7話 発見
昨日、ブラインに急なことを言われた。
「そろそろお前も十歳だ。剣術の稽古も本格化していかねばならない。よって今日からは父さんが稽古をつけることにする」
果たして今までは一緒にやっていなかったのか……という議論をするのはやめよう
とはいえ、俺はいまだにこの世界の剣というものをよく知らない。
なのでその夜の内に、簡単におさらいをしてきた。
剣術には、大きな枠組みとして人神流と魔神流の二種類がある。
かつて人の神と魔物の神が争った際にそれぞれの神が使ったなんていう神話めいたものが由来だ。
ただ、その理由も今では廃れ、人間族に適しているのが人神流、魔族に適しているのが魔神流という認識で通っているらしい。
さらに、人神流には主に帝都や王都の住民、貴族が習う帝王術。
一般市民や冒険者などが会得する真奏術の2つがある。
別に身分の高い奴らが習うからと言って、帝王術の方が上とは限らない。
それぞれの攻撃方法や使い方があり、使用する本人との相性で選ぶことができる。
「それにしても、ネーミングセンスが微塵のカケラもないなぁ」
そして、あくまで推測だが、国単位での戦争や集団戦においてだと、帝王術がより好都合になり、冒険者のように、個人や小隊規模での戦闘だと、真奏術の方がいいのだと思う。
根拠は、この本に書いてあるそれぞれの動作の簡単な図や写真である。
前者はひどく真面目で厳格な動作を重んじ、大振りで広い範囲を攻撃の対象と定め、敵を近づけさせない。その点、後者の方は非常に自由で応用がききやすい、柔軟でなおかつ素早い動作が多かった。要は先手必勝とでも言うのだろうか。
俺にはこの二つのうち、どちらかを会得してもらおうという話になっている。
魔神流の方はあまり知られていないみたいだ。
やはり人間界では人間の、魔界では魔族の剣技しか極めないのだろうか。
両方できたりする猛者はいないのか?
まあ今はとりあえず置いておこう。もしかしたらいつか見ることになるかもしれないし。
―――
「こらルイ! 隙だらけじゃないか!」
「イデッ!」
「そこはもっと踏み込むんだ! こうやって!」
「アガッ!?」
あぁ駄目だ。
コレではただの児童〇待になってしまっている。
何を言うにも、それらが全て抽象的かつ感覚論すぎる。
訳分からん。
言うまでもないが彼に悪意はない。一切無い。
しかし、彼は参謀である。王国直属近衛騎士団の参謀である。
参謀とは実際は戦況から動向を判断し、戦術などを決めたりする裏方に近い役職である。
他にも、たまに暗殺者的な仕事をするらしい。
そんな中、彼は帝王術、真奏術ともに会得している。
つまり戦になったとき、大将になって前線に出るのも容易いっていうことだ。
うん、どういうことだ。
ほとんどの人は、四、五十年鍛錬を積む必要があるのに対し、ブラインは前世の俺より12歳も若いのに、この域に達している。つまり才能の塊だ。
テメェの年齢なんか知らねぇよだって?
要は2年で会得したってことだよ。
それら諸々の実力が評価され、小隊副隊長、同隊隊長、大隊長、総本部参謀長といった具合で出世した訳だ。
もちろんコレら全てはこの「パパ」という未確認物生命体からの情報のため、信用は極めて低い。
本題に入ろう。
このままではまずい。
一向に上達する気がせん。
いまだにどっちを学ぶのか見当もつかない。
「ちょっと父さま! そんな風に教えられてもさっぱりですよ!」
「……はぁ」
そんなに分かりにくいかなぁと言って顔をしかめている。
決してわざとではないらしい。
こいつが近衛兵の参謀やってて、指南役もやっていると考えると悪寒がする。
「その……せめて最初は本とか教科書みたいなのをくれたりしませんか? 僕の方で一旦学んでから、父さまに姿勢や打ち方などを教えてもらえれば……みたいな?」
「教科書……か。そうだ、うちの書庫に確かそんなのがあったな」
そりゃそうだ。あの大量の本の中に一つも剣術指南書がない訳がない。
これでどうにか習得はできそうだ。
―――
『人神流剣術〜皆伝書〜』と書かれたものが渡された。
ブラインによると、これはまだ彼が見習いだった頃に与えられた王都の学院の剣術書らしい。
開いてみれば、中身は非常にしっかりとしたものみたいだ。
それぞれの流派の成り立ち、由来など座学的な事柄も含め、基本の型、動作が挿絵付きで載っている。
これさえあれば、一人で練習も実戦練習もできる。なにせ父を呼べばいいのだから。
まずは一つずつ、丁寧にこなしていこう。二兎追うものは一兎も得ずだからな。
俺はたぶん絶対おそらくきっと天才じゃないだろうからッ!
