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僕だけの幻想郷  作者: 鬼怒
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第二章、訪れるは孤独な地底世界 ①

【第一話、鬼怒君 地底の大冒険】





「…さて、この穴が地底に繋がる穴ね」


鬼の四天王と戦って一週間後に地底に行くなんて、

元の世界じゃ信じてもらえないだろうなぁ。


さて、この一週間で萃香との闘いもあり、

かなり上手く器の力を扱えるようになってきた。

それに今までは出来なかった【飛行】もできるようになった。

やはりというか、器の力というのは割となんでもできるようで、

身体強化もより長く深くできるようになった。


ただ、紫は、【力を持つのは悲しいこと】だと言っていた。

それが僕に向けてのものなのか、自分に対してなのか、

他の誰かなのかは分からないが。



「…ずいぶん でかいんだな。大体30メートルぐらいはある」



「ええ、人間は昔地底の化け物が開けた穴と言って近寄らないわ」



「? 地底の化け物って?」



「…鬼怒、それはまだ話せないの。

だけど貴方ならきっと救ってくれると信じてる。

今から私はあなたをこの穴の一番下にある地底の入り口にスキマで送るわ。

本当は私も一緒に行きたいのだけど、

私も幻想郷の管理者としてやることがあるの。

…分かってくれる?」


「ああ、大丈夫。 僕も少しは強くなったし。

それに鬼達のためだしね」


「ええ、そうね。 じゃあいくわよ?」


「ああ、やってくれ」



「……鬼怒」


「ん?」


「頼んだわよ」


「ああ、任してくれ」








「おおー。 ここが地底か。 なんかイメージどうりだな」


紫が言っていた地底の入り口は洞窟のようなもので、大穴から届く光は無いが代わりに洞窟の壁にランタンらしきものがあり、そこまで暗くはない。



「さて道なりに行けばいいのかな? 地図でも置いといてくれれば助かるんだけどな」




…歩き始めて10分くらいだと思うが、誰かに見られてるような気がする。

それにさっきから何か気分が悪い。

念のために身体強化をかけておこう。








「………!」


あ、危なかった。

後ろから何か刃物みたいなものが上を掠めた。

もし身体強化をしてなかったら反応できなかった!



「な! 躱された!? 貴方…何者?」


薄暗くてよく見えないが多分女の子だ。

それにしても自分は襲い掛かってきたのに、何者はこっちのセリフだ。

まぁ聞かれたなら自己紹介くらいはした方がいいだろう。



「…僕は鬼怒だ。 八雲紫の頼みで地霊殿に用があって来たんだよ。それで君は?」



「…八雲紫ねぇ。 まぁいいわ、【黒谷ヤマメ】よ。

それで貴方、地霊殿に行きたいって?」



「ああ、そうだよ」



「ならこの洞窟が二つに分かれ始めたところを左に行けば旧都に出るわ。

あとはそこにいる奴に聞けばわかると思うわ」



「そうか、教えてくれてありがとう。

…ところでなんで最初、攻撃してきたんだ?」



「…この洞窟は私の住処なの、そこに知らない奴が来れば警戒するし、いきなり力が強まれば危険だと思うわよ」



「? 住処なのか?ここが? 」



「ああ、まだ言ってなかったわね。

私は土蜘蛛の妖怪よ。 人食いの」



「…いや言うの遅いわー!!」


ヤマメが教えてくれた旧都という方へ走る



「あ! 待ちなさい! 今日の晩御飯!」



「さっき自己紹介しただろー!!」



…紫が心配していた理由が分かった気がする。





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