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異世界転生したら、胸が透けて見える世界だった  作者: M


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演習の開始

演習の開始

教官の女性騎士が手を上げ、演習の開始を告げた。

「では、第一組から始めます。勇者様のパーティ、エリアに入ってください」

四人は中央の区切られたエリアに入る。地面の魔法陣が淡く光り、訓練用の魔物が三体出現した。小型のゴブリン型で、動きは本物よりやや遅い。

「制限時間は五分です。循環を維持しながら、すべて倒してください」

リナが俺の手を素早く自分の胸に導き、半透明の胸当て越しに魔力を受け取る。

「加速、もらうよ!」

セラが前に出て盾を構え、俺は彼女の胸に手を置いて防御魔力を補充した。エルが後方で補助魔法の準備を整える。

最初のゴブリンが棍棒を振り上げて迫ってくる。セラが盾で受け止め、俺が魔力を込めた剣で斬り伏せた。リナが側面から二体目を素早く処理し、三体目はエルの魔法で動きを止めたところを仕留める。

循環のタイミングは崩さず、三人の胸に触れる動作が戦闘の中に自然と組み込まれていた。

教官が頷きながら見守る。

「良い連携です。次の波、行きます」

演習は、順調に始まっていた。

(続く)

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