匹なら他の魔物も結構襲ってくるが、そこに蝙蝠が一緒にいると変な組み合わせということで警戒して近づいてこない可能性が高いらしい、しかもシュキ達は武器を装備しているからただでさえ警戒されているはずなので少しでも油断させたいとの事、おれも了承しシュキの影に気配を消して潜むことにした
戦法としてはシュキ達に襲い掛かってきた魔物にまずはシュキが火魔法をぶつけその隙に兄ゴブが大鉈で斬りつけるといった形
あれ?おれの出番は?と思ったんだけど、きっと襲われるさいは複数で来られるので他をおれが範囲魔法で相手をする事になっていた
今のシュキと兄ゴブでは1匹を相手するのが限界との事、まぁ、確かにおれは範囲魔法があるし、影から不意打ちが可能だけど・・・・・・
と、思ったところでおれは閃いたね
おれには影操作スキルさんがいたじゃないか!!と、影を絡まらせて動きを奪えばいいんじゃね!?とシュキに言ったらたいそう驚いていた
魔物が複数できたらおれの影操作で動きを奪い何匹か魔物をキープして、シュキ達に戦わせる感じになった、おれもレベル上げのために何匹か倒す必要はあるがシュキ達を優先した方がいいだろう
おれには成長促進のスキルもあるし、シュキ達ほど数は必要ないはずだ
戦法が決まったところでおれはシュキの影に気配を消して潜みシュキ達は魔物にいつ襲われてもいいように警戒しつつ、魔物を探し始めた
まぁ、おれは気配感知があるので、シュキに念話で場所を教えつつおれのように気配を消してるやつがいないかだけ警戒させてるんだけどね
まずおれが先に案内した気配は数で言えば5匹ほどいる場所、影操作で本当にうまく動きを奪えるかの実験と、シュキ達がどれくらい戦えるかを確かめるためである
やばくなったらシュキ達を影に収納して逃げるか、おれが範囲魔法で倒せたら倒す事になっている
いきなり割と危ない事をしている気もするが、複数の相手の動きを奪うのは初めてだし、実際にどれくらい拘束できるかは確かめておかないとな
「で、あそこに5匹のフォレスト・ウルフがいるわけだが、準備はいいか?影で拘束できたら1匹だけ拘束を解くからシュキが火魔法で牽制して、兄ゴブが斬りつける、と」
おれ達からだいたい10m程離れた先にフォレスト・ウルフが5匹集まっていた
シュキが言うには森の中では上位の魔物らしい、レベルは平均で12くらいで群れのリーダーだと18にもなるらしい
「はい、私は大丈夫です」
そうはいいながらも杖をもつ手が震えているシュキ、まともな戦闘自体これが初めてだっていうのは聞いていたが大丈夫なのか?
「シュ・・・・・・妹よ大丈夫だ、お前が魔法を放ったらすぐぼくが前に出るから」
そう兄ゴブが言うが、なんで今名前呼ぼうとして諦めた、なんかかっこよさげな事言ったくせにおかげでなんか締まらないじゃないか
「もしもの時はおれがなんとかするから安心しろ」
おもにおれの影操作スキルさんか闇魔法が頑張ってくれるはずだ
「は、はい!」
少しは落ち着いてくれたかな?まぁ、兄ゴブは兄ゴブでシュキをなにがなんでも守るだろうしおれはそんなに心配してないんだけどね
なんだかんだ言っても兄ゴブは妹を守るためなら結構な無茶をしそうだ、じゃないと冒険者達から1時間も逃げ切れないだろう・・・・・・
今後のためにもどうやって1時間も逃げ切れたのかその方法を後で聞いてみようかな?
だが今は目の前のことに集中するとしますか!
「よし、始めるぞ、まずは影で拘束っと」
使う影はおれとシュキ達、それと周りの木々の影だ、出来る限り気付かれないように静かに影を近づけていく
影はスルスルと群れに背後から近づいていく・・・・・・、どうやら気付かれてはいないようだ、このまま狼たちの影と合流させて、拘束させてもらおう
狼たちの影と合流できたら後は簡単だ、そのまま影で体を拘束するだけ、すでに5匹の足元に影はきている、今気づいてももう遅い、一気にいかせてもらおう!
