甘党
あれから数分…私は背中をヴォルカにバシバシ叩かれながらちびちびと紅茶を飲んでいた。
痛い痛い…ちなみにルイトとレオンは、甘党という共通点を見つけ私を庇わずに、情熱的に語っていた。
一緒にいる場は多かったのになんで気づかなかったのかな?
「やっぱりケーキといえばチョコケーキだな〜そう思わないか?レオン」
「俺はチョコケーキよりショートケーキの方が好きだぞ?というか甘すぎるだろ」
「聞き捨てならないなレオン…てかショートケーキの方が甘いだろ!」
「いいや!チョコケーキだね」
「ショートケーキだ!」
あ〜バチバチと火花が散るように睨み合い、反論の言葉を続けるレオンとルイト…ケーキの種類だけで言い合いになんでなるのよ…どっちも同じでしょ…というかルイトってチョコケーキ派だったの?!あれ、甘いんだよなぁ〜2切れ食べただけで胸焼けする…(※通常は1人1切れ食べます)
どちらかというと私はいちごケーキなんですけど…というかクッキーの方が好きだったりする…
ほか6人は、主催者なのに酔ってるし…というか真昼間に酔うってどうなのよ…こっちは未成年で、お酒なんて飲めないんですけど……あ〜早く帰りたい…あ!そういえば忘れてた…ブラックドラゴン転移っと…
指鳴り式転移特定魔術ー特転移
パチンと指を鳴らすとドラゴンが現れた。
もちろん寝ているので、雷落としてで強制覚醒させよっと…
「雷系統繊細魔術ー雷小電」
ボソッと術式を唱え、発動させると、ピカっと少し光った後飛び起きるブラックドラゴン。
ここまでは成功っと…転移魔術も綺麗に発動してたし、実験も大成功!さてさて、一石三鳥になるかな〜あ、魔力燃焼するの忘れてた…燃焼開始っと…
今回の話、作者として一番言いたいことはただひとつ。
なんでケーキの種類で戦争が起きてるんだ。
……と書きながら…読んでくれてありがとう!作者です。
ルイトとレオンが勝手に盛り上がっていくのを止められませんでした。
本来は「歓迎会でシャルナが緊張する回」の予定だったのに、気づけば
• 七賢人 → 真昼間から酔ってる
• ルイト&レオン → ケーキ論争でバチバチ
• シャルナ → 背中バシバシ叩かれながら紅茶
• ブラックドラゴン → 指パチンで召喚され雷で起こされる
という、誰も歓迎会を歓迎してない展開になりました。
特にシャルナ。天才なのに抜けてるところが今回も炸裂してましたね。
「あ、魔力燃焼するの忘れてた…」
忘れるな。でも忘れるのがシャルナ。
そしてブラックドラゴン。
毎回扱いが雑すぎるのに、なぜか読者からの人気が高い不思議な存在です。
次回はカオスな回になる……
予定ではありますが、キャラたちが言うことを聞くかどうかは作者にも分かりません。
ではでは、次の話もゆるっと楽しんでください。




