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歌声に花咲かせ  作者: 宮島485


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14/14

失敗したくない

次の日の朝

目覚まし時計はいつも通りの時間に鳴った


カチャッ


止めて、天井を見つめる


制服は、昨日のうちに用意してある


鞄も、靴も、玄関に置いたまま


それなのに、体は動かなかった


学校に行けば、3人がいる


私の手を引いてくれた、朝倉先輩


暖かくて優しい、エルナ先輩


可愛いことに全力な、星野先輩



優しくて、温かくて、何も悪くない人たち


でも今の自分で、その中に立つのが怖かった



——また失敗するかもしれない。また、壊しちゃうかもしれない


喉が、きゅっと鳴って、頭に激痛が走った


結局、その日は学校を休んでしまった


スマホが何度か震えたのは分かっていた。画面を見なくても、誰からかは想像がつく


見ようとして、未読のまま、伏せる


(心配、させちゃってる)


そう思っていても、返事を打つ気力も出なかった

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