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異世界転生したら、胸が透けて見える世界だった  作者: M


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陽動

南門で大規模なオークとゴブリンの夜襲

北門の騒ぎが収まった直後、今度は南門の方からより大きな喊声と、松明の光が上がった。

「南門がやられてる!」

南門の空が、複数の松明で明るく照らされている。大規模な夜襲だった。オークとゴブリンの混成部隊が、南門に押し寄せている。

四人は急いで南門へ向かった。門の前はすでに混戦状態で、門番の女性兵士たちが透けた胸当てで応戦している。オークの重い棍棒が盾を打ち据え、ゴブリンが隙間を突こうとしていた。

「援護します!」

セラが前に出て盾を構える。俺は彼女の胸に手を強く置き、防御魔力を厚く補充した。リナが加速魔力を受け取り、オークの側面へ高速で回り込む。エルがフェアリーの浄化光を最大限に受けながら、広域の魔法でゴブリンの足元を灼いた。

オークの一体がセラの盾に重い一撃を叩きつける。衝撃でセラの体が沈むが、補充された魔力が盾を支え、彼女は踏みとどまった。俺は魔力を込めた剣でそのオークの脇腹を斬り、リナがもう一体の膝を刈る。

夜の南門は松明の光と魔力の輝きで明るくなり、大規模な夜襲が四人の連携で押し戻されていった。

戦闘は、まだ続いていた。


南門の奮戦と、撃退へ

南門の夜襲は、オークとゴブリンの波が何度も押し寄せる激しいものだった。

セラが盾を構え続け、重いオークの一撃を何度も受け止める。俺は彼女の胸に手を置き続け、防御魔力を途切れさせない。半透明の胸当て越しに乳房が強く押され、セラが歯を食いしばりながら踏みとどまる。

リナが加速と減速を繰り返し、オークの側面とゴブリンの群れを交互に斬り刻む。エルはフェアリーの光を全身で受け、魔法の精度を保ったまま広域攻撃と支援を繰り出した。門番の兵士たちも、四人の援護で魔力を補充されながら応戦を続ける。

オークの一体が最後の力で棍棒を振り上げる。セラが盾で斜めに流し、俺がその隙に魔力を込めた剣を胴に叩き込んだ。オークが吼えて膝をつき、リナがトドメを刺す。残りのゴブリンたちが恐怖に駆られて後退を始め、夜の闇へ逃げていった。

松明の光の中で、南門に静寂が戻る。

門番の隊長が息を弾ませながら礼を言った。

「助かりました。この規模の夜襲は久しぶりです。勇者様のパーティのおかげで、持ちこたえることができました」

フェアリーが四人と兵士たちの胸の近くを舞い、激しく乱れた魔力を穏やかに浄化していく。

南門の大規模な夜襲は、四人の奮戦によって確かに撃退された。

(続く)

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