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「じゃ、とりあえず帰れ。仕事あるだろ」
今さらながら、これ下どうなってるの。私ら全部すっぼかしてるけど。特に学院とか。
「ユイたちがなんとかしてくれてます」
「重労働じゃない?」
「大丈夫じゃないですかね」
回答に不安しかないんですけども。大丈夫かな。なんかあとで怒られそうじゃない?
「怒られてもゼクトなので」
「毎回俺が叱られるのおかしいだろ」
「主の責任は部下の責任だから」
普通は逆だよ。いや、上の罪擦り付けられてとかはあるだろうけどもね?
「何かあったら連絡しろ」
「はいはい。何もないことを祈るよ」
別れもほどほどに転移魔法で戻ってくるけど、なんでハゼルト邸? いや、楽なのは分かるんだけどさ。
「てか、天帝に結局会えてない」
「いましたよ?」
「隠れてたな」
いたんだ。隠れずに出てくればよかったのに。さすがに気まずかったのかな。結局謎も多いし、なんなんだか。
「天帝はいたならなんで出てこなかったの?」
「ヴァーミリオンがいたからじゃないかな。創造主たちに怖がられてるし」
「あいつ大丈夫なの?」
「怖いもの知らずが多いから平気だろ。どこぞのバカなんて襲いに来たぞ」
相変わらずよく分からない種族だな……。あと魔界の警備はどうなってんのよ。
「終わったって実感もないよね」
「……俺ら、まともに卒業式やってないけどな」
「あれはまぁ、仕方ないからね」
「オリヴィエ、つまらないから問題起きろって言ってたの聞こえてたからね」
本当に問題起きちゃったんですけどね。それに、まだいろいろと疑問も残るし。
「まぁ、とりあえずはいっか」
今は無事に終わったことを喜びたいし。いろいろあったけど、楽しかったしね。ちょっと複雑すぎて混乱するけど……。
ゲームだったらここで終わり、ハッピーエンドとなるけど、これは現実。これからも続いていくし、また問題も起きるだろうけど、みんなでなら大丈夫かな。
六月一日から投稿を開始して約七ヶ月半ほどですかね。「そんなのシナリオにありません」これにて完結となります。
元々第一作をリメイクしたいということでまた書き始めたこの作品、相変わらずのグダグダでした。そして圧倒的に短い(いろいろと切り取るとこんなに短くなるんですね)。第一作から来てくれた方からすれば、追加されてた設定もあれば消されてる設定もあったり。ここの書き手はまとめるということができないのですかね。またしばらくすればリメイクを出してたりするかもしれませんが、そのときは「またやってんな……」と温かい目で見守ってください。
それではまた、会えたら別作品で。あらためて、約七ヶ月半ほど、ありがとうございました。




