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異世界転生したら、胸が透けて見える世界だった  作者: M


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北の門へ

北の門へ向かう

四人は街の北門へ向かって石畳の道を歩いた。

朝の街は活気づいていて、露店の女主人や行き交う冒険者たちの胸元が透けて揺れている。リナが俺の隣で軽く胸を押しつけながら笑った。

「北門、もうすぐだね。丘陵まで、歩いて一時間くらいだっけ」

セラが盾を背中に固定し、周囲を軽く警戒しながら歩く。エルは結晶のポーチを確認し、静かに魔力の流れを保っていた。

北門が近づくと、門番の女性兵士が四人を確認し、軽く胸を張って道を開ける。

「いってらっしゃい。丘陵の方、気をつけて」

門をくぐると、街の喧騒が次第に遠ざかり、北への街道が前に開けた。

四人の足は、北の丘陵へと向かって順調に進んでいた。

北門をくぐると、街の壁が背後に遠ざかり、北への街道が広く開けた。

道の両側には低い草が生え、遠くに丘陵の緑が見え始めている。朝の風が心地よく吹き、空気が街の中より澄んでいた。

リナが深呼吸しながら笑う。

「外に出ると、やっぱり気持ちいいね。結晶の効果も、もっと感じられるかも」

セラが周囲を見渡し、少し肩の力を抜く。

「魔物の気配は、まだ薄いです。順調に進めそうですね」

エルが結晶のポーチに手を当て、静かに確認した。

「魔力の流れ、非常に安定しています。このまま丘陵まで維持できるでしょう」

俺が歩きながら軽くリナとセラの胸に触れると、魔力がスムーズに流れてきた。

北の街道は、四人の足音とともに、穏やかに続いていく。

丘陵への道のりが、静かに始まっていた。

(続く)

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