6話 支配者領域
~支配者領域~
支配者の町は弱気を虐げ、強気を強者としていた
「哀れよの…人類よ…」
弱気を虐げていた強者の腕を掴む
「あぁ?なんだてめぇ?」
顔で威嚇するが
ジェニスにとって威嚇とは動物の一種の恐怖から来る衝動だと思っているので
「弱い人間程、威嚇をするものだ
お前は何て哀れなのだ
お前は弱者に救いの手を差し伸べはしないのか?
ほら、見てみろ」
ジェニスの指さす方向には少女が横たわっていた
「あの小娘がどうかしたのかよ?分かった分かった
お前は金持ちだからこいつを貰いてぇのか?いいぜ、安く売ってやるよ(笑)」
ジェニスはまたもや溜息をついた
どこまでも愚劣な輩どもだ
少女を指さした理由は違うのだ
「この娘は今猛烈に飢餓しているのだ
だからこそ食事を与えるべきだ
強者がやるべきなのは与える事であり平等さを差し伸べる事では?」
しかしそんなジェニスの言い分を強者となった元弱者は笑う
「それは元々弱者では無いからだろう?
そしてこんな時代だろうが
だから弱者は強者に返り咲くしかねぇんだよ」
まあそれも仕方ないかと思うジェニス
しかしそんな飢餓に苦しむ弱者をみすみす放ってはおけないので
ジェニスは戦う事にしたのだ
「な、お前その力なんだ…!」
強者をそのまま光の剣により一刀両断する
「哀れな奴らめ…安らかに眠れよ…」
「お前…!」
強者が襲い掛かるが
ジェニスは両手を挙げる
「覇者に連れていけ 話があるのだ」