―――
教科書をもらってから、俺はとりあえず先に真奏術の方から勉強を始めた。
こっちの方が動きが読んでて分かりやすかったからだ。
ブラインとも打ち合いの稽古をしているが、真奏術はとにかく使い勝手がいい。攻めと守り、攻防一体っていう感じだ。
しかしその反面、非常にやりがいがない。
敵をこの一撃でしずめてやらぁ! みたいな技が少ない。それどころか、ないのだ。
だから学んで損はないが、はっきり言ってつまらない。
まぁコンセプト自体が自由だし、自分で編み出せ、ということなんだろうな。
そうこう言っているうちに丘の手前、ハイツウェイド草原まで来た。修行場とはまた違うものだよ?
こっちが丘の上、いつもは下の方でやってるって意味だ。
「おーい! シアーー!」
こっちに気づいたみたいだ。手を振ってくれている。
「待たせちゃった?」
「……ううん」
「そっか」
思えば、こうやって女の子と、また話せるようになるなんて思いもしなかった。
実に中学生以来である。
感慨深い。
「何して遊ぼうか」
「……」
あー……いやまぁそうか。そりゃそうだよね。
そりゃ何も思いつかないよ。今まで人と遊んだことなんてないんだから。
配慮に欠ける言葉だった。
しかも誘ったのは俺の方だ。考えるのは俺であるべきだ。
「そうだなぁシアが楽しめそうな遊び……」
「……えっと」
「かくれんぼでもする?」
「……」
「じゃ、じゃあ鬼ごっことかでも……」
「……」
しまった。何も思いつかん。
人と遊ぶなんて何年振りだ? いや何十年振りだ??
散々ネットの民と戯れ、ゲームの中で定まったストーリーと会話しかしてこなかったツケが回ってきやがった。
ダメだダメだダメだ! 何か考えなければ……!
こんな時につまらない男だとか、ゼッタイ思われたくないじゃないか!
「あー! いや、えーっと」
そんな俺を苦悩から救ってくれたのは、突然の、しかし意外な相手からの提案だった。
「あの……!」
…………――――――…………
時は遡ること二日前。
シアが魔法を教えてほしいと言った日からだ。
あの日、シアは唐突に、魔法ができるようになりたいと言ってきた。
こんな幼い子にこういう攻撃的なものは悪いんじゃないかと、最初こそは迷ったものの、2回目のお願いコールで無事折れた俺は、軽々しく任せろと言ってしまった。そう、2回目である。
まさかこの一言が、ここまでの原石を掘り当てるとは夢にも思わなかったのである。
結果から先に言えば、シアはかなり魔法の才能に長けていた。
かなりどころではない。
とても習って2日の成果とは思えないのだ。
初日は詠唱を覚えさせ、10回ほど初級魔法をやらせたら少しふらつき始めるので休む、そしてまたやるを繰り返していた。ここまではいいのである。実に始めたての頃の初心者っぽい。
しかし、問題は今日だ。
「うーん、だいたいの中級魔術も覚えてきたな。次はなにを教えようか」
「えっと、ルイっていつも、詠唱してないよね」
「ん? あぁ確かにね」
「ボクにもできるかな……」
「どうだろ、やってみる?」
「……! うん!」
俺はのちに、この軽率な行いを悔やみ、そして感謝することになる。
「詠唱するとさ、体全体を何かが巡っているみたいな感覚はする?」
「うん、するよ」
「それを、こんどはマニュアルでやるんだ」
「……まにゅ、ある?」
「あぁ違うんだ! そのー決してこれはこの世界の言語じゃないとかではなくて」
「あ、ううん、もう慣れてるからいいよ」
「え!?」
「ルイは頭がいいから、ボクの知らない言葉なんてたくさんあるんだもん」
えぇ何この子、めちゃくちゃいい子じゃない。
「こほん、要はあの感覚を、今度は自分で、詠唱に頼らずで行うんだ」
「うーん、むずかしいね」
「それはそう」
「でも、がんばる」
「がんばれ」
そういって、シアは何回も試した。
まず詠唱して、そしてその感覚を覚え、試す。
それを何度も繰り返した。
俺はしなかった訓練法だ。
「んー! はっ」
そして、15回目で成功させたのだ。
「え……え! できた! やったできた!」
「あ、はぁ、あぁ……」
「すごいよ! ねぇすごいよルイ!」
「よ、よかったですね。うん、よかった」
「……むぅ、何をそんなに落ち込んでるのさ」
「いやぁシアがあまりにもすごいので言葉を失っているだけです」
「……あっそ」
とはいえ、このまま機嫌が直らないと困る。
簡単なことだ、褒めまくろう。子供だもの。
「にしてもやったじゃないですか! すごいですよシアさん」
「ルイってさぁ、褒めれば済むって思ってるでしょ」
「げっ」
「あー! 今『げっ』って言ったー!」
「え、いやそんなこと」
「絶対言った!」
「い、言ってませーん!」
「あ、こら逃げちゃダメ―!」
これにて2日で無詠唱魔術師の誕生である。
その時俺も思ったわけである。
俺はいまだに、我が師匠を超えた実感は毛頭もない。
師匠が弟子に越されるなど、恥ではないか。
俺には今、2つの課題がある。
一つ目は魔法の上達である。
師匠がうちを出てから、魔法はこれっぽっちも上達していない。いやまあ前よりもエイムは良くなったし、魔法も小さくできるようになったし、その上威力も落ちないようにしたし?
