宿屋に戻り、朝食の続き
宿屋に戻り、朝食の続き
ギルドでの報告と調査結果の共有を終え、四人は宿屋に戻った。
食堂では、マリアがまだ朝食の準備を残して待っていた。薄いシャツの胸元が朝の光に透け、こちらに気づくとにっこりと笑う。
「お帰りなさい。魔物の調査、大丈夫でしたか? 朝食、続きをどうぞ。温めておきました」
テーブルには、再び焼きたてのパンと温かいスープ、果実が並べられている。リナが嬉しそうに席に着き、パンをちぎった。
「無事だったよ。珍しいゴブリンだったけど、攻撃してこなかったから捕獲されたみたい。ミリアさんが詳しく調べてるって」
セラがスープをすすりながら、小さく息を吐く。
「……緊張しましたけど、殲滅せずに済んで良かったです」
エルは静かに果実を口に運び、窓の外を見ていた。
マリアがカウンターからこちらを見て、柔らかく言う。
「それなら安心しました。食事が終わったら、必要なら魔力の確認もしますよ。朝の出来事で、少し流れが乱れているかもしれませんので」
彼女は自分の透けた胸を軽く押さえ、微笑む。
四人は再び朝食のテーブルにつき、パンの香りとスープの湯気に包まれながら、穏やかな朝の続きを始めた。
宿屋の食堂は、先ほどまでの緊張が解け、いつもの温かい空気に戻っていた。
(続く)




