※外に出ます。
第25話です。
※物語を更新します。
人が多い。
ざわざわしている。
「...重い。」
康太は、トレーを持ったまま立っている。
「...」
端か、中央か。
「...ここで良いか。」
トレーをテーブルに置く。
「ふぅ。」
ポケットに手を入れる。
「...母さん?」
メッセージを見る。
『こーちゃん。
家に砂糖がないわ。』
「....」
『何でも良い?』
康太はスマホを置いた——
鳴る。
「早っ、」
メッセージを確認する。
『友達と会えると良いわね。』
「...」
(友達なんてそんなに要らないわ。)
「...ふふ。」
席に座ると、また鳴る。
『今、暇か?』
「...うーん、」
『暇、なのかな?』
康太はスマホの画面を見つめる。
『どっちだ?』
『どっちとも言えないかも?』
『何だそれ。』
『変なの。』
康太の口角が上がる。
『ごめんね、蒼くん。』
『良いぞ。別に。』
『ただ、暇なら今から遊ばないか?』
———鳴る。
「...あ。」
『やっほー、康太。』
指先が震える。
『どうしたの、瑠衣。』
『あはは♡今、康太どこに居る。』
『教えて☆』
康太の額から、汗が流れる。
『えっと、お家だよ。』
『へぇー。そっか。』
『うん。』
『嘘じゃない?』
『嘘だったら、私、悲しいなぁ~☆』
「...」
『本当は、ショッピングモールに居る。』
『ごめん。』
『へぇー。』
『良いよ。別に、ね。』
「...ふぅ。」
康太の肩がスーッと下がる。
康太の視線が落ちる。
——光が消える。
「だ~れだ?」
「....」
耳に息がかかる。
「あれ?わかんないかな?」
「...瑠衣。」
「あ、わかってるじゃん。」
——光が溢れ、瑠衣が居る。
「あはは☆、やっほー。」
「...やっほー。」
瑠衣は前の席に座る。
「康太に会えるなんて、びっくりだなぁ—。」
「僕も、だよ。」
「あはは☆」
康太は固唾を呑む。
「...いつから?」
「...ん?」
「いや、あの、」
「....あ、そういう事ね。」
瑠衣の口角がゆっくりと下がる。
「今さっき、ちょうど見かけたの。」
「そうなんだ。」
「うん...」
康太の目線が下がる。
「でも、」
「私、会えて、嬉しいなぁ~。」
「....」
「む、無視はひどいよ。康太。」
「あ、ごめん、瑠衣。」
「...うん、今日は許してあげる。」
「ありがとう。」
「だいぶ様になってきてるし...」
ボソッと呟いた。
———
康太は瑠衣の方を見る。
「ちなみに瑠衣は、なんで居るの?」
「....なんとなく?来た感じかな?」
「そっか。」
「康太は?」
「僕も、特にはないよ。」
「ふーん。」
瑠衣は口を両手で覆う。
「つまり、暇なんだぁ、」
「そうなる、かな?」
瑠衣の視線が刺さる。
「じゃあさ....」
瑠衣は口が開いたまま、動かない。
「...瑠衣?」
「....」
「大丈夫?」
「...あ、ごめん。考え事してた。」
「そっか。」
「あ、あのさ、」
「今から、遊ぶ?」
———
※心拍数の上昇を確認しました。
読んでいただきありがとうございます。
次回もお楽しみに。
※物語が生成されました。




