1.はじまりの修学旅行
アイと申します。
この作品は以前執筆していた未完成作品のリメイクです。以前執筆していたものをこのまま書き進めても良い作品にはならないと判断した結果、このような形で書き直すことに致しました。以前の作品を見ていなくても楽しめると思いますので、ぜひ読んでいただけるととても嬉しいです。
「…本当に来た…」
僕、神来社日彩は思わず呟く。
時は遡り、一ヶ月前。
いつも通り遅刻ギリギリに教室に飛び込み椅子に座る。その瞬間、ホームルーム開始を告げるチャイムが鳴る。これも計算のうちだ。ホームルームが終わろうとしていたとき、担任から信じられない言葉が飛び出した。
「あ、因みにお前たち2年生は、異世界に修学旅行に行くことになった」
そうか、もうこんな時期__ん?
「…は?」「な、何言ってるんですか…?」
教室に困惑が満ちる。当たり前だ。異世界?ラノベの読み過ぎか?大事なイベントなんだから冗談を言うのはやめてほしい。
「落ち着いて聞いてほしいんだが本当だ。去年政府から視野を広げるために異世界へ行くようにと言われたんだ。安全面は全面的に政府が保証してくれているから安心しろ」
一瞬信じそうになるが、流石にそんなわけがない。…急にどうしたんだ先生。そんな冗談信じるわけないじゃないか、もう高校生だと言うのに。
クラスが担任への不信感に染まる。信じられないが、こんなわかりやすい冗談を言うのか、?大して面白い訳でも無いのに。
「…ま、信じてもらえないとは思ってたよ…これが証拠だ」
担任がPCの画面を示す。そこには政府…いや….軍警…?からのメッセージが書いてあった。僕達が通う学校名と修学旅行についての文が書いてある。一番下には軍警の紋章まである。こんなものを偽造するのは立派な犯罪だ。ということはつまり…
本気で異世界へ修学旅行をする気なのか…?
「…は…?」
「い、異世界なんて急に言われたって…何のことだか分かんないんだけど…っ」
クラスが一気に騒がしくなる。担任への不信感からではない。異世界という存在が信じられないのだ。僕だって何がなんだかさっぱりだ。
「まあそうだよな、俺も初めて言われたとき同じような反応をしたよ…とりあえず今から資料を配る、軽く目を通しておいてくれ」
配られた資料を開くと、そこには見たこともない巨大なビル、信じられないくらいの人混み…とにかく新鮮なものが詰まっていた。異世界…想像していた物と違う。ファンタジーなんかではなく、やけに現実的だ。こことは比べ物にならないくらいの都会ではあるが…
見たこともない風景に少しわくわくする。不安が消えたわけではないが、これはあまりにも魅力的すぎる。
何があるんだろうか…
読んでいただきありがとうございました。
毎週金曜日に投稿する予定です。遅れてしまい申し訳ございません。
以前執筆していた同作品に関してのお知らせなのですが、以前のものは次の話が投稿された時と同時に削除いたします。つまり、現在執筆しているこの作品の第2話を投稿したタイミングで前作の第1話を削除する、という感じです。
面白い作品にできるように精一杯頑張ります。
投稿頻度が落ちてしまうと思いますが、私の作品で少しでも楽しんでいただけると嬉しいです。