「っ!ガゥっ!」
「グゥッ」
「「「ッ!!」」」
なんか1匹だけいち早く気付いて吠えたが残念だったな、すでに拘束済だ
いち早く気付いたのはこの群れのリーダーかな?だったらこいつはシュキ達の相手には難しいか
リーダーの次に反応できたやつもいたけどこれも止めておくか、反応できなかった3匹のどれかでいいだろう
拘束も抵抗はされてはいるが大した感じではない、これならリーダー各の狼でもいくらでも拘束し続けられる
「よし、拘束は問題ない、1匹だけ拘束を解くから相手を頼むな」
「「はい!」」
2匹ともいい返事だ、簡単にやられたりしないでくれよ?
いい返事も聞けたので反応できなかった3匹のうち1匹の拘束を解く
拘束を解くと最初の打ち合わせ通りシュキが火魔法を放ち兄ゴブが大鉈を構えて前にでた
さて、シュキ達が相手してる間におれは残りの4匹をさくっとやるか
え?どうやって相手するのかって?拘束して動けないんだからサクッと風魔法で首を落とすさ
わざわざ拘束を解いて真面目に相手なんてするわけがない、拘束した意味がないじゃないか
生憎とおれは騎士道精神とか正々堂々とか心意気よりも自身の生存を優先する
卑怯だと言う人がいれば是非ともその人に見本を見せてほしい、命がかかってる状況でそんなバカな事できるかっつぅの
そんな事ができるのは本物の強者か本物の馬鹿のどちらかだと思う、時にそんな本物の馬鹿を敬意を込めて勇者と呼ぶらしいが
おれは勇者なんてごめんである、それに例え本当の意味での勇者になるくらいなら魔王になる事を選ぶ
だって勇者とかになったら何かと大変だろうしな、何やっても何処行っても勇者様勇者様言われるとかないわぁ
まぁ、おれ魔物なんで勇者様(笑)にはなれないだろうしな!!
と、そんな下らない事考えてる場合じゃない、サクッと風魔法で4匹のフォレスト・ウルフの首を飛ばしてシュキ達の様子を見ないとな
「お前らに恨みはないが進化のためだ、おれの糧になってくれ風刃!!」
4匹の狼に向かって飛んでいく風の刃、狼たちにはそれを防ぐ手段もなければ逃げることも出来ない
4匹の狼たちが最後に見たのはやはり、闇の色をした黄金の瞳をもつ蝙蝠だった
群れのリーダーは最後に1匹だけ拘束から解放され2匹のゴブリンと戦っている若い狼の事を案じる
出来る事ならそのまま逃げてくれ、と
しかし、それと同時に理解していた、自分たちを――どのような方法でかはわからないが――拘束したこの蝙蝠はそれを許さないだろう
若い狼もまたプライドがあり2匹とはいえゴブリン相手にそれを選べない
あぁ、この蝙蝠に見つかったのが自分の群れの運の尽きだったのだ、それが群れのリーダーたる狼が最後に思った事だった・・・・・・
⦅経験値が一定値に達しました⦆
⦅ヴァンパイア・バットのレベルが19から20へ上昇⦆
⦅条件の達成を確認しました、ヴァンパイア・バットの進化が可能です⦆
⦅進化可能な進化先を選ぶことができます⦆
⦅現在進化可能なものを確認しますか?⦆
おぉぉぉぉぉぉ、レベル上がった途端にこれかよ、しかも進化先がいくつかあるのか、もちろん確認するよ!!YESだ!
⦅進化可能なものを提示します⦆
⦅ナイト・バット⦆
⦅ヴァンパイア・インプ⦆
⦅レッサー・インプ⦆
⦅以上が進化条件を達成しているものとなります⦆
えーっと、進化先の説明とかはないんですかね?あ、ないんですね?それも鑑定スキルがあればわかったんでしょうか?
えぇ・・・・・・、まず、ナイト・バットってつまりこのまま蝙蝠って事だろ?ヴァンパイア・バットと何が違うんだ?ナイトって騎士じゃなくて多分、夜とかのナイトだよな?夜の蝙蝠って普通じゃね?
次にヴァンパイア・インプだけど、蝙蝠からえらく変わるな??インプって小悪魔じゃなかったか?蝙蝠から進化していいのか?
けど、これだけなんだよね、ヴァンパイアの名前が付いているのは、ヴァンパイアに拘らなくていいのならレッサー・インプでもいいかもしれない
けれど、ここで問題なのはナイト・バットでもレッサー・インプでもどちらに進化してもおれの特殊スキル⦅強奪する吸血⦆が使えるのかがわからない事だ
ブラッディ・バットも吸血できるならこのままかもしれないが、もし使えなかったら?
