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第16章:風俗店『ロンドン』

 ・・・話は少しさかのぼる。


 1991年秋。


 ぼくが栃木県農業大学校の研究科1年のときだった。


 ひょんなことからぼくは、


 その日の夜・・・


 宇都宮駅西口近くにあった風俗店『ロンドン』に入った。


 ぼくの人生はじめての「性の相手」は・・・


 源氏名が『葉子ようこ』という女性。


 かなり太った中年の方で、表現は悪いが、


 「美人のカケラ」もない。


 ここは皆さんも知るような「ソープランド」ではなく、


 いわゆる「本番行為」が法律で禁止されている・・・


 ピンクサロン。


 ・・・痛かった。


 生まれてはじめて「口唇での性サービス」を受けたわけだが、


 「技術的な問題」ということなのか・・・


 とにかく、「ムスコ」に彼女の歯が当たって痛かった。


 (・・・ものの本には、「ちんちん、気持ちいいぞ」って書いたあったのに・・・ぜんぜん違うべって!)


 のちに当たった嬢の中にも、そういう人はいたけど、


 技術的にへたくそな人に遭遇すると、


 「そういうこと」は、けっこう「ありがち」なんだ。


 ・・・上手い女性なら、きっとわかってくださるだろうけどね(苦笑)。


 非常にデリケートな部位なので、優しく扱ってほしい。


 で・・・この「葉子さん」。


 こっちが頼みもしないのに、


 痛いサービスのあと、勝手に・・・


 「じゃ、特別に『セックス』してあげる」といって、


 いつのまにやら、


 大切な「童貞どうてい」を奪われてしまった。


 ・・・ぼくの上にのしかかってきた、彼女の体重ばかりが気になって、


 まったく「気持ちよくなかった」ね。


 それからなんだ。


 ・・・ぼくが無類むるいの『セックスぎらい』になってしまったのは。

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