魔神の力
その日の夜、帝国では第2王子と30万の兵が敗れたのがわかり、軍の重鎮達が呼ばれその中には異様に強者の風格のある五人の騎士達も集められた。
「皆、急に集まってもらってすまない、遠征に向かわせていたガーターの行方が分からなかなった!」
「なんですと!第2王子がいなくなったのですか?」
「ああ、ある街を侵略させる為に派遣した30万の兵と共にだ!」
「帝王様、誠ですか?」
「それもある冒険者にやられたみたいだ」
帝王と軍の重鎮達が話しているとある男が会話に横槍を入れて来た。
「いいだろう!どうせザコなんだからな!」
「おい、キサマ、王子をなんだと思っておるのだ!」
「何って、そんな作戦も遂行できない奴なんて、この帝国にはいらないんだよ!俺たち真の五の剣がいればな」
すると、帝王が。
「わかっておる、わしも死ぬ気で行かせたのだからな」
「帝王様・・・本当にですか?」
「ああ、まぁあいつの代わりならいくらでもいるからいいのだが、問題は敵の姿だ」
「敵ですか?」
「そうだ、その敵は30万の魔物までも屠ったと言うのだ」
「ほぅ、そいつは楽しそうだ」
「そうだな、まぁお前たちなら余裕だろうがな!一の剣よ」
一の剣と呼ばれたのは、帝王のための剣、名を持たず、帝王の命令があればどんな任務もこなす裏の五の剣と呼ばれるもの達だった!
「まぁな、魔王からもらった、この魔神の力があるからな、能力だって今では50万超えているからな」
「おお、それならば怖いものなしだな」
「ああ、魔王もこっちに向かっているみたいだしな!」
「そうか、ではそろそろ全軍で全ての国を落とすか!」
「よし、俺たち裏の五の剣も準備だ!」
「はぁっ!」
「一の剣よ、魔王はいつ到着なのだ?」
「明日の朝には到着だと聞きました。」
「そうか、ならまた明日皆集まってくれ!」
「わかりました!」
だが、この話もある男が聞いていた。
「そうか、なら明日俺一人でちょっと挨拶に行くかな!」
そして次の日。
「みんな、済まないけど先に帰っててくれるか?」
アラタがみんなに帰るように言うと、やはりライラとエルザが止めに来た。
「待って下さい、マスターまた危ないことするのですか?」
「ええ、今のマスターの顔は何か考えているのはすぐわかります」
ライラとエルザには、いやジーク達にもどこに行くか分かられてるか。
「わかってるならいいか、大丈夫、少し挨拶に行ってくるだけだから、みんながバイクで出て1回目の休憩には帰ってくるから!」
「・・・・わっわかりました」
「いいのですか?エルザさん」
「私も嫌です、でもアラタさんは私達の為に行くので、私はアラタさんの帰りをずっと待ってます。」
「・・・エルザさんが言うなら、私も待ってます」
「ありがと!なら少し行ってくる!」
アラタは、そのまま帝国の会議にこっそりと忍び込んだ。
アラタが忍び込む一時間前、帝国には魔王の軍勢が到着し、城の中に招き入れられていた。
「帝王よ、魔神様の力を使いこなせておるのか?」
「いや、我が息子と兵士達で強者だった三人にもしたのだが、どれも失敗だった」
「うむ、では誰も使えぬのか?」
「いや、裏の五の剣と呼ばれるもの達なら全員使え、さらには能力までもありえなく成長したぞ!」
「なるほど」
魔王の話を遮り、帝王が話しかけた。
「魔族の方はどうなのだ?」
「ふっ、我々は幹部や我もそなた達の倍は取り込んどる」
「では、作戦はすぐ進める事が出来るな!」
「そうだな、だが一つ聞いて良いか?」
「ああ、構わないが!」
「我が与えた部下の魔力が突然消えたのだが!」
魔王は、ライラに一瞬で首を切られた部下の事を、帝王に聞いていた。
「それなんだが、ある冒険者がとても強いとかでうちの兵も30万一晩で姿を消したのだ!」
「なんと、我ら魔族と戦えるものが帝国以外にいたのか?」
「いや、わしも信じれんのだ!」
魔王と帝王が、アラタ達の話をしていると、魔族の幹部の一人が異変に気付いた。
「魔王様、何者かがこの部屋に入り込んでいます!」
「なに!」
魔王軍、帝国軍の幹部や五の剣が戦闘態勢に入った、すると部屋の隅でやる気の無い声が聞こえて来た。
「あーあ、バレちゃったよー」
「誰だ、出てこい!」
帝王の五の剣の一人が怒鳴りだした。
「はいはい、そんなに怒鳴らなくてもいいよ。
どうも、はじめまして冒険者のアラタと言います!これ以上悪さをするなら今からお仕置きをします」
「フッ、馬鹿がキサマ一人で何が出来る、だが話を聞かれてしまったので、殺せ!」
「はぁっ」
「あっあいつは、魔王部下達はあいつにやられたんだ!」
「ほぅ、キサマが我の部下をやったのか?」
「そうだよ!お前達は殺しはしないから安心しなよ!」
「馬鹿が、皆いけ!」
「五の剣、お前達もやるのだ!」
帝国の五の剣がいくら魔神の力を手に入れても、魔王軍も魔神の力を使っても、相手が悪かった。
全ての兵は、アラタによって軽々と両足を折られ、両腕
を折られ、魔法の使える者は魔力を根こそぎ奪われ戦闘不能に追いやられた。
「なんだと!我が最強の軍が一瞬だと!」
「わしの五の剣もか!」
帝王と魔王は、自分たちの兵が一瞬で戦闘不能に追いやられた事で、呆然と立ちすくんでいた。
「おい、魔王と帝王、後は二人だけだぞ!」
「くっ・・・・魔王、どうする?」
「わかっておる!どうせ我には勝てぬのだ!」
「そうか、こちらには魔王がいる!」
魔王も帝王も、まだアラタの実力がわかっていなかった、それもそのはずだったアラタはワザと兵士達との戦いを、全力で戦っているようにみせていた。
そのおかげで、魔王も帝王も騙されていた。
すると!
魔王は、魔力を右手に集め指の先から、直径50センチぐらいの魔力弾を放って来た、だが、アラタはその魔力弾と同じ大きさの魔力弾を放って、魔王の魔力弾を消しとばした。
「なんだと、・・・・わかった!こちらも本気でいこう、帝王よこの城を壊すかもしれんが良いか。」
「城など、また下民に作らせれば良い」
だが、帝王が言葉の後、魔王を見たのだがそこには魔王の姿は無く、アラタが立っていた。
「魔王、これでわかったかな!」
「ぐっ何という強さだ!」
「もう、じっと自分の国に帰るんだぞ!」
「・・・・わっわかった!キサマもさっさと消えろ」
「わかったよ!」
アラタは、ゆっくりと部屋から出て行った。
「魔王、本当に諦めるのか?」
「馬鹿いえ、まだまだ魔神様の力を手に入れ強くなって再度作戦をする!帝王お主の五の剣も連れて強くしてくるがいいか?」
「ああ、ではそれまで静かに待つか」
「そうだ、奴は今の我らでは勝てぬ!」
アラタは、すんなりという事を聞いた魔王が信用ならず、ナビさんに魔神の封印場所と魔王の監視を頼んだのだか魔神の封印場所以外ならと監視をお願いし転移で返って行った。




