杖いらなくない?
杖、いらなくない?
そう思った私は、今実技をしています。
本日の3限は、実技。
たどたどしく杖有りで詠唱の練習をするクラスメイト。
杖をほぼ使わず、無詠唱でガンガン撃ちまくる私。
杖を使ってないのは私くらい…あ〜互角の人いないかなぁ〜極められないし、実験もできないじゃない。
そう思いながら、ふぁぁぁ〜…と欠伸する私。
暇すぎる…無駄に魔力の消費するし…なんかないかな〜例えば〜グリーンドラゴンとか襲ってこないかな〜
《グリーンドラゴンとは、ドラゴン類で最も戦闘能力に優れている種族だ》
そんなことを思っていた時、何やら聞こえる…なんだこれ?鳴き声?これは…聴力強化するか
「身体強化系統繊細魔術ー聴力強化ー人間語除外」
微かにガオーー!と声がする。
この声の特徴…グリーンドラゴン!
予想的中〜!
そんなことを思っていたら、レオンが冷めた目で見つめてくる。
何よ…また始まったみたいな顔して…
「ガオオオオオオオー!」
「わっ?!」
強化しすぎたかも…そんなに強化してないじゃない…ということは…
聞いているうちにみるみる青ざめる私。
遥北東に、数体…いや…数十体…うんん!…数百体…多分いる…ここの学園には一応結界は張ってある。でも、グリーンドラゴンに攻撃…数百体で攻撃されたら木っ端微塵…なら!
「先生!ちょっとお手洗いに行ってきま〜す!」
走りながら先生に訳を告げ、浮遊輪廻発動。
「風系統魔術ー浮遊輪廻ー強」
「え?アルメリア?!絶対手洗いじゃないだろう!戻って来なさーい!」
そんな声も虚しく聞こえず、遥北東に飛び立つ私。
これも学園での魔術を極めるために必要なこと!
大事な学び舎を潰されそうなら黙っていられない!そう守ることを決め、大急ぎで向かう私。まさか、そこまで強敵とは知らず、大規模魔術を使うとは思ってもいなかった。
読んでくださりありがとうございます!
今回のシャルナさん、
「杖いらなくない?」と真顔で言いながら、
無詠唱でバンバン撃ちまくる天才っぷりを発揮していました。
そして暇すぎて
「グリーンドラゴン来ないかな〜」
なんて思ったら、本当に来るという……
願望実現力が強すぎるのでは?
しかも数百体。
聞いた瞬間に青ざめるあたり、
天才なのにちょっと抜けてるところが可愛いです。
次回は、
学園を守るために飛び立ったシャルナが
どんな大規模魔術を使うのか、
ぜひ楽しみにしていてください!




