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俺の頭の中には
幼女がいる。
何を言ってるか分からない?
安心してください。俺にも分かりません。
大したきっかけはなかったはずだ。
何となく癒しを欲し、何となく幼女に頭を撫でられたいと思ったら、何故か出てきた。わけワカメ。
俺にしか見えてないし、俺にしか感じられないし、そもそも実体がないようなので、おそらく疲れが極度に高まって出来たイマジナリーフレンドの亜種みたいなものだとは思ってる。知らんけど
我が事ながら病院に行くかカウンセリング受けるか家族に相談するかしたほうが良いとは思ってる。絶対まともな状態じゃない。だが、特に実害はないし、日常生活に支障もきたしていないので、放置する方向で特に気にしないようにしてる。
何よりかわいいからこのままでいいと思う。こうして独白してる間も俺に肩車されながら頭を撫でてきている。とてもかわいい(語彙消失)
さて、今俺は何をしてるのか?
はい、何もしていません。今日は仕事も習い事も特別なニュースもない『へいわないちにち』です。
いや、素晴らしいね。何もない平和な日。こうして春の日和の只中を何も考えないで散歩できる。
平和万歳\[T]/
幼女も実に楽しそうである。出てきてこの方楽しくなさそうな顔を見たことがないが、兎に角楽しそうで何よりだ。
まぁ、具体的な顔の造形分からんけど。黒髪ロングの幼女であることしか認識できん。
そんなかわいいことしか分からない幼女。何やら見つけたようで駆け出した。どこへ行こうというのかね?
そうして幼女の後に続いた先は桜の木。まだ五分咲きと言ったところだが、木自体がそこそこ大きいのでそれなりに見応えがある。
その木の枝の一番太い枝に幼女は腰を下ろしている。普通なら注意するところだが、実体がない≒怪我の心配がないので気にする必要なし。きだk(カット
足をブラブラさせ、鼻歌を歌う幼女。声がないので何を歌っているかは分からないが、ご機嫌な歌を歌っているのはわかる。
ただ、枝に腰を下ろし、足を揺らし、鼻歌を歌う。
特に意味もなく。
なので、俺も桜の木に背を預けて、空を見る。
白い雲、青い空、時々目に映る桜の花びら。
綺麗だと思った。特に意味もなく。
気づけば幼女が隣に座っている。ニコニコと楽しそうに笑いかけている。
俺が自分に気づいたのを見ると、特に理由もなく俺の頭を撫でてくる。まるで大型犬を撫でるようにワシャワシャと
実体はない。感触はない。故に実感はない。
それでも、確かに癒しを感じる。
なんとも不思議なものだ。
一頻り撫でて満足したのか、幼女がまた駆け出す。
ぼーっとそれを眺めていると、早く早くと手招きする仕草をする。
そろそろ帰ってゲームをしたかったのだが
もう少しだけ、散歩は続きそうだ。




