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始まりの庭

最初に神は海を作った。それから生命を作った。そして次に作ったのは陸地であった。だが、神は1人で全てを管理することが大変なためか一人一人ずつそれを管理する神を作っていった。それから長い年月をかけ地上には動物や人、それから花や木植物などが生まれ始めた。だが同時に、神が疲れ果てていた為か最初の神は神の国を作った。それが後に高天原と言われる場所である。そらから数百年後ある時ある位の高い神からある男児が生まれた。そう、その男児がこの物語の主人公である、◼️◼️である。


そして、この物語はそんな神が描いた出会いと別れの物語である。



 僕の最初の記憶は父上が現世に降りて春を見ている記憶だった。その記憶は僕がまだ2歳ぐらいのはずだった。


「あれは桜というのよ◼️◼️」


「は....はうえ...さく.....ら」


「えぇ、そう」


その頃はまだ僕は言葉が分からずただただ分からない気持ちでいたが今だったらわかる、母上と見た桜は今まで見てきた桜よりもずっと魅力的で綺麗だった。


そして、最初の記憶はここで途絶えた。


次に古い記憶は僕が4歳ぐらいの頃で、父上が目の前で力を使っているところだった。その頃の僕は父上に強い憧れを抱いていた。だから僕もいつかは父上みたいになりたいと思っていた。

そしてこれが、今の「僕」の始まりでもあった、


-------------------------------------------------


「◼️◼️様!お待ちください」


そう言って次女が追いかけてきた。

そんな次女が追いかけているのは黒い髪に茜色の目をした、見た目6歳児幅の男の子。

そう、つまりこの僕だ!



「嫌だ!僕勉強したくない!」


ハッ、ハッ、と次女が息を切らしながら追いかけてきた。そして、捕まりそうになり僕は咄嗟に力を使って次女の後ろに行った。次女は諦めたか追っては来なかった。僕は「よし」と小さく呟き、そのまま走り続けた。

その時ドンッ と大きな音がした、誰かにぶつかってしまった。恐る恐る上を見上げるとそこにいたのは父上だった。あ、終わったと、その時僕は悟った。


「此処で何をしているんだ?今は勉強をする時間だが」


そう言うと父上は僕を持ち上げてそのまま歩き始めた。


「うぅ.....ご、ごめんなさい、やりたくなくて....」


僕は父上に謝ったら父上ははぁ、と言っってから僕に話した。


「勉強をしなくては、私みたいにはならないぞ?」


僕はそれは嫌だと言わんばかりに首を振ったそしたら父上はハハッと笑ってなら、なら、勉強しないとなと言った。いつの間にかさっきまで勉強をしていた部屋に戻っていた。

そして父上が小さな声で(もし、勉強頑張ったら神力の練習に付き合ってあげる)と言った。それが僕にはとても嬉しくて僕頑張る!と元気よく言って勉強に戻った。



そして、勉強が終わり僕はすぐさま父上のところに行った。


「父上!僕勉強が終わったから!だから!さっきの約束通り神力の練習付き合って!」


そして僕がドアを開けるが、父上はいなかった。僕は最初は困惑した、だが数分も経たないうちに察しがついた。(あぁ、また仕事か、)僕はいつものことだと思い僕は庭を眺めている時おいと話しかけられた。後ろを向くとそこにいたのは僕の従者である葵だった。外見は僕と同じ6歳児だが、翡翠色の目は鋭くいかにも強者感があった。


「そこで何をされているのですか?◼️◼️様」


そう葵は言うと僕は咄嗟に身構えてなんでもないよと答えたが葵はふーんと言い本当はどうなのですか?と聞いてきた。


「....父上に....父上に、神力の練習付き合ってくれるから.....それで父上を呼びにきた...」


葵は黙ったままそこに突っ立っていた。

僕は葵のことは好きではないかと言って嫌いかと聞かれたら嫌いでもない、ただ何を考えているのか分からなくて怖いのだ。そんなこと思っていた時


「僕が付き合いましょうか?」


「へ?」


思ってもなかったことを言われて思わず変な声が出てしまった。それで僕が固まっていると葵に手を引かれて庭へ連れて行った。


それから数時間無言の神力の練習をしていた。流石にこれはまずいとと思い葵に話しかけてみた。


「あ...葵くんは、なんでこんな僕の、従者になったの....?」


「ただの気まぐれですよ」


そう葵は言うとそのまままた無言の時間が続いた。


そしてその頃から数日がたちある時僕は父上に呼ばれた。期待と同時に不安もあった。そして父上がいる部屋の前でドアをノックして入ると父上は誰かと話していた。そして、話が終わったかその人は部屋を出ていった。


「あぁ、来たか、◼️◼️にして欲しいことがあるんだ、」


「...うん、わかった僕は何をすればいい?」


父上の話によると、僕には父上と一緒に会合に出てほしいのだという。その言葉を聞いたとき、胸の奥でうれしさがふくらんだ。父上と一緒にいられる時間が増える。それが、素直にうれしかった。

けれど同時に、本当に自分に務まるのかという不安も、静かに顔を出していた。


-----------------会合の日------------------------


僕は父上と一緒に会合の場所へと行った。そこには数人いた。きっと父上と同じような人だろうと思った。会合の会場を歩いている時に一つの庭が見えた。その庭は僕の家の庭とは違い周りは松の木が生えており中側には大きな池がありそこに金魚がゆったりと泳いでいた。見ているだけで涼しくなるような庭で、思わず見惚れてしまった。「父上がこの庭にいててもいい」ぞ?っと言ったので僕は数分間だけこの庭にいることにした。



「綺麗だなぁ...」と思っている時に茂みからガサガサと音がした。その音がした途端僕はすぐに身構えた。(財が此処にきたのか...?)と思った。段々違いてきて僕は剣を出してその剣を構えた。そして、茂みから出てきたものは背の高い男の人だった。その男はいかにも成人男性で黒色の着物を着ていて顔は布で隠されており何か禍々しいオーラを全身に纏っていた。


『やぁ、◼️◼️くん』


男性とも女性ともつかない声で僕の名前を言われたので僕は思わずビクッとなった。なぜこの男性が僕の名前を知っているのかに疑問を持った。


「何故、あんたが僕の名前を知ってるの?」


そう僕が問うと風が少し吹いたためか少しだけ口が見えた。口は笑っていた。僕はそれが怖くなり咄嗟に父上がいる方へと走っていった。だが、その男は追いかけて来なかった。ただ、男は突っ立っているだけだった。僕はそれを気にせず、父上がいる部屋へと走っていった。

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