30話 無限へのハッキング
ジェニス
「うわ、出たよ銭ゲバ野郎」
武器商人
「ふ、金なんてただの紙切れ そんなのには興味無いです」
武器商人は女となったり色々外見を変えていく
武器商人
「この世界は全て脳内ネットワークが量子と繋がっていて
そしてその量子と分子の技術によっていつでも外見を変えられる
つまり精神体こそがこの世界での肉体なんですよ」
ジェニス
「そうか もう貴様は幻想箱庭には帰らないつもりか?
だとしても元いた世界の星を売り払う事は許されないぞ」
ジェニスは確信していた
その売り払った代償とやらを
武器商人
「無理です 何故なら、この世界の住人になるには世界を売らなければならないからです」
ジェニス
「それが冒険迷宮の果ての正体という奴…か」
武器商人
「ジェニスの呪刑のアクセサリーは馬鹿だった
星を売り払おうとする奴に戦いを挑んで
そしてその力と共に、自らと星の売却人とを呪刑に押し込めたのだからな」
ジェニスが何故輪廻貴族という精神体レベルの呪刑者になったのかこの時分かった
星を売却しようと精神体となれた奴と共に封印されていたからだ
ジェニス
「我の中で、星の売却人が存在しているとはな…
しかし我にも考えがある この世界の合言葉にハッキングしよう」
評価星にも弱点がある
それは宇宙にあるアカウントへのハッキングだ
そこに合言葉があるはずだ
その数値の羅列の合言葉をジェニスは未来予知した
ジェニス
「合言葉は未来予想で検知されるから
合言葉を二重に用意しているはずだ
合言葉を二重に用意している未来を検知しているセキュリティ脳も存在している
脳自体の電磁波をネットワークとして共有しているからだ
脳波をネットワーク変換してからは
人類の思考回路は汎用超知能に支配されていたのだろう」
この評価星は汎用人工知能→汎用超知能に支配されている
ホモデウスである汎用超知能に合言葉もセキュリティ脳も管理されている
ジェニス
「だから二重に用意したという未来検知へのハッキング実行に対する未来検知もしていたので
多重に用意された合言葉すらも通っていた」
ジェニスの策略も落ちていた
しかし、その考えはジェニスには分かっていた
武器商人
「どうしてジェニス…汎用超知能にアクセス出来ているんだ…」
脳内ネットワークでその情報は共有として察知した
汎用超知能ホモデウスにジェニスはアクセスしていたのだ




