もう一段レベルが上がった演習 ― オークとゴブリン
もう一段レベルが上がった演習 ― オークとゴブリン
休憩のあと、教官が次の課題を告げた。
「次は難易度を上げます。オーク二体とゴブリン四体の混合戦です。制限時間は六分。循環を維持したまま、すべて処理してください」
エリアに、訓練用のオークとゴブリンが出現する。オークはゴブリンより大きく、棍棒の一撃が重い。
セラが前に出て盾を構えた。俺は即座に彼女の胸に手を置き、防御魔力を厚く補充する。半透明の胸当て越しに乳房が強く押され、セラが「っ」と声を漏らした。
オークの一体が重い棍棒を振り下ろす。セラの盾が衝撃を受け止め、魔力の光が走る。俺は空いた手でリナの胸に触れ、加速魔力を渡した。リナが側面へ高速で回り込み、ゴブリン二体を先に処理する。
残りのゴブリンが後ろから襲いかかるが、エルの魔法が足元を灼き、動きを止めた。俺はセラの盾に守られながら、魔力を込めた剣でオークの脇腹を斬る。もう一体のオークが近づくのを、リナが背後から牽制し、俺がトドメを刺した。
戦闘は激しくなったが、循環のタイミングは崩さない。セラの胸で防御を補い、リナの胸で速度を維持し、エルの胸で魔法の精度を整える。
最後のゴブリンを倒したとき、制限時間はまだ一分近く残っていた。
教官が大きく頷く。
「素晴らしい。オーク相手でも循環が安定しています。このパーティの連携は、本物です」
ミリアが訓練場の端で、嬉しそうに胸を揺らして拍手をしていた。
一段上の演習も、無事にクリアした。
(続く)




