56.能力
ここは?現実か?
「ナノ、魔王の位置は分かるか?」
「うんここは現実世界みたいだね」
先ほどまで反応が無かった魔王の反応の位置を特定するナノ。
「まずいよ嶄、あいつ日本に向かっている!」
「距離は?」「遠い、十分はかかる距離だ」
少し考えた後ナノに言う。
「ナノ、能力を使う」
「勝算は?」「ある」
「なら行こう」
「ワームホール展開」
光輪にひびが入る。
「この気配イーラも死んじゃったか残念だ」
「ブラックホール」
空の上を歩いている魔王の背後から突然隊長が現れ重力弾を魔王の背中にぶつけようと手を動かすも手が止まってしまう。
「ブラックホール?これが?確かに四次元が無かったら危うかったかもしれないけどこれをブラックホールというにはおこがましい威力だよ、僕が改名してあげようそうだなあー、シャボン玉なんてどう?」
そう魔王が提案すると重力弾がその場ではじけ飛んでしまった。
「ー秘伝・千羽鶴ー」
「ただ刀を早く刺すだけで秘伝?千羽鶴?これも改名してあげる名前はちょっかいツンツンなんてどうかな?」
そう魔王が提案するとー秘伝・千羽鶴ーで千回突くはずの刀が一回で終わってしまった。
「魔王?僕が?恥かしいからそれも改名!名前はノラ」
そうノラが言うとノラの表記がノラになってしまった。
「しまった?僕が悪者みたいじゃんかそれも変更、もっと僕を応援して?」
ノラ様が言う言葉は絶対!
「さっきから誰と会話をしている」
ふととき者がノラ様に苦言を呈す。
「失礼癖なんだ別次元を見るのは」
「お前の相手は私だー円天・断ちー」
そうふととき者が刀を上に構えまぁまぁのスピードで刀を振りおろすとノラ様の腕が斬られてしまった。
「さっきのシャボン玉で僕の四次元はめくられていたか、やるねぇ」
「は?」
ふととき者が瞬き一つする間にノラ様の腕は元に戻っていた。
「次はこっちの番、解除」
ノラ様が言うとふととき者の変身が解ける。
「じゃあね、首はもともとついていな」ドン
ノラ様が何かを言う前に空間が白く光り遅れて振動が響き気が付くとノラ様を吹っ飛ばした浮遊物体が代わりにその場に停滞していた。
「なにが?」
「村上さん!」
浮遊物体の中からふととき者の仲間が出て来た。
「ふととき者?彼女が?」「アロガンどうした?」
「なるほど魔王が何かしましたかーアイマター☆ー」
そういうと隊長の姿も変身状態になった。
「アロガン、君僕を裏切るのかい?」
「先ほどまではその気はなかったのですが貴方の目的をこの目で見てしまったので止めさせていただきます」
「お父様はなにする気?」
「レイジー、君もか」
「お父様はね」
アロガンが何かを言い終わる前に魔王がその発言をすでに言い終わったことにした。
「ん?どうしたの?アロガン兄さん」「?」
「あいつの能力って何?」




