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この人たちとなら…
(ちゃんと……できるかな)
新しい曲
新しい振り付け
また、ステージ
(...!)
頭の片隅で嫌な想像がよぎる
「花奏ちゃん」
朝倉先輩の声に、はっとする
「しんどいことがあったら、ちゃんと言ってね」
その一言に、胸の中にある重りが少し軽くなるのを感じた
「……はい」
「大丈夫だよ」
エルナ先輩が微笑む
「私たちは楽しむためにやってるんだから」
「そうそう!」
るな先輩も大きく頷く
「失敗しても、あたしが一番可愛ければ問題なし!」
「それは違うと思うけど……」
「え〜?」
みんなが笑う
その笑いの輪の中で、私はそっと息を吐いた
(楽しむ、か……)
まだ怖さは消えていない
でも、不思議と逃げたい気持ちはなかった
この場所で、この人たちとなら
そう思えた自分に少しだけ驚きながらも、私は次のライブの話を最後まで聞いていた




