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俺と幼女は
ババ抜きをしている。
そう、こないだに引き続きだ。仕事帰りだから疲れてはいるが、幼女の頼みは断れない。昔から泣く子となにやらには勝てんって言うしな。
とは言え、明日も仕事である。3本勝負でまたもや幼女の勝ち越し。勿論、接待試合である。幼女は、まだまだやりたりないと抗議するも、勿論ムリだ。本当に申し訳ない。
うん、我慢ができて偉いぞ。今度の休みは、ちゃんと構い倒してやるからな。よし、よい笑顔。
にしてもなー、やっぱ二日連続二人ババ抜きだとちょっと飽きが来るな。二人で出来るカードゲームは他にもあるから、今度それを教えるのもいいか。
けど、一番はやっぱ人数を増やすことかなー。同じゲームでも、人数が増えるだけで盛り上がり方も変わるし。ただのババ抜きでも、もう二人ほど増えれば、変化ができて面白いのになー。
ん?どうした幼女よ。暗い顔をして
なんだ?紙とペン?それで、絵を描いて―――
………ふむ、綺麗に大中小に分かれた。推定性別女性陣。
これは、お前の家族か?
そうか
この小さいのがお前で、中くらいのは姉か?当たりだな。っでこの大きいのが母親だな。えっ違う?じゃあ、この人も姉か?ああ、そうなんだな。
両親とかは、いないのか?……首を左右に振るってことは、いないってことでいいのか?そうか
…………
ほれ、ぽんぽん。
大丈夫だ。大丈夫。
安心しろ。俺がついてる。
きっと、また会えるさ。きっとな
…………寝たか
いきなり泣き出すから焦ったが、あんな対応で大丈夫だったかね?まぁ、ハグはオキシトシンがどうとか科学的に証明されてるって話だし、安心しきった顔してるから、一先ずよしとしよう。
思えば、こいつのこと全然知らないんだよな。名前も、生まれも、何故俺の前に現れたのかも……
まぁ、わからんことを考えても仕方ない。
仕方ない、が、やっぱ子供が泣くのは見たくないわな。普通に一般常識を備える人間としては
やっぱ、幼女は笑顔が一番だし。うん。
……俺にできることがあるかは分からない。っと言うか正直出来ることはないとは思っている。まず、声が聞こえん。聞こえんから、引き出せる情報も限定的になる。そこをクリアしたとしても幼女の姉2人をこの広い世界で見つけ出すのは、ぶっちゃけ俺個人では不可能だ。そもそも、幼女の姉2人も幼女と同じ状態だとしたら人に聞いてもわかるわけがない。
………ぶっちゃけ、限りなく詰みに近い。でも、どうにかしてやりたい。なら、どうするか。どうしたいか。
……どうしたいか?決まってる。
手が届くなら、伸ばすだろ。伸ばされたなら掴むだろ。
コイツは伸ばした。俺は取った。
なら、出来ることを精一杯やらないとな。
……ったく、小っ恥ずかしい言葉が出ちまった
お前のせいだからな
まったく………本当にかわいいやつだよ。




