桜の季節
3月12日。気づけば高校1年も残りわずかとなっていた。
無事学年末テストも終わりなんとか平均点はとることができた。
この事に関しては先生に感謝だ。今回のテストも先生に勉強を教えてもらったおかげで助かったし。
ほんと先生には毎回助けてもらってるよな。無事進級することもできるし。
まぁ進級できないほどやばかったわけではないがかなりこの1年で学力の方も多少はマシになったとは自分的には思う。
「よぅ、綾人。帰りにカフェででもテストで間違ったところ勉強していこうじゃないか」
こいつほど勉強はできるわけではないけど…。こいつは特に嫌味で言ってるわけではないだろうが俺からしたら嫌味に聞こえてくる。
「悪いな匠。今日は家庭教師があるから帰るわ」
「そうか。そういえば今日あたりテストが全部帰ってくるんだったな。俺も奈緒のテスト見てやらないとな」
「そういうことだ。それじゃあな」
そう言うと俺はさっさと教室から出て行った。確かに今日は里枝ちゃんの家でテストの結果を見るのもそうだが匠と一緒に勉強するのはごめんだ。余計に頭がおかしくなりそうだ。
家に帰ると着替えを済ませて原付に乗って急いで里枝ちゃんの家へと向かった。
「見てください先生!国語の点数を!!」
里枝ちゃんの部屋に入るなり里枝ちゃんは国語のテスト用紙を俺の目の前に突き出してきた。
目の前にあるから余計に見えないのでテスト用紙を受け取りゆっくりとテスト用紙を見てみることにした。
「94点!?凄いじゃないか里枝ちゃん!」
「えへへ♪」
里枝ちゃんは国語が得意だが俺が家庭教師を始めてからここまで高い点数は初めてだ。
「先生のおかげですよ。苦手な漢字も克服することができましたし」
漢字の問題のところを見てみると見事に漢字はパーフェクトに正解していた。
里枝ちゃんの家庭教師を始めた頃からと比べるとかなりの進歩だ。
「いや、これは里枝ちゃんの努力の成果だよ。俺はあくまで覚え方を教えただけだからね。里枝ちゃんはやっぱりやったらできる子なんだよ」
「そこまで言われると照れますよぉ…」
でも実際凄い進歩だ。恐らく俺の家庭教師の授業の時以外にもこつこつ勉強していたんだろうな。
「先生、他のテスト結果も見てください!」
俺は里枝ちゃんから他のテスト用紙を受け取りひとつずつ見ていくことにした。
やはり国語以外の得意分野の家庭科は83点社会の点数は85点と相変わらず高かった。
「えっ!これは…」
俺は声に出して驚いたのだが数学の点数が86点となっている。まさか得意分野の家庭科と社会の点数を越しているとは。