あぁそうだった。まだ一つ報告してないことがあった。
実はちょっと前に新たな魔法を開発したんだ。
名は「蒼炎球」
化学の授業でよく、赤い炎よりも上の温度が青い炎とかって習わなかったか?
それはどうやら魔法でも同じことが起きるらしい。
俺が作った超巨大火球を、単純に小さくするのではなく、圧縮するイメージで魔法を使っていたら、ついにできたのだ。青い火球が。
それを窓から向こうの丘の方に放ってみたら、スピードはいつもの十倍ぐらい出た。
そして落下地点での爆発も確認したが普通のやつと変わらないぐらいの威力があった。
目算で五百メートルといった距離だっただろうか。
それほど遠いところで着弾したのに、その衝撃波で両親が俺の部屋に来て何事かと聞きに来たほどだ。
少し話が逸れた。
セルリアンはまだ無詠唱でできる。だが問題は、中級以上だ。
それはまだ詠唱が必要なのだ。
それなのにシアは難なくやり遂げた。決定的な才能の違いだろう。
そして俺はまだそれの解決法を知らない。
そしてもう一つの問題。それは剣術との併用だ。
俺は別に器用じゃない。
仮に敵と交戦しているとしよう。
俺は最初は剣術で対応する。しかし、敵の方が一枚上手だ。
その時、俺は魔法を行使する。しかしここで問題が起きる。俺はこの転換が上手くできないのだ。
さて、どうしたものか……。
この二つの課題の解決策を模索していた俺は、とあることを閃く。
同時に行えないだろうか?
そのーあれだ。魔剣士みたいなやつだよ。
とある日にブラインに聞いたことがある。
「その〜魔剣士っているんですかね」
「うん? 普通にいるが? どうしたんだ一体」
「ちょっと興味本意ですが、ちなみにそれってどんな感じですか?」
「どんな感じって言われてもなぁ……剣を主として戦い、ところどころ魔法を差し込む感じかな」
「魔法と剣術を同時に行ったりは?」
「そんなことしないし、そもそも不可能だろう?」
「へえ〜そんな感じなんですね。ありがとうございます」
「……? ああ」
終始ハテナマークが頭の上に出てきているような感じの表情だったが、やはりこの世にそんなことができるやつはいないのか。ふふふ……。
そこで天才シューツ君は考えた。剣に術式を付与できないかと。
実は俺、魔法を習い始めた時に書き始めたのだ。
前にも言ったが、この体の目は異常にいい。
そして俺は魔法を習った時にそれを確信した。
魔法が放たれる時、その魔法の魔法陣、すなわち術式が見えるのだ。
その見えたものをノートにまとめ上げ、暗記したのだ。
この素晴らしい頭脳を使わずに放っておくわけないだろう?
そして、その術式を付与する方法を探せばいいのだ。それが俺の課題を解決する最高の方法だろう。
さーて無駄な時間は過ごさずに、今すぐに取り掛かろう。
どうすれば、剣に術式を付与できるか……。
術式…付与……。
剣で魔法を放つイメージ……。
頭の中に、使いたい魔法の術式を思い浮かべる。
そしてその魔法専用の魔力を練る。
そしてそれを手から剣に流す……これだ。
魔力の流れは小さい頃から使っているからか、手にとるように分かる。そしてその種類や違いも。
父が言っていたように、常人では無理だろう。第一術式なんて見たりしないだろうし、魔力なんて感じたりとかはしないのだろう。
だが俺は違う! 俺にはできる!
そうと決まれば、まずは……剣探しだ。
サササッ……ピタ…ガチャ──バタン。
侵入成功……よし。
久しぶりだな。父の書斎に無断侵入。
「別に次の朝行けばいいジャーン」
なんていう奴がいるかもしれないが、俺は我慢できるような性じゃない。
思いついたらすぐやる。即断即決だ! うん。
さてと、お目当てのブツはどこかなー。
できれば……そうだな、魔鉱石製みたいなのが欲しい。
そもそもこの世界にあるかどうかは分からないし聞いたこともないが……。
うーん……どこにもないな…………隠し部屋とかか?
