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異世界転生したら、胸が透けて見える世界だった  作者: M


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魔物との闘い

戦闘描写の続き

夕暮れの森の中で、ゴブリンと森狼が同時に襲いかかってきた。

先頭のゴブリンが棍棒を振り下ろす。セラが盾で斜めに受け流し、俺は彼女の胸に手を残したまま魔力を込めた剣を滑らせた。刃がゴブリンの胴を浅く斬り、体勢を崩す。

右側から森狼が低く唸って飛びかかる。リナが加速したままその側面に回り込み、短い刃で喉元を正確に斬りつけた。狼が声もなく崩れ、もう一匹の狼が石を避けるように動く。

左側のゴブリン三匹がまとめて押し寄せる。エルが短く詠唱し、フェアリーの光が彼女の胸の近くで強くなった。浄化された魔力が魔法を安定させ、足元に光の爆発を起こして二匹の動きを止める。残りの一匹は俺が正面から斬り伏せた。

最後のゴブリンが逃げようとするのを、リナが追いすがり確実に仕留める。

夕暮れの光の中で、すべての魔物が倒れた。

フェアリーが四人の胸の近くを激しく舞い、戦闘で乱れた魔力を急速に浄化していく。

「撃退完了です」

エルが息を整えながら告げる。

森に、再び風の音だけが戻った。

四人は倒れた魔物を確認し、街への帰路を再開した。

(続く)

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