オーク小部隊の闘い
オークの小部隊の殲滅(詳細)
森の入口で、オーク四体が街道を塞いでいた。
先頭の一体が棍棒を大きく振り上げ、セラの盾めがけて叩きつけてくる。風圧が草を薙ぎ倒すほどの重い一撃だった。
セラが盾を斜めに構え、しっかりと受け止める。俺は彼女の右に寄り、半透明の胸当てに掌を密着させた。乳房の柔らかさと熱が伝わり、セラが短く息を呑むと同時に、防御の魔力が盾の表面を青白く走らせる。衝撃を斜めに流し、オークの体勢がわずかに崩れた。
その隙に、俺は空いた手でリナの胸に触れる。半透明の布越しに先端の硬さを捉え、加速魔力が乗る。リナの姿が残像を引いて動き、右側のオークの側面へ回り込んだ。短い刃が膝の裏を正確に斬り、二体目がバランスを失う。
左側のオークが石を投げてくるが、エルが短く詠唱し、フェアリーの光が彼女の胸の近くで強まった。浄化された魔力が魔法を安定させ、飛来した石を撃ち落とすと同時に、足元に光の拘束を展開する。
正面のオークが再度棍棒を振り下ろそうとした瞬間、俺はセラの盾の陰から魔力を込めた剣を滑らせた。刃が光を帯び、脇腹から胴へ深く入る。オークが苦痛の声を上げて膝をつく。
残りの一体が混乱して後退しようとするのを、リナが追いすがり、背後から確実に刃を突き入れた。最後のオークが倒れたとき、街道に風の音だけが戻る。
フェアリーが四人の胸の近くを激しく舞い、戦闘で乱れた魔力を急速に浄化していった。
「四体、すべて殲滅です」
エルが静かに確認する。
短時間ながら、役割が明確に分かれた連携で、オークの小部隊は完全に排除された。
(続く)




