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訳だけ! 十八史略+蒙求  作者: ヘツポツ斎
01-09 田斉

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01-09-02 斉八 威王・淳于髡

 田和でんかが死ぬと「桓公かんこう」「威王いおう」と続く。はじめ国内をうまく治めきれず、諸侯よりの攻撃を受ける。特に前 348 年にはよりの攻撃を受ける。そこで威王は「淳于髡じゅんうこん」にちょうへの援軍を依頼。大量のプレゼントを預けたが、それを見た淳于髡は大笑い。

「以前道ばたで豚足一本と酒一杯を捧げて豊作富貴の祈願をしておる農夫を見かけました。そのとき私は、またずいぶん少ない捧げ物で大きな成果を望むものだと思ったものです」

 それを聞き、威王は淳于髡に更に多くのプレゼントを持たせて出発させた。


 これにより楚をはねのけることは叶ったが、国力はやはり振るわない。そこで威王は「卽墨《そくぼく》」の長官を召喚して、その施政の端正にして汚職に手も染めずにあることを讃え、厚く報賞を加えた。また「」の長官を呼び、日頃届く報告がその施政の素晴らしさを歌うものであったにもかかわらず手ひどい実態であることを指摘。あわせて王への報告を届ける者にまいないを掴ませていたことも指弾し、即日のうちに部下もろとも殺した。

 賞罰を明らかにしたことにより、ようやく斉の国運が上向き始めた。


 威王と「惠王けいおう」が連れだって狩りをしたときのことだ。恵王が自国の宝玉を自慢してきたので、威王は国境を守る将軍達の名前を挙げて、彼らこそが宝だと言った。恵王は恥じ入った。



蒙求もうぎゅう

淳于炙輠じゅんうしゃか 彥國吐屑げんこくとせつ

 輠というのは車の動きがきしまないための潤滑油を入れておく器。これをあぶるとそのうち油は溶けてなくなってしまうのだが、淳于髡の知謀は「いくら炙っても尽きることがない」。一つのキーワードで三日三晩語らせてもまったく問題ないレベルなのだという。

 対する胡毋輔之こむほし、あざな彦国は西晋せいしん東晋とうしん頃の名士で、兗州八伯えんしゅうはっぱくという竹林七賢ちくりんしちけんのパチモノに組み込まれている。彼は名言製造マシーンだったようで、「あの人の口から名言がノコギリの木屑かって勢いで出てくるんですけどどういうことなんですかね……」とか言われてる。

 見事な言説を提示するふたりだが、もうちょいマシな評価の仕方できなかったもんですかね……って思わせるところまで一緒なのが、また。


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