↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日本異世界転移物語  作者: 秋津洲皇国
37/39

バイナモ平原の戦い2

〜自衛隊派遣旅団陣地より東4km地点〜


この地点には機甲科偵察隊所属のグルバニア王国派遣臨時独立混成旅団第一偵察隊がいた。

この第一偵察隊は高機動車を主軸に地上レーダー装置一号改つまりJTPS-P23を装備しており、エルー・アスパニ皇国の軍勢がグルバニア側との協議から決められた危険圏内に入って来るかを監視しているのだった。

「ヒトヒトサンマル方向に敵集団と思しき多数の反応を確認。距離約ヒトロクキロメートル」

JTPS-P23のレーダーを見ていた自衛官は機械的にそう言った。

「そうみたいだな……」

もう一人の自衛官はレーダー画面を見てそう言うなり、落ち着いて広帯域多目的無線機通称"コータム"を取り出し旅団司令部に無線をかけ始めた。

「こちら第一偵察隊。送れ」

「こちら旅団司令部感度よし…………


〜自衛隊派遣旅団陣地旅団司令部本部テント〜


「失礼します!」

そう言ってテントの中に伝令が入って来た。

なぜ無線ではなく伝令を使うのか?それは移動加入基地局装置JTTC-C1を設置したとはいえ、それは遠距離の部隊間通信や緊急時の大使館との連絡に使われるだけであり、まだまだ伝令は近距離の部隊間通信などに欠かせなかったのであったからである。

「何があった?」

戦術用地図の置かれた机を囲んでいた士官の中央にいた高角陸将補は答えを求めた。その答えは案の定の物であった。

「第一偵察隊がエルー・アスパニ皇国軍と思われる集団を確認したそうです」

「宜しい。ならば、一応ステフノ殿に当該地域に集団等出して居ないかの確認と、威力偵察用の第二偵察隊を当該地域に派遣させろ」

「了解しました」

伝令はこの命令を伝える為にテントからすぐさまに出ていった。


〜数分後 第二偵察隊〜


ドンッ!

高機動車に下から突き抜ける様な衝撃が襲った。

「やはり装輪車にはこんな凸凹とした地形は厳しいな。装軌車を入れてくれる様に頼めば良かった」

指揮官が愚痴を溢すと同時に後ろから先程高機動車が衝撃に襲われた所で同じ様に襲われ、空中に浮かぶ様にして87式偵察警戒車が現れた。これは今では16式機動戦闘車にとって変わられた旧式の装甲車両で25mm機関砲を砲塔に装備した装輪車両である。

ドンッ!

やはりスピードのでる装輪車の為か少し滞空した後、重力の為着地して大きな音をたてた。

少しばかりして先行しているオートバイ隊から伝令がやってきた。

「前方にて敵集団を発見!敵の兵装は前時代的な弓矢と槍の組み合わせであり少し突入しましたがすぐに反撃を受けました。後は装甲車両で突入するだけとなっています」

これを聞いて高機動車の指揮官と89式偵察警戒車の指揮官はアイコンタクトとハンドサインを取り合って共に突入を確認した後、高機動車の指揮官はこう言った。

「では、そこへ案内してくれ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。