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第15章:洋子との出会い(8)
・・・ぶすくれて待っていると、
あやが席にやってきた。
「ああー、『もう来ない』って言ってたじゃなーい。」
開口一番、コレだ。
「いや、あれから『考え』が変わってね・・・。また来ることにしたんだよ。」
「ふ~ん、そうだったんだ。」
「あやちゃん・・・さっき、そこから覗いてなかった?」
「そんなことしてないよ。」
「そうかい・・・? だって・・・」
「おにいさん、『めぐみさん』とあれから会ったんですか?」
「いや。会ってない。」
「どうしてますかね、あの子。」
「さぁね。ぼくが知るはずないだろ。」
「・・・さびしいでしょ。」
「いや、さびしくなんかない。だってさ・・・いまは、君が・・・あやちゃんがここにいるじゃないか。」
「そうだね。じゃ・・・『サービス』しよっか。」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
なんとなく、そんな調子で、
ぼくは「あや指名」で通うことになったんだ。
心にどこか「不安」を感じつつも・・・ね。




