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街の郊外で
街の郊外で
温泉から上がり、四人は街の郊外へ足を延ばした。
郊外は畑と小さな森が広がり、風が心地よく吹いている。道の脇には、薬草が自生している場所も見えた。
リナが周囲を見渡しながら言う。
「郊外は静かだね。ギルドの依頼以外でも、ちょっと探索してみる?」
セラが盾を背中に固定し、少し緊張した表情で歩く。
「魔物が出る可能性もありますので、油断は禁物です」
エルが静かに魔力の流れを確認しながら続ける。
「このあたりは、街の防衛線の外側です。小型の魔物が時折現れる程度ですが、温泉で整えた魔力を維持しておきましょう」
俺が軽くリナとセラの胸に触れて循環を確認すると、二人の魔力が安定しているのがわかった。
郊外の道を進むと、遠くに小さな廃墟のような建物が見えてくる。
「あれ、なんだろう?」
リナが興味深そうに指差した。
街の郊外で、四人の次の小さな冒険が始まろうとしていた。
(続く)




