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ブラックドラゴン現る!

ドドン!

という、ものが壊れる音と共に土埃が舞う。

うわぁ…ヤバ…土埃が肺に入るじゃない…肺だけに…落ちた衝撃でブラックドラゴンが目を覚ます。

ルイトは、指先に火球をつくり、レオンは剣を構えている。

よしよし…計画は順調!後は…私の魔力燃焼を倍にして消す!

…頭がクラクラしてきた…

「ん?シャルナ、魔力無くないか?」

「えぇ〜?そういえばクラクラしないことはないかなぁ〜」

小声で言うとマジかよ…的な目を向けてくるルイトとレオン。

ふふふ、こう言っておくことで、魔力を吸われたってことにできる!我ながらナイスアイデア!

レナちゃんなら英語でNiceideal!って言いそう…日本人ができる発音じゃないよ…ほぼ現地の人だって…

「…シャルナ…シャルナがやったろ?」

何よその疑う目!レオンは騙せないか…とりあえず演技演技っと…

「や、やってないよ?はは、ははははは」

怪しい…とでも言うような目を向けてくるレオン。

やめてやめて…計画が乱れるじゃない…

◇◇◇

難易度が高すぎる…無理だろこれ…シャルナは魔力切れ起こしてるし…シャルナに至らない(ルイト)の魔術じゃ…レオンならいけるか?一応アイツ上位騎士だしな…まずは、弱そうな方を倒せば…いけるか?無理だろ…

そんな俺の首筋に冷や汗が出た。

恐ろしいと思うのはシャルナくらい…いや、父上も含むな…違う意味を含めると兄2人…また違う意味で含めると姉も含まる…ドラゴン如きで…こんなに恐怖心を抱いたことなどない。

というか!なんで酔ってんだよ!七賢人!シャルナは魔力切れで戦力にならない…アイツだったら一撃だろうな…てか未成年の前で酒飲むな!

あ〜だんだんイラついてきた…もういいや…殺そ…建物なんてどうでもいい…

シャルナには劣るが、俺ができる限り圧縮した呪文束で短縮した詠唱を始めると、指先に赤く燃える火球を生み出すと共に髪と服が風で揺れる。

俺の背後に赤い魔術陣が現れ、廻る。

「火系統上位魔術ー火炎球轟」

ピューー

という火球が飛んでいく音が鳴った3秒後、爆発した。

これ…結構魔力食うからあんまり使いたくなかったけれど、使わなきゃ勝てんからな…

もくもくと漂っていた煙が薄れると、強そうな個体が倒れていた。一方、弱そうな個体は無傷。

え?ブラックドラゴンって身体が大きい程、強いって教わったのに…ヤバくないか?

ここまで読んでくださってありがとうございます!

まずはひとつご報告を。

「ルイシャル転移」シリーズ、ついに完結しました!

最後まで読んでくれた皆さん、本当にありがとう。

完結って嬉しい反面、やっぱり少し寂しいですね。

キャラたちが自分の手から離れていくような、不思議な感覚です。

そして今回のシャイ魔75話。

ブラックドラゴンが出てきたのに、シャルナは魔力切れの演技でバレバレだし、レオンは鋭いし、ルイトはドラゴンより家族の方が怖いし、七賢人は酔ってるしで、作者としても書きながら笑ってました。

でもその裏で、ルイトの本音や、シャルナの小さな企み、レオンの頼もしさも見えてきて、キャラたちが勝手に動き出す感じが本当に楽しかったです。

そしてラストの“予想外の展開”。

強そうな方が倒れて、弱そうな方が無傷という、シャイ魔らしいカオスを入れたくて、こうなりました。

ルイシャル転移が完結した今、シャイ魔を読んでくれる皆さんの存在が、本当に励みになっています。

応援してくれるおかげで、物語はまだまだ続けられます。

これからも、ゆるくて強くてちょっとおかしいシャイ魔の世界を一緒に楽しんでくれたら嬉しいです。

いつもありがとう。

そして、これからもよろしくね。

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