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俺と幼女は
星空を見ている。
場所は電気を消した俺の部屋。星空があるのは窓の向こう。まぁ、田舎とは言え駅徒歩十五分圏内だし、最近近所に人も増え始めたので完全な暗闇でもない。そんなわけなので大して綺麗でもない星空だ。お月様と一等星、良くて二等星ぐらいしか視界に映らん。
だが、幼女はそれで満足のようだ。俺のあぐらの上で、星空が霞むレベルで目をキラキラさせている。全くもってかわいい限りだ。
あの星は何かって?ゴメン、俺星に詳しくないんだわ。あのデカくて丸いの?あー、それはお月様だ。お月様知らないのか?知ってる?そっかー、えらいねー。
そこから先も質問の嵐、と言う名の星空指差しゲーム。やっぱりさっぱり分からん俺は、謝罪と分からんのローテーション。仕事で培われた新人御用達の二大巨頭は、今でも時々役に立つ。
幼女が俺を見上げてコロコロ笑う。何処までも純粋に、何処までも無垢に、とてもとても、楽しそうに笑う。多分、声を上げていると思う。だけど、幼女の声は響かない。それが、何となく、哀しく思えた。
哀しい?俺は哀しいと思う。
そこにいるのに、そこにいない。泣いても笑っても誰にも気づかれない。そのことを幼女がどう思っているかは分からない。分かってるのかすら分からない。
だが、俺はそのことを哀しいと思った。
こんな時、何をして欲しかったっけ?
幼女がキョトンとした顔をしている。俺もキョトンとしている。特に意識した訳でもなく、幼女の頭に手を乗せていた。
そして、それは確かに実感があった。これが想像力の無せる技か、もしくは業と言うべきか。
何はともあれ、触れるのなら重畳だ。思う存分撫でてやろう。抵抗してくれても構わんぞ?ほーれほれほれどうじゃどうじゃ。
幼女はきゃ~と言う様に肩を震わせている。覗いてみれば、目に涙を浮かべて笑っている。そんな俺に気づいたのか、お返しとばかりに頭を撫で返す。相変わらず実感はないが、温かみが増したような気がする。
だが、何で急に触れるようになったのだろうか?っと思い返せば俺からアクションをしたことがなかったな。そりゃ触れると分からんわけだ。やったら事案なわけなので、やらなくて当然ではあるのだが。YESロリータNOタッチ。
あれ?よく考えなくてもこれ事案だわ。26のオッサンが、見ず知らずとまでは言わなくても、どこの誰か分からん幼女を、好き放題に撫でくりまわす。YESロリータGOタッチ。
おまわりさんこちらです。そうですわたしがはんにんです。
NO MOREロリコン、GO TO HELL。
あー、神様神様仏様。罪深き私を罰してください。いや待て幼女よお前じゃない。今は頭を撫でないでくれ。そんな優しい顔をしないでくれ。何でウンウン頷くんだよ。
はぁ、もういいや。考えるのがバカらしくなった。
世の中なるようになるさ。何時だってそうだったからな。
折角明日も休みなんだ。
お互い眠くなるまで星を見よう。
うん、いい笑顔。とってもかわいい。




