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元に戻った

前世前世前世前世前世前世前世前世前世前世前世前世前世前世前世前世前世前世…そもそも、本当に前世ってあったの?本当に生きたの?私の魂歳が17だった…私は今年13になるってことを加味したら、13。17-13=4だから、4歳まで生きてた?なら覚えてないのも納得いく……ん?だとしたら、逃げれないじゃない…矛盾してない?…というかあの青い月の意味って…なんだろ……その時青が好きだったから?多分違う。

なんだろ…

そう、無表情のまま考え込んでいたら…

「シャ〜ルナ!」

テンションが高く、澄んでいるようで幼さが少し残る声がいきなり背後から聞こえ、驚く。

「わっ?!」

後ろに振り向くと、ニカッと笑うルイトの姿があった。

ルイトの左隣に少し微笑んだレオン。

ルイトの右隣に人間化し、珍しくレオンと同じような表情を浮かべているミミルが居た。

あれ?ミミルって白狐精霊獣の村に残ってたんじゃ…

「ちょっくら行くぞ」

そう言いながらバッと窓を開け、私の手を引くルイト。

「え?え?私の魔力量減ってるから…」

「戻ってるだろ?」

ルイトの言葉に本日2度目の驚きが隠せなかった。

「え?」

「戻ってるのに気づかないって…どんだけ鈍感なんだよ…」

「それがシャルナだ」

「完璧でないのが我が主よ」

呆れたように言ったルイトに続き、レオンとミミルが付け足した。

少しグサッと刺さりつつ、浮遊輪廻を発動してみると………浮いた。

「ほら、戻ってるだろ?」

「ほ、ホントだ!」

久しぶりに飛べて少しはしゃぐ私をルイト達は、やっと戻ったかと今にも言いそうな表情を浮かべていた。

「じゃあ、遥先、雪国のラ・ネージュ国山頂へ向かうぞ」

「今更思ったけれど、遠くないか?ルイト」

「提案したのはレオンだろ?」

「うっ…」

「じゃあ、行くぞ」

「?…お〜!」

秒速29万9792.458kmでラ・ネージュ国山頂へ向かうのだった。

(※光の速さと同じです。シャルナが規格外なのでこうなります。秒で着きます。酔う可能性は99.999%です。)

第101話を読んでくださってありがとうございます!作者です!

今回はシャルナが“元に戻る”大事な回でした。

前話までの重い空気から、ようやく少しだけ光が差した感じになりましたね。

シャルナの思考暴走から始まって、ルイト・レオン・ミミルの三人が一気に空気を変えてくれる流れ、書いていて作者自身も「あ、戻ってきたな」って思いました。

そして、魔力が戻ってることに気づかないシャルナ。

飛べた瞬間のあの嬉しさは、読んでいる皆さんにも伝わっていたら嬉しいです。

次回はラ・ネージュ国へ向かうお話になります。

光速で移動したのに、到着後は歩く羽目になるという、シャルナ達らしいドタバタ旅が始まりますので、ぜひ続きも楽しんでください!

それでは、また次の話でお会いしましょう〜!

フッ…長文あとがきは本回も回避ッ!

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