シャルナが消えたので一旦集い、会議します
「ということで、会議開始」
時は少し遡り、シャルナが飛んで行ったあと、授業は急遽停止。なんやかんやで助かった。俺は思うに、あの魔術と文房具大好きっ子が魔術以外で急いで飛ばして向かうなんてありえないからな。
北東には山しかない。ひたすら山。自然。街もない。文房具屋もない。魔術書店もない所へ何故…?
意味不明なので皆で集まり、会議を開始したという訳だ。
メンバーは次の通り。
・俺
・ミミル
・ヤミル
・ルイト
・ラファエル
ラファエルは、知らない内にシャルナの使い魔になった天使だ。
いつの間に…
「シャルナ様が北東に向かった理由…ですか…」
「あの主…シャルナのことだから魔石とかじゃないの?」
「それも考えたけれど、あの山、ヒューゴン山脈にはエメラルドラッツどころか金しかないぞ?」
「とりあえず魔力探知するか?レオン」
「頼むルイト…魔力探知苦手なんだよ…」
「シャルナは、魔力量多いし特徴的な波してるからわかりやすいと思うけどなレオン」
「個人差があるだろ?」
「それはそうだな〜魔力探知ー広範囲」
水色の美しい粒子が舞う。
なんやかんやでこいつ魔術で言うとシャルナと互角…いや、少し下くらいだな…
というかラファエルは、ずっと黙り込み、考え込んでる。役たたず…天使だから天界から見下ろせって…
「シャルナ様のことだから…魔術関連のことだろう…あそこは金しかなかったはず…魔石が偶然できたか?いや、魔石は、雷と炎が交わることでできる代物。あそこは雷より晴れる。だとするとなぁ〜」
何ブツブツ言ってんだラファエル…
「!あったぞ!レオン」
「本当か?!」
「やっぱりヒューゴン山脈山頂付近に居る。何やらやばい事になりそうだ!」
「嘘だろ?!行くっきゃないか〜」
「ヒューゴン山脈は、私の監視分野ではありますね…一応…ほったらかしたの忘れてた…」
何やらラファエルが重大なことを言ってるような…まぁそっちに耳は傾けない。まだ信用してないしな。
「シャルナ様、ご無事だといいのですが…お供致します。レオン様」
「助かる」
「さっさと行くわよレオン」
「わかったわかった…では…出発!」
「「「おぉ〜!」」」
「私は、羽で飛んで参ります。」
「はいはい。マイペースでどうぞラファエル」
こうして出発する俺たちは知らなかった。シャルナが大魔術を放つとは。
読んでくださりありがとうございます!
今回は、
「シャルナが消えたので会議します」
というタイトル通り、みんなでワチャワチャ相談会でした。
レオンはツッコミ担当、
ルイトは冷静だけどちょっと抜けてて、
ミミルとヤミルは安定のマイペース、
そしてラファエルは……
まさかの「監視忘れてた」発言。
天使、仕事して……
シャルナがいないだけで、
ここまでバタバタするのが逆に可愛いです。
次回は、
シャルナが山頂で何をしているのか、
そして“やばい事態”とは何なのか
ついに明らかになります!
お楽しみに!