今までのおれはレベルが上がってもスキルを覚えなかった事から、進化しても覚えないままの可能性だってある、そうなると今あるスキルだけでやっていくしかなくなる
それだと手詰まりになった時がやばい・・・・・・、そう考えるとヴァンパイア・インプ一択になるんだけど、インプって見た目蝙蝠よりも悪くないか?
そもそも達成した進化条件って絶対ろくでもない条件だろ・・・・・・
えぇいままよ!!迷っても仕方ない、条件を達成すれば進化先は増えるかもしれないがそんな面倒なことはやってられない
何が条件かもわからないしな!
決まりだ!おれはヴァンパイア・インプに進化するぞ!!
そう決めた瞬間だった、おれの視界が真っ暗になったのは、だが意識ははっきりとしている
これが進化というものなのだろうか
⦅進化先が決定されました、ただ今より進化を開始いたします⦆
⦅進化に伴いレベルは1へ、レベル上限は45へ引き上げられます、次回進化可能なレベルは45です⦆
⦅続いて、進化によるステータス上昇とステータスへの進化ボーナスの付与が試されます・・・・・・付与が成功しました⦆
⦅続いてスキルへの進化ボーナスの付与が試されます・・・・・・⦆
⦅スキル 成長促進Lv3が成長促進Lv4へ⦆
⦅スキル 強奪する吸血Lv5が強奪する吸血Lv6へ⦆
⦅スキル 気配感知Lv8が気配感知Lv9へ⦆
⦅スキル 魔力感知Lv7が魔力感知Lv8へ⦆
⦅スキル 魔闘法Lv8が魔闘法LV9へ⦆
⦅スキル 影操作Lv10と闇魔法Lv10を確認⦆
⦅条件の達成を確認しました⦆
⦅影操作Lv10と闇魔法Lv10は統合され新たに 暗黒魔法Lv1 となりました⦆
⦅進化に伴い新たなスキルを獲得しました⦆
⦅特殊スキル 魔眼Lv1 を獲得しました⦆
⦅以上で進化を終了します⦆
視界は真っ暗だけど、意識ははっきりしていたので頭の中で流れるアナウンスは聞いていたんだが
進化した時くらいステータスを見せてくれてもいいと思うんだ、せっかくステータスにボーナスが付いてもわからねぇじゃねぇか!!
しかし、進化で少しだけスキルのレベルが上がるのか、しかも影操作スキルさんが闇魔法と統合されて暗黒魔法になってしまった、これはもう影収納が使えなくなった可能性ありか?・・・・・・アイテム袋あるし困りはしないが・・・・・・。
あとは、魔眼を獲得したらしいけど、どう使うんだろうか、魔眼の効果はいったいなんなんだろうか・・・・・・
切実に思う、鑑定スキルをくださいと。
はぁ、落ち込んでいても仕方ない、シュキ達の様子でも見るか
そう思ったのだが見た感じどうやら戦闘はおれが進化してる間に終わったようだった
そういや、ヴァンパイア・インプに進化したけど体はどうなってんだ?意識してなかったから気にならなかったけど
まずは自分の手を見る・・・・・・うん、指は5本、両手で10本の普通の手だ、肌の色はなんか赤黒いけど
足元を見る・・・・・・うん、普通の足だ、両足で10本の指がある、肌の色は赤黒いけど
お腹を見る・・・・・・うん、普通のお腹だ、おへそもある、肌の色は赤黒いけど
顔を触ってみる・・・・・・うん、鼻と口がある、肌の色はわからないけど、きっと赤黒いだろう
耳あたりを触ってみる・・・・・・うん、多分とがった耳がついてる、きっと赤黒いだろう
そこまで触った所で背中に手を伸ばし触ってみる・・・・・・うん、羽があるし、どうやらちゃんと飛べるみたいだ
羽を動かすってなんか違和感があるかと思ったけどそんな事はなくすんなりと動いてくれた
水があれば自分の顔を見るんだがなんか見るの怖いな・・・・・・、見たくない気もする
・・・・・・水魔法が使える事を思い出したが忘れる事にした
次かその次ぐらいにシュキ視点の閑話が入る予定です
一区切り毎に閑話を入れていこうかと思います
兄ゴブ視点の閑話はありません
兄ゴブ「閑話からも妹からも無視される件について」
シゼル「閑話の中にもお前の出番はほぼないけどな」
兄ゴブ「(´・ω・`)」




