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兄に対しての私の気持ち
私の体は今お兄ちゃんに抱き寄せられている。
ただ抱き寄せられているだけなのにどうして顔が熱くなるの?
どうしてドキドキするの・・・?
「落ち着いたか?」
はっ!
私は隼人兄ちゃんの声で我にかえった。
「う・・・うん!」
私は動揺してしまう。
隼人兄ちゃんは体を離した。
「やっぱり・・・ダメか?」
寂しそうな顔で問いかけて来る。
「・・・」
私は俯き、黙り込む。
・・・お兄ちゃんのことは好きだよ?
でもそれはあくまできっと兄妹愛という意味でだよ。
「ごめんなさい・・・」
私は俯きながら小さな声で言った。
「そっか・・・。愛理」
「ん?」
私は顔をあげる。
「好きな奴いるのか?」
「え?!」
何で急にそんなこと?!
驚く私。
「い・・・!いないよ!!!!!」
私は必死で首を横に振る。
「今いなくても、出来たら幸せになれよ」
真剣な顔で言う隼人兄ちゃん。
「・・・お兄ちゃんもね?」
「ああ」
お兄ちゃん・・・。
あなたの気持ちにこたえられなくてごめんなさい。
私は今好きな人なんていないけど絶対幸せになるよ。
だから・・・お兄ちゃんも絶対幸せになってね・・・。
私はお兄ちゃんの部屋で眠りこんでしまった・・・。




