表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/21

転生は突然に。

猫って気まぐれで困る。

『エターナル・グロウ・オンライン』

永遠の成長と言う意味を持つ2035年から販売されたVRゲームだ。

通称()()()()

エタグロは販売されて多くのゲーマー達から絶賛の声が上がった。

その理由は「現実の様なリアリティ」もあるが()()に称賛されたのは『ドライブ』という機能だ。


『ドライブ』とは、プレイヤーにチュートリアルの始めに付けられる腕輪のことである。

その腕輪の一番の特徴は()()()()()()()()()()()()所だ。


プレイヤーがエタグロを通して腕輪を成長させることができる。

その今までに無かった要素に、今までのVRゲームに絶望していたゲーマー達は熱狂した。


値段が10000円と、他の何十万とするソフトと比べて手の届く価格だったというのもエタグロの人気に拍車を駆けたのだろう。

エタグロは世界中、100億人もの人々から遊ばれる。誰でも持っている、そんなゲームとなっていた。


そのような世界的なゲームを遊ぶ一人の少女がいた。

彼女の名前は薪割鈴(まわりりん)。彼女もまたエタグロの熱狂的プレイヤーだ。そんな彼女は今世紀最大の混乱の中にいた。





≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡


今日は運の良いことに宝石狼の群れに遭遇したにゃん。ガッポガッポにゃ!

ボクは思わぬ大金のゲットに興奮していたにゃん。


そんな時()()は起きたにゃ。


【深刻なエラーが発生しました】


「は?」

突然メニューが開いたと思ったら、目の前に文字が現れたにゃ。


【深刻なエラーが発生しました】


「な、なにこれ……?」

メニューを消そうと画面にタップするも()()に阻まれたように手が弾かれたにゃ。


【深刻なエラーが発生しました】


……ここまでくるとただのエラーじゃないみたいにゃね。

仮説は沢山浮かんでくるけど、どれも現実味がないにゃん。

ふむ、知り合いのプレイヤーに連絡しようにも【深刻なエラーが発生しました】が邪魔で取れないにゃ。困ったにゃー。これじゃあ()()()()()すらできないにゃ。もう寝るしかないにゃー


と結構危機的状況にも関わらず、そんな感じで呑気に考えていたボクだった。が、次の瞬間。


ふっと意識を失った。







≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡



ふわっとした()()。触るとピクピクと動く。リアルな感触だにゃ。ぴんっと長くて白い()()()。これも動かさせるにゃん……。更には()()までちゃんとあり……


「ど、どういうことだにゃーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!?」


パニック。一体全体何が起きてるにゃ!?


「と、とにかく落ち着くにゃ!」


ボクは取り敢えず自分のステータスを確認した。


=============================

n■me:リン・クロッケン


Lv.999(未■放)


■ob:化猫神


s■■ll:肉球拳。■■■■


drive:【stag■■】■■■■■



=============================


「……ふぅ、どうやら異常は無いみたいにゃね」


文字化け?何のことかにゃ?

自分の精神の安定のために明らかにおかしい事柄はスルーするにゃん。


「よ、よし、次はアイテムボックスにゃん」


ボクは恐る恐るアイテムボックスを開いた。

アイテムボックスを開くと……?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