↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生したら、胸が透けて見える世界だった  作者: M


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
41/237

マリアの表情

マリアの表情(さらに詳しく)

カウンター越しに四人を迎えたマリアの表情は、穏やかでありながら細かな変化に富んでいた。

最初に顔を上げたとき、彼女の茶色の瞳は優しく細められ、口元には自然な微笑みが浮かんでいた。話すたびに頬がわずかに上がり、笑みの端に小さなえくぼができる。胸をカウンターに乗せるときも、その表情は崩れず、むしろ「どうぞ」と誘うように目を細めた。

俺の手が胸に触れた瞬間、マリアの眉がふっと緩む。瞳の焦点が少し内側に向き、唇がわずかに開いて小さな吐息が漏れた。それでも笑顔は消えず、むしろ深く、柔らかくなる。確認が進むにつれ、彼女の頬に薄い赤みが差し、耳の先までほんのりと色づいた。

「……安定していますね」

そう言ったときの声は普段より少し低く、吐息が混ざっている。目を細めたまま俺の手の動きを見つめ、時折まばたきの間隔が長くなった。快感を隠そうとする様子はなく、むしろそれを受け入れながらも、受付としての落ち着きを保っている。

最後に手を離すとき、マリアはもう一度にっこりと笑い、目を細めて「良い夜を」と告げた。その笑顔は明るく、しかしどこか満足げで、胸の熱がまだ残っていることを静かに物語っていた。

マリアの表情は、穏やかさと色気、そして仕事としての余裕が、自然に混ざり合ったものだった。

(続く)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。