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歌声に花咲かせ  作者: 宮島485


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11/14

この人たちとなら…

(ちゃんと……できるかな)


新しい曲


新しい振り付け


また、ステージ


(...!)


頭の片隅で嫌な想像がよぎる


「花奏ちゃん」


朝倉先輩の声に、はっとする


「しんどいことがあったら、ちゃんと言ってね」


その一言に、胸の中にある重りが少し軽くなるのを感じた


「……はい」


「大丈夫だよ」


エルナ先輩が微笑む


「私たちは楽しむためにやってるんだから」


「そうそう!」


るな先輩も大きく頷く


「失敗しても、あたしが一番可愛ければ問題なし!」


「それは違うと思うけど……」


「え〜?」


みんなが笑う


その笑いの輪の中で、私はそっと息を吐いた


(楽しむ、か……)


まだ怖さは消えていない


でも、不思議と逃げたい気持ちはなかった


この場所で、この人たちとなら


そう思えた自分に少しだけ驚きながらも、私は次のライブの話を最後まで聞いていた

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