壁を叩いたりすれば分かるかな? ほら、スパイみたいにさ。
……コツコツ……コツコツ…コーン
ビンゴだ。
どうやら書斎の向こうに空間があるらしい。叩いた音の反響でよくわかる。
スイッチ……スイッチ……ん? あそこの本だけまだ出っ張っているな。ちゃんと元に戻してくださいよブラインさん。
コトン……ガチャ。
え…あ、これがスイッチだったんかーい。
……ガタン!
お、扉が開いた。これまた巧妙だなぁ。
「さてと、何があるかなー? うわ……すご」
その扉の向こうにあったもの。
それは、父が近衛騎士団で授かった数々の栄誉と、
それに見合うほどのキラキラしたオーラを放つ
名刀たちだった。
そして……その中で一際目立つもの。
紫色に輝く刀身。これだ。
これだけから唯一魔力を感じる。きっとこれがこの世界のミスリルなのだろう。
手に取って確かめる。うん、申し分ない固さだ。魔力伝導率も、悪くない……気がする。
そうと分かればいざ勝負!
さっき思いついた方法を試す。
中級魔法の中でも比較的小規模なもの、前みたいに水浸しになったら申し訳ないから、水属性系は却下。
だとすると……よし。炎壁にしよう。
術式をイメージ……そしてそれに適した魔力を手から……流す!
そのとき、刀身に文字が浮かんだ。頭の中でイメージした術字の一つ一つが。くっきりと映る。
そして、唱える。
「炎壁!」
その瞬間、目の前に巨大な炎の渦、いや竜巻が起こった。
そしてそれは……家の地下から2階まで貫通してしまった! なんて威力だ……ちゃんと調整したぞ?
案の定、ブラインが飛び込んで来た。
「うぉぉぉぉぉ! 何があったぁぁぁ!」
「あ……こ…こんばんはぁ……父さま…」
「魔物か! 魔物が現れたのかぁぁぁぁ!」
「ち、ち、違いますよ父さま! 僕ですよ! シューツですよ!」
「な、何だお前か……で、こんな夜中に何してるんだ?」
「こ…これは……その……すみませんでした!」
「……はぁ。探究心があるのは嬉しい限りだ。だがな。しっかり寝ないと、足腰持たんぞ?」
え……そこ? 家貫通してるんだぞ。
「それで、いったい何の実験してたんだ? 家をこんなにしちゃって……」
気づいてたんですねー。すみません本当に。
「えっと、剣術と魔法を同時にできないかと……」
「……できるわけないと言っただろう。それで結果は?」
「……成功……です」
「…………は?」
信じられないっていう顔をしている。
「お前……それマジかよ」
「はい。大マジです」
「それは……その……とんでもないな」
何がだ? 何がとんでもないんだ。
「いや……ほらな? 普通こういうのは出来ないじゃんかよ」
「……そうなんですか?」
「そうなんですよ」
「何で敬語なんですか」
「それはすまん。ふざけただけだ」
ふざけただけか。ならよし……じゃねえよ!
それで、これで俺はシアを超えられたのかな?
「それで質問なんですが、これってやっぱすごいんですか?」
「……もう…すごいどころじゃないんじゃないか?」
「褒められるほどのものですか?」
「大学でも褒められるんじゃないか?」
そうなのか……ふふふ、ふははははは!
やっと見つけた! 俺の特技! どうやら剣で魔法を使った場合、無詠唱+威力倍増するというメリットがある。
威力が倍増するのは、多分杖と同じ原理だろう。
それにしても、だ。やはりこの世界の魔法は術式が肝心らしい。ならば俺はいつかこの研究をしてみるのもいいかもしれないな。
いつの日だっけか、リリィ師匠に教えてもらったことがある。
「あそこの山を越え、山道に沿って山を下ると、とある都市が見えます。あそこはちょうど魔族領と人間領の境目にありますので、都市内では魔族と人間が入り混じっています」
つまりは○メリカ合衆国みたいな感じか。
「そこの中心地に大学、つまりは私の母校である『ペルシア魔法大学』があります。もしあなたが何かを研究したければ、そこに行くのをおすすめします。
あなたほどのものならばきっと―――」
その後はなんていってたっけ。覚えてないや。
まあ要は、俺が15歳を越えたらそこで研究ができるのだ。
恥ずかしながら、前世の俺の高校の時の夢は研究家だったんだぜ? 笑っちまえるよな……。
ならば今世、その夢叶えてやるさ!
この能力をもっと有効活用できるような研究がしたいなぁ。
今日俺は、この人生の夢を見つけた。
…………――――――…………
母日記
「朝起きたら、家にぽっかり穴が空いていたのだけど、いったい何が起きたのかしら? そう思ってシューツに聞いたら知らんぷりで誤魔化したので問い詰めたら、昨日の夜にやらかしたみたいで……うちの息子はどうしてこうも規格外なのでしょうかねぇ。
ふふふ」




