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愛の力  作者: peach-pit
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7/13

尋人の気持ち

私は家に入った後、自分の部屋に戻った。



そしてベッドに横になる。




・・・そういえば尋人(ひろと)からメール来てたな。




私はハッと思いだし、ポケットから携帯を取り出す。




携帯を開き、メールを作成する。





『いいけど?』




ピッ




送信した。





でも・・・どうしてこれから会うのかな?



こんな朝早く・・・。





♪〜ピロピロピロ




すぐに返事が来た。




私は受信箱を開く。





『じゃあ○×公園に来て』




『分かった』





私は送信し終えると着替え始める。




さすがにパジャマわね・・・。





Tシャツにスカート。普通の格好だ。





私はその姿で下へと階段をおりて行く。




「どっか行くん?」




声を聞いた瞬間ビクッと肩があがる。




振り向くとお兄ちゃんがいた。





「何その反応」


「び・・・ビックリしただけだし!」




私はなぜか逃げてしまった。




なんで・・・?



自分でもわからない。






いつのまにか公園に着いていた。




公園のベンチに尋人(ひろと)がいた。




「よっ」


「うん」




私は尋人(ひろと)の横に座る。




「どうしたの?」


「・・・結果どうだった?」




・・・結果?



何の?




言ってる意味が分からない・・・。





「え?」


「オーディションの結果だよ」





あ〜!!



そうゆう意味かぁ。





「合格したよ♪」




私はにっこりと笑い、右手でピースする。




「そうか。俺も♪」




尋人(ひろと)もピースする。




「マジ?!やったじゃん♪」




私が盛り上がっているにもかかわらず、尋人(ひろと)は俯いている。




「・・・尋人(ひろと)?」




私は首を傾げる。






ギュッ・・・。





すると俯いていたはずの尋人(ひろと)が私の手を握っている。





私は尋人(ひろと)に握られている自分の手を見て、尋人(ひろと)の顔を見る。





尋人(ひろと)の顔は真剣だった。





私の顔をジッと見つめている。




「ひろ・・・っ」 「愛理(あいり)」





私の声と尋人(ひろと)の声が重なった。





「好きだ」





「え?」





す・・・き?




私夢でも見てるの?




ついさっきもお兄ちゃんに告白されたばっかじゃん・・・。




これは夢。



そう・・・夢よ!





「う・・・そ」


「なんで嘘つかなきゃいけねーんだよ」




真剣だ・・・。




どうしよう・・・。



現実のことなのかな・・・。




「あの・・・っ。その・・・っ」




私は動揺してしまう。





「急でビビったか?」



「へ?」




少し笑いだした尋人(ひろと)。




「冗談だよ」



「え?!」




私は目をぱちくりさせる。




「じょ・う・だ・ん!」




尋人(ひろと)はニッコリと笑う。




冗談・・・?!




は?!




からかうのもいい加減にしてよッ。




どんどんイラだってくる・・・。





「冗談ってなによ・・・」



「え?」



「なにそれ・・・。冗談な気持ちで告白なんてしないでよッ!」




私は目に涙を溜めていた。




「愛理(あいり)!ちがっ・・・!!!!」




私は座っていたベンチから立ち上がった。





「じゃあね。もう会えない・・・。さようなら」




私は走り出した。




「愛理(あいり)!!」




私は尋人(ひろと)の声を聞かなかった。





・・・いや。聞けなかった。





今まで信じていたはずの尋人(ひろと)に裏切らたから。




あんな人だとは思わなかったよ・・・。








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