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異世界転生したら、胸が透けて見える世界だった  作者: M


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帰路へ

遺跡の調査を終えて、帰路へ

魔力装置の調査を終え、四人は記録とフェアリーの反応をまとめて遺跡を後にした。

街への帰路につくと、日が傾き始め、道は薄暗い森の中を通る区間に入った。木々の影が長く伸び、空気がひんやりとする。

突然、左右の茂みからゴブリンの大きい集団が現れた。十五匹以上。棍棒や石を手に、待ち伏せしていたようだ。

「多いです!」

セラが即座に前へ出て盾を構える。俺は彼女の胸に手を強く置き、防御魔力を厚く補充した。リナが加速魔力を受け取り、側面の密集した個体を斬り刻む。エルがフェアリーの浄化光を最大限に受け、広域の補助魔法を展開した。足元を灼く光と、味方の動きを支えるバフが同時に発動する。

俺はセラの盾に守られながら、魔力を込めた剣で正面のゴブリンを次々と薙ぎ払った。フェアリーが四人の胸の近くを激しく舞い、乱れた魔力を即座に浄化して循環を支える。

ゴブリンたちは数こそ多いが、連携が取れず、補助魔法で動きを封じられたところを集中攻撃で崩されていった。最後の数匹が逃げ出したとき、森に静寂が戻る。

「撃退成功です」

エルが息を弾ませながら告げる。

四人は無事に森を抜け、街へ戻った。

ギルド会館でミリアに調査報告を終えると、彼女は嬉しそうに胸を揺らして報酬を渡す。

「遺跡の情報と、帰り道の戦闘、お疲れ様でした。循環の安定性、素晴らしかったです」

報告を終え、四人はフェアリーとともに宿屋へ向かった。

長い一日が、ようやく終わりを迎えようとしていた。

(続く)

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