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異世界転生したら、胸が透けて見える世界だった  作者: M


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北門の防衛戦

北門の防衛戦(強化描写)

北門の夜は、突然の喊声で破られた。

門の外からゴブリンが十匹以上、松明の光を避けて暗い草地を這うように近づいてくる。粗末な棍棒と石を手に、門番の女性兵士たちに襲いかかろうとしていた。兵士たちの半透明の胸当てが闇の中で揺れ、魔力の光が弱く瞬く。

「援護に入ります!」

セラが門の内側から前へ飛び出し、盾を大きく構えた。俺は彼女の右半歩後ろに入り、右手を半透明の胸当てに密着させる。掌が乳房の柔らかさと熱を捉え、セラが短く息を呑むと同時に、防御の魔力が盾の縁を青白く走らせた。

最初のゴブリンが棍棒を叩きつけてくる。セラの盾が衝撃を斜めに流し、ゴブリンの体勢が崩れた。俺は空いた左手でリナの胸に触れ、加速魔力を渡す。リナの姿が残像を引いて動き、門の側面からゴブリンの群れに斬り込んだ。

「一体、二体……っ!」

リナの刃が連続で閃き、二匹が声もなく倒れる。後方から石が飛んでくるが、エルが短く詠唱し、フェアリーの光が彼女の胸の近くで強まった。浄化された魔力が魔法を安定させ、飛来した石を正確に撃ち落とす。

門番の兵士が一人、魔力不足でよろめく。俺はセラの胸から一度手を離し、その兵士の透けた胸当てに軽く触れて魔力を分け与えた。兵士が「ありがとうございます」と小さく言い、再び盾を構える。

残りのゴブリンが集中して正面へ押し寄せる。セラが盾で二匹を同時に受け止め、俺が魔力を込めた剣を横に薙いだ。刃が光を帯び、ゴブリンの胴をまとめて斬り裂く。リナが背後から最後の一匹を仕留め、エルの魔法が逃げようとする個体の足元を封じた。

夜の闇の中に、ゴブリンの断末魔と金属の音が響き、やがて静寂が戻る。

門番たちが息を弾ませながら盾を下ろし、フェアリーが四人と兵士たちの胸の近くを舞って、乱れた魔力を穏やかに浄化していった。

北門の防衛戦は、夜の闇の中で確かに終わった。

(続く)

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