※優等生がパーティーから離脱します。
第15話です。
※物語を更新します。
次の日。
校門からのびる長い坂を康太は歩いている。
「…」
足を止め、校舎を見る。
「…行こ。」
康太はまた、歩き始める。
「こ~うた!」
「ひゃい!」
肩が上がる。
「ふっ。びっくりしたか?」
「あ、如月くん。」
蒼は頬を膨らませる。
「良い加減、蒼って呼べよ。」
「流石に、下の名前は…」
「俺が良いって言ってるだろ!」
康太は視線を逸らす。
「…あ、蒼、くん。」
蒼の頬が、ゆっくりと緩んでいく。
「そう、それ!」
「うぅ。」
「これからは、そう呼べな。」
「が、頑張ります。」
「何を頑張るんだよ。」
蒼の口角が少しだけ上がる。
「あ、如月くん、おはよう。」
「おう、おはよう。」
「蒼、おっはー。」
「おっはー。」
通り過ぎる生徒に挨拶する蒼。
「…」
康太はじっと見つめてしまう。
「何見てんだよ。」
「い、いや。」
視線が重なるが、逸らす。
「…康太?」
蒼の顔が近寄る。
「何でもないよ。」
「…そうか。」
「うん。」
離れる。
「ふぅ。」
「あーくんって誰とでも仲良くなるよね。」
「う、うん。」
「近いよね。」
「そうなんだよね。」
(…ん?)
康太の足が止まる。
「…何言ってるんだ?来夢。」
康太は振り帰る。
「あ、あーくん。おはよう。」
「おう。」
視線が重なる。
「おはよう、鳥羽くん。」
「…お、おはよう。阿川さん。」
「…ふふ。昨日ぶり、だよね。」
「う、うん。昨日はありがとうね。」
「ふふ、何がありがとうなの?」
「あ、そうだね。えっと…」
「大丈夫だよ、鳥羽くん。私、わかってるよ。」
「…あはは。」
「うふふ」
蒼の頬がまた、膨らむ。
「なんかお前ら、仲良くないか?」
「ふぇ?」
「てか、近くないか?」
「えー、そうかな。」
「そうだよ。」
蒼が、康太を見つめる。
「…本当か?」
「蒼、くん?」
「康太、来夢となにもなかった…か?」
「えっと…」
康太は、一歩下がるも、詰められる。
「…」
来夢の方を見ると、笑う。
「あーくん、その辺にしとこ。」
「あぁ?来夢、お前康太に何か――」
「してないよ。」
「…本当か?」
「してない。…信じられない?」
蒼は、もう一度康太を見る。
康太はまた、来夢を見る。
来夢は―――
指先を口に当てる。
「何もなかったよ。」
「本当だな?」
「うん。」
「…そっか。」
蒼の肩が下がる。
「なら、スッと言えよな!」
康太の背中を叩く。
「痛い!」
「あ、あーくん、暴力反対。」
「良いんだよ。俺と康太の仲だから。な?」
「う、うん。」
「鳥羽くん、嫌な時は嫌って言わないとダメだよ。」
「何!?康太は俺と仲良くしたくないのか?」
「え?そんな事ないよ?」
「えー。そうかな?」
「…康太?」
蒼の口角が下がる。
「ないよ!如月くんのと仲良くしたいよ!」
「また、如月って呼んでる…」
「あ、えっと…」
「っぷ、ふふふ。」
康太のポケットが揺れる。
―――メッセージが届きました。
―――
※イベントが発生します。
読んでいただきありがとうございます。
次回もお楽しみに。
※物語が生成されました。




