平和な日常2
とりあえず読んでください
2分後、命達は、救いを求める声の主の元にたどり着いた。
髪の長い女性が、いた。
女性の側には、男性が倒れている。
2人共まだ若く、20歳前後だと思われた。
女性は命達を見つけると、手を振り、
「この人を助けてください!」
命達は男性の元に駆け寄る。
背中に大怪我をしており、血が流れ出していた。
意識もなく、脈拍も弱まってきている。
このままでは、彼は死んでしまうだろう。
命は、2人に視線を送った。
その合図で、クレアが浮遊魔法を使い、ぐったりしている男性を支えた。
アイは、周りの空気を浄化する。
そして命は、蘇生・回復用武器の杖、「ルーモス」を手に、目を閉じて呪文を唱えた。
『必殺スキル リカバリーライフ』
杖から放たれた光が男性の体を包み、時間をかけて傷を癒していく。
傷が癒えて数時間後、男性の瞼が動き、ゆっくりと開いた。
「…うっ……お、俺…?」
女性は涙を流しながら、男性の手を握る。
彼は女性を抱きしめて微笑み、
「助けてくれてありがとう、死ぬかと思ったよ」
女性は首を横に振り、
「助けたのは、私じゃなくて…」と振り返るが…、
そこには、誰もいなかった。
命達は、林を抜けて歩いていた。
「今日も、助けることができましたね」
クレアの言葉に、命は頷き、前を見る。
いつしか命達は、崖の上まで来ていた。
空はオレンジに染まり、優しい光が彼女達を照らす。
命は夕日に祈った。
こんな日常が、これからもずっと続くように…と。
そして、クレアとアイに「さあ、帰りましょう」と微笑んだ。
ありがとうございました




